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211.松竹(46〜59年)

2012.09.14

安城家の舞踏会 1947 松竹

吉村公三郎、新藤兼人の近映コンビでお送りする松竹映画。
終戦直後、斜陽貴族のお話。


安城家の家屋敷が人手に渡ることになった。
最後に娘の敦子は栄華を誇った古き良き時代の思い出に舞踏会を開く。
当日、家を売らずに済ませたい安城家当主忠彦は資本家の新川を招待して、何とか借金を肩代わりしてもらおうと画策する。
しかし新川は没落した安城家にとっくに見切りを付けていて、安城家の長男と娘の婚約を破棄する。
息子の正彦は新川への復讐に燃え、新川の娘を温室に連れ出し、貞操を奪ってしまう。


滝沢修の老人ぶりが目を見張らせる。
原節子はいつもの通りだっただけに劇団民藝や吉村新藤組ともギャップが凄い。


監督 吉村公三郎
脚色 新藤兼人
原作 吉村公三郎
製作 小倉武志
撮影 生方敏夫

出演
滝沢修 (安城忠彦)
森雅之 (正彦)
逢初夢子 (昭子)
原節子 (敦子)
津島恵子
日守新一
清水将夫
神田隆
殿山泰司
空あけみ

2012.09.08

本日休診 1957年 松竹

井伏鱒二の人情ものを原作に、普段は越後屋的商人役が多い柳永二郎を主役に抜擢した松竹と渋谷実監督の傑作映画。

戦後のドサクサ期の「赤ひげ」ものだ。
本日休診の札を掲げて一日のんびりしようとしても、急患は次から次へと絶えない。
そして、病人それぞれに人生の問題も抱えていて、先生はカウンセリングまでしなければいけない。

実際は小津監督の「東京物語」の山村聰のように人生にくたびれた医者ばかりだったはずだが、
柳永二郎の三雲先生に限ってはどんなにくたびれても希望を失わない。
最後に、戦争のおかげで気が変になった勇作に号令を掛けさせて飛んでいく雁に敬礼するシーンは印象的。

佐田啓二と鶴田浩二の共演も珍しい。


監督 渋谷実
脚色 斎藤良輔
原作 井伏鱒二
製作 山本武
撮影 長岡博之

出演
柳永二郎 (三雲八春)
増田順二
田村秋子 (湯川三千代)
佐田啓二 (湯川春三)
角梨枝子 (津和野愁子)
鶴田浩二
淡島千景
中村伸郎
十朱久雄
長岡輝子
三國連太郎 (傷痍軍人)
岸惠子
多々良純

2012.07.31

君の名は 第一部 1953 松竹

お風呂屋さんが空っぽになったほどのラジオドラマの映画化。

1945年東京大空襲の夜、数寄屋橋で互いに名乗らず再会を約して別れた後宮春樹と氏家真知子は、半年後会うことはできなかった。
佐渡島の料亭の娘・綾の協力で、真知子は春樹を探し求めて遂に二人は再会したが、その日は真知子と浜口勝則の結婚式の前日だった。
やがて春樹は役所の上司に転任してきた勝則に失職させられる。
真知子は離婚を決意するが、そのときすでに勝則の子を宿していた…。


総集編でなく、三部作を見るのは初めてである。
川喜田雄二が結婚前優しかったのに、結婚してしまうと横暴な夫になってしまう浜口役を好演。
夫の豹変は、いかにもありそうな話だった。


監督: 大庭秀雄
原作:菊田一夫
脚本:柳井隆雄 
撮影:斎藤  毅 
音楽:古関裕而
主題歌:織井茂子

出演:
氏家真知子:岸惠子
後宮春樹:佐田啓二
綾:淡島千景
後宮悠起枝:月丘夢路
加瀬田修造:笠智衆
浜口勝則:川喜多雄二
信枝:望月優子
梢:小林トシ子
あさ:野添ひとみ

2012.07.27

真実一路 1954 松竹

山本有三の名作を川島雄三が先日亡くなった淡島千景主演で映画化。
母になってさえも女でいることを捨てられなかった女の真実一路を描く。


義夫は父と姉と三人暮らし。
急に最近、知らない女性が馴れ馴れしく近づいてくる。
それは別れた実母だった。
やがて父が病気で亡くなると、親族会議で実母が家庭に戻ることになった。
しかし実母には腐れ縁の愛人がいた。


息子の観点から見ると、これではぐれてしまうと思う。
しかし最後に運動会で一等を取ったのは、それだけ母の存在が彼にとって希薄だっただろう。。


監督 川島雄三
脚色 椎名利夫
原作 山本有三
撮影 高村倉太郎
音楽 黛敏郎

出演
山村聡 (守川義平)
淡島千景 (守川むつ子)
桂木洋子 (守川しず子)
水村国臣 (守川義夫)
須賀不二男 (隅田恭輔)
毛利菊枝 (河村うめ)
市川小太夫 (河村弥八)
多々良純 (河村素香)
佐田啓二 (矢津先生)

2006.12.31

顔 1957 松竹

松本清張先生の映画化第一作だそうだ。

☆ネタバレ

原作は倒叙型推理小説(刑事コロンボのようにはじめに犯人を読者に知らせておいて、探偵がそれを明らかにするプロセスを楽しむもの。)である。
男が女を田舎で殺すが、第三の人物に顔を覚えられたのではないかと不安に感じ、第二の殺人を計画する。

それがどうだろう。映画では犯人役が岡田茉莉子である。
女の細腕で(今では貫禄豊かな彼女も当時は、冷たい感じのするスレンダー美人だったのだ。)連続殺人なんてできるだろうか?
せっかく清張さんが作り上げた筋書きが、破綻しまくっている。
清張さんも映画化第一作ということで、言いたいことを言えなくて、監督のやりたいがままに任せている。

この作品を見ると、これ以後、清張さんが口を出す原作者になったのは頷ける。

出演
大木実 (石岡三郎) 殺人事件の証人
岡田茉莉子 (水原秋子) モデル。殺人事件の犯人
笠智衆 (長谷川刑事) 東京へ出てきて事件を追う田舎刑事
森美樹 (江波彰) 野球選手。秋子の恋人
宮城千賀子 (三村容子) 秋子の先輩
佐竹明夫 (小島刑事) 警視庁刑事。長谷川刑事の良き理解者
松本克平 (石渡部長刑事) 警視庁。長谷川刑事をはじめは馬鹿にしているが。
千石規子 (久子) 飲み屋の女将。秋子の理解者。
小沢栄 (加倉井) 容子のパトロン。
山内明 (飯島哲次) 第一の被害者、にらまれただけでなぜか死んでしまう。
細川俊夫 (牧野)
内田良平 (前田記者)

監督 大曾根辰夫
原作 松本清張
脚色井手雅人 瀬川昌治
撮影石本秀雄
音楽 黛敏郎

2006.11.26

眼の壁 1958 松竹

いつもながら優柔不断そうに見えて、実はしつこいサラリーマン佐田啓二がわがままにも、業績不振な会社を休職してまで、挑む経済界の謎。

会社の手形をパクられて、責任を感じた経理課長が自殺した。会社の顧問弁護士西村晃は世間体が悪いと言って、手形をパクった犯人を訴えようともしない。仕方なく佐田啓二が個人的に金融業者を探索してみると、謎の美女鳳八千代と出会う。やがて彼は政界のフィクサー舟坂氏が事件に関係していると推理して、張り込んでいると、再び鳳と出会ってしまう。彼女は事件に関係しているのだろうか。

今や手形のパクリとは何か知らない人も多いだろう(「ミナミの帝王」のファンは良く知っていよう。)が、当時はまともな会社でも被害を受けた。
いわばトレンディーな話題だったのだ。
本作品は「点と線」と同時に松本清張が著していたもので、経済犯罪ものの最初である。
のちにこのジャンルは社会派推理小説と呼ばれるようになる。

鳳八千代は宝塚歌劇団で朝丘雪路の二年先輩であるが、朝丘に後れて松竹に移籍している。
この作品が松竹専属第一回作品。
朝丘は多分後輩と言うことで、ゲスト出演したのだろう。
高野真二の新妻役朝丘雪路の方が地味な鳳八千代よりはるかに華やか。

しかし鳳八千代の方が陰影がある。
演技力では圧倒的な差を感じる。
正直言ってはじめは誰だかわからなかった。
それは、それだけ目立ってはいけない役だったから。
ラストシーン(鳳八千代の台詞)にはとくに印象的だった。


出演:
佐田啓二 (経理課次長萩崎)
鳳八千代 (金融業者の秘書上崎絵津子)
高野真二 (新聞記者田村)
朝丘雪路 (その許嫁章子)
宇佐美淳也 (政界の黒幕舟坂の事務長山崎)
渡辺文雄 (レッドムーンのバーテン山本)
西村晃 (瀬川弁護士)
多々良純 (競馬好きな?老人田丸)

監督 大庭秀雄
脚色 高岩肇
撮影 厚田雄春


2005.09.04

伝七捕物帖 人肌千両 1954 松竹

十二代将軍家慶の治世。 前触れの矢文を放ち、お江戸を暴れ廻る盗賊「疾風」。 遠山左衛門尉、必死の探索もはかばかしくない。 ある日、疾風の矢文が旗本大野柳斉のもとへやってきた。 大野は妾の兄伊丹と池ノ端の万五郎に警護を依頼する。 若き日の伝七も万五郎配下として参加していた。

歌うスター高田浩吉の当たり狂言だ。
この作品はシリーズ最初の頃のもので、高田演ずる伝七とお俊が夫婦になる前のエピソードだ。
お俊は月丘夢路が演じる。
のちにこの役は草笛光子や福田公子らも演じている。

松竹時代劇というのは、なかなかスターを揃えられないのだが、
この作品は大映から長谷川裕見子を借りてきて(のちに東映に移籍)、
悪女に抜擢しているのが成功している。
のちの船越英二の奥方である。

キャスト
高田浩吉 (若き日の黒門町の伝七)
薄田研二 (伝七の親分、池の端の万五郎)
月丘夢路 (恋人お俊、万五郎の娘)
若杉英二 (遠山左衛門尉)
伴淳三郎 (下っぴき、獅子ッ鼻の竹)
三島雅夫 (有力旗本大野柳斉、最初に3000両盗まれるが・・・)
藤代鮎子 (妾お越、すぐ殺される)
長谷川裕見子 (妾お蘭、大映からの客演だけに裏はありそうだ。)
近衛十四郎(お蘭の兄?伊丹重四郎、伝七は早くからこの男に目をつける。)

スタッフ
監督 : 松田定次
原作 : 捕物作家クラブ(土師清二、佐々木杜太郎、野村胡堂、城昌幸 、陣出達朗 の共作)
脚色 : 成澤昌茂

2005.02.12

張込み 1958 松竹

野村芳太郎監督の出世作。
松本清張の短編が原作で、橋本忍(「七人の侍」「砂の器」他)が脚本。

ユニークな作品である。
高峰秀子、大木実の主演だが、たとえば高峰秀子の傘を回すシーンが印象的。
そのようなシーンは原作にはなかった。

大木実の恋人(高千穂ひずる)の話も映画のオリジナルである。
小説ではただ「家族」としか述べられていず、女房持ちかと思っていた。

天下の橋本忍脚本だけに、松本清張もOKを出したようだ。
あるいは松本清張本人がアイデアを出したか?

ただし原作の方が素晴らしい
小説は川端康成調の文体で、押し切ってしまう。
さすが芥川賞作家の面目躍如だ。
これが彼にとって最初の推理小説だった。

文体のもつ余韻を、映画で説明してしまうと、味も素っ気もなくなってしまう。
高峰秀子を出演させながら、セリフを抜きにしてしまうわけにも行かず、仕方がなかったのだろうが。

出演
大木実
高峰秀子
田村高廣
宮口精二
松本克平
高千穂ひずる

2004.09.21

欲(1958) 松竹

森繁久彌の数少ない松竹出演作。

監督:五所平之助
原作:尾崎士郎
脚色:猪俣勝人、長谷部慶次
出演: 伴淳三郎轟夕起子、富士真奈美、森繁久彌三國連太郎、渡辺文雄、須賀不二男、千田是也、水原真知子、関千恵子、横山エンタツ

金玉の話だ(笑)
伴淳三郎は不老不死の薬の開発をしている。
問題は原料すなわち金玉だ。
一儲けするために欲の皮が突っ張った轟夕起子、森繁久弥、三国連太郎が金玉集めにかけずり回る。


森繁久弥(インチキ社長)と若い渡辺文雄(新聞記者)の絡みを楽しみにしていたが、あまり見せ場はなかった。
しかし森繁と三国連太郎(街の写真屋)の絡みはたっぷりだ。
富士真奈美(博士の娘)は若い頃から既に富士真奈美だったようだ。
化粧を濃くしたら、今の顔になる。

2004.08.10

逃げだした縁談 1957 松竹

笠智衆が例によって妻に先立たれた、お人好しでたたき上げの父親を演じている。

松竹には珍しい派手な美人・杉田弘子が長女、
田浦正巳がたよりなげな長男、
色男の清川新吾が次男役だ。
共演は係長笠智衆を追い抜いて課長に出世する、杉田の恋人に、(のちに交通事故でなくなる)高橋貞二、
怪しい発明家役に三井弘次、
田浦正巳の恋人に小山明子、
社長の愛人に幾野道子、
清川新吾が恋をする令嬢に桑野みゆき。

監督* 穂積利昌
脚本* 斎藤良輔 * 芦沢俊郎
音楽* 万城目正


「父は鼻血を出すので会社をクビにしてくれ」と、子供たちが揃って社長に談判したのには笑った。
笠智衆にコミカルな演技は似合わない。
周りがコミカルにすればいいのだ。
そういう受けに入ったときに笠智衆は最強のコメディアンになる。
それなのに多くの演出家が彼に笑いを取らせようとして失敗する。

出てくる女の子は誰も美人だ。
しかしブスも出さないと笑いが取れない。
そこで美人に眼鏡を掛けさせて無理矢理不美人にしている。
松竹も姑息なことをする。

三井弘次は今回は奇抜な服装で、東宝で言えば三木のり平の役回りだ。
ちょっと無理があったかな。
酔っぱらわせたら右に出る人はいないのだが、今回は酒を飲むシーンもなかった。

松竹家庭劇だが初期テレビドラマの味わいがあった。


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