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230.日活映画

2013.07.13

警察日記 1955 日活

監督 久松静児
脚色 井手俊郎
原作 伊藤永之介
撮影 姫田真佐久
音楽 団伊玖磨

出演
森繁久彌 (吉井巡査)
三島雅夫 (署長)
十朱久雄 (主任)
織田政雄 (主任)
殿山泰司
三國連太郎
宍戸錠
伊藤雄之助

小田切みき 
東野英治郎
岩崎加根子
飯田蝶子
杉村春子
多々良純
沢村貞子
二木てるみ (子役)
千石規子

裕次郎が入ってくるまでの日活映画は実に渋い。
ときに傑作を作る。

会津の田舎警察署で起こる群像劇。
事件らしい事件は起きない。
無銭飲食、違法労働斡旋、政治家の接待そして迷子。

森繁久弥巡査は、ずっと迷子の二木てるみの世話を見ている。
沢村貞子が経営する旅館が預かってくれることになったが、そこへ実の母が現れる。
しかし彼女は貧しくて名乗りを上げられないという。
そこで森繁が娘をちょっとだけ連れだし、新米巡査宍戸錠運転の車に同乗している母に見せてやる。

今の地方警察にこんな情があるだろうか?
いや、当時からほとんどなかったのだろう。
だから映画になったのだ。

モグリの労働斡旋業者を労働局と警察が取り合いをするあたり、昔から縦割り行政があったのだなと感じさせる。
一度は村娘岩崎加根子を違法労働から救ってやった三國連太郎巡査だったが、結局はやはり工場に安い金で売られていく。
三國が自分の無力を痛感するシーンも印象的。

なにしろ森繁久弥と三國蓮太郎が共演しているのだ。
出来が悪いわけがない。



2013.01.20

競輪上人行状記 1963 日活

直木賞作家・キックボクシング評論家で浄土宗僧侶でもあるマルチ文化人の祖・寺内大吉の小説を映画化したもの。

日活はこの時期、アクション一辺倒からあたらしい路線を模索し、このような佳作をよく作っていた。

寺の次男坊で教師をやっている春堂は、兄の急逝で呼び戻される。
しかし犬寺と笑われても本堂の再建を急ぐ父や義姉の姿が浅ましく思われて、集金したお布施を競輪に突っ込んでしまう。
やがて父は死に、義姉は息子が父の子だと告白する。
春堂はますます競輪にのめり込み、寺の権利を呑み屋に巻き上げられてしまう。
彼は起死回生を賭けて最後の大勝負に出る。


ラストで春堂は競輪の予想家に転身するが、その横で予想を一枚ずつ売っているのが、春堂と一緒になる娘で、デビュー間無しの伊藤アイコが演じている。

ぼーっとした少し弱い子で義父に性的虐待を受けて春堂に保護される役だが、本人は当時14歳、弘田三枝子や田代ミドリと同じミルクティーン世代のロカビリー歌手である。

その外見とは違い、パンチのある豪快な歌声を聞かせていた。
ヤマハポプコンで優勝したり、のちにペギー・マーチと競作になる「忘れないわ」をヒットさせたが、布施明が「シクラメンのかほり」をヒットさせて、世の中がニューミュージック時代に移行してからは、ヒットになかなか恵まれず、五木ひろし、八代亜紀を輩出した全日本歌謡選手権を難なく10週勝ち抜いたにも関わらず、いまだ地味な仕事を重ねている。


監督 西村昭五郎
脚色 大西信行 今村昌平
原作 寺内大吉
撮影 永塚一栄
音楽 黛敏郎

出演
小沢昭一
加藤嘉
南田洋子
高橋昌也
高原駿雄
初井言栄
伊藤アイ子
加藤武

「忘れないわ」

2012.12.28

光る海 1963 日活

凄いメンバーを揃えた日活青春映画。
高校生以来の再見だったが、すっかり筋書きを忘れていた。
しかしラストシーンだけはよく覚えている。
翌日、登校時に電車の窓から見えた光る海をまるで昨日のように思い出す。


美枝子と和子と野坂、浅沼は大学の同窓生。
美枝子は野坂をひそかに思っている。
卒業パーティーの夜、バッグを届けてくれた彼を誘って銀座で母雪子が経営するバーへ行き、その帰りに二人は口づけを交わす。
浅沼は海外長期出張を前にして同棲相手が臨月に入り、和子と野坂に相談する。
和子は会社の同僚であり、社長の姪であったため、うまく取りなしてもらい、無事結婚式を挙げ、男の子を出産する。
和子はその夜、野坂を家に誘い、彼に対する愛情を意識する。
一方、雪子は和子の伯父矢崎の妻信子からガンのため余命幾ばくもないこと、死後夫の面倒を看てやって欲しいことを突然、告げられ絶句する。
美枝子も信子に面会して、雪子の再婚をほのめかされ、嫉妬にも似た複雑な感情を味わう。
和子の妹久美子は姉の心情を慮って、野坂と結びつけるための策略を練る。
その甲斐あって二人は婚約する。
二人はまず美枝子に連絡する。美枝子は二人を祝福したが、電話を切った後で泣き崩れるのだった。


吉永小百合若干18歳の作品。
珍しく浜田光夫には、ふられてしまう。
吉永の演技は力みが入って青いが、石坂洋次郎原作の難しい台詞を難なくこなし、女優らしさを感じさせる。
アイドルから女優へ一皮むけた作品だと思う。

田中絹代、高峰三枝子、吉永小百合という三代女優が語り合う姿はおそらく最初で最後だったろう。
実際より4つも年上の役であり、ハイリスクだったが、これだけの豪華共演陣だったのであえて挑戦したと思う。


監督 中平康
脚色 池田一朗
原作 石坂洋次郎
撮影 山崎善弘
美術 松山崇
音楽 黛敏郎

出演
吉永小百合 (石田美枝子)
高峰三枝子 (雪子)
浜田光夫 (野坂)
十朱幸代 (葉山和子)
和泉雅子 (久美子)
森雅之 (矢崎)
田中絹代 (信子)
山内賢 (向井)
和田浩治 (浅沼)
松尾嘉代 (栄子)
奈良岡朋子
ミヤコ蝶々

2012.11.07

生きとし生けるもの 1955 日活

何の気なしに見ていたが、最後には泣いてしまった。
はじめは名も無い小市民が起こした小事件を描くつまらない映画と思ったが、途中から労働争議がらみの共産党映画かと思い、最後になって実は山本有三風の感動作だと気づく。
吉永小百合、山口百恵といったアイドル映画の巨匠西河克己の日活第一回監督作品だそうだ。

曽根鉱山経理課に勤める民子は、賞与支給日にある社員の賞与を1万円少なく詰めてしまう。
その人は自ら申し出たが、現金残高を調べると誤差はなかった。
すると誰かの袋に1万円多く入れたことになるが、誰も申告してくれない。
結局、民子が責任を取って1万円を弁償した。
靖一郎はその夜、賞与を見て1万円多いことに気づく。
一度は会社へ出向き返そうと思うが、弟令二の学費を滞納させていた靖一郎は、結局ねこばばしてしまう。
良心の呵責に悩む彼は民子を呼び出して真実を語ろうとするが、友人の恵美がお見合いと勘違いしたため、何も言えなかった。
そして、デートを重ねる内に彼は民子を愛してしまった。
ところが民子は社長の息子夏樹に秘書として抜擢され、そのうえプロポーズまでされてしまう。
靖一郎はその事態に至っても、民子に何も言えない。
正義漢の強い弟令二が真相に思い当たって兄を詰問しているところを民子に見られて全ては露見する。
令二は春から曽根鉱山に就職して北海道の炭鉱に行かされる。
彼は大学卒の社員なのに組合活動にのめり込み、ストライキを先導する。
結局、ストは妥結するが、令二は会社に全責任を取らされて会社に辞表を提出する。
最後に令二は交渉相手だった夏樹と社長のもとに乗り込み、兄と民子の仲を割こうとする夏樹の横暴をぶちまける。
しかしそこで顔見知りの老人遠藤から意外な真実を聞くことになる。


西河は松竹大船の助監督時代からシスター映画(併映用の中編映画)の監督をしていたが、長編映画の監督はこれが初めてだった。
松竹はそれだけ層が厚かったのだ。
しかし長編第一作で、こんなに難しい作品を撮るとはただ者ではない。

山本有三の未完の大河小説を黒澤映画の名脚本家橋本忍が脚本化して、さらにそれを監督の西河自身が脚色しているそうだ。
山本有三は「路傍の石」もそうだが途中で作品を投げ出す癖があるようだ。
橋本、西河脚本はそれを見事に完結させている。
この原作は映画になるべくして生まれてきたのだ。

クレジット順での主役は三國連太郎だが、この映画にはっきりした主役はいない。
しかし群像劇でもない。
それぞれがはっきりとした存在価値を持っている。
「生きとし生けるもの、いづれか歌を詠まざりける」(紀貫之、古今和歌集仮名序)
原作の題名に当てはまるように、監督は一人一人を丁寧に描き分けている。

三國連太郎はしがない労務担当のサラリーマン役で、最後まで優柔不断だ。
いつもの三國なら爆発しそうなものだが、今回は押しが弱くて一切控えめである。
だけど最後には、そんな自分の殻を打ち破りたいと思う。
社長役の山村聰は息子に厳しいようでいて寛大な父親を演じ、一方その息子役の山内明は若くてとんがった野心を抱く資本家である。
三國と山内にはさまれた民子役の南寿美子は結局三国が決意するのを待ち続けるつもりだ。
あき子役の東谷暎子は山内を愛し、彼の心が民子から自分に向く日をいつまでも待っている。
若き日の北原三枝は勝ち気でしっかり者だが、彼女さえ勘違いしなければこんな事態には至らなかった。
笠智衆は何故日活映画に出ているのかわからなかったが、実は社長と弟をつなぐキーパーソンであり最後に一番美味しいところを独り占めしてしまった。
ほかにも轟夕起子、村瀬幸子、宇野重吉が顔を出す。

組合運動に挫折する弟役の三島耕(「太陽の季節」)を監督は重視していたのではないかな。
この頃の三島耕は筋は通っているが思い通りにならずやけになる青年役がぴったりだ。
兄に変わって不平不満を山内にぶつけるが、最後に笠智衆に「若者がいつまでも後ろ向きになるな」とやんわり諭される。
世の中も組合運動、社会主義運動全盛期から朝鮮戦争が始まり神武景気、岩戸景気へと移っていった。
そういう時代の曲がり角の映画であった。

若い女優三人のうち北原三枝以外の南寿美子(「月がとっても青いから」)と東谷暎子(「太陽の季節」)をよく知らない。
二人とも日活映画には出ていたが、東谷は60年代にはもうスクリーンから消えたようだ。
南は主役を演じたこともあるが、ロマンポルノでもバイプレーヤーとして出演していた。
二人とも好みなのだが、日活のアクション映画には合わなかったのだろう。


監督 西河克己(吉永小百合版と山口百恵版の「伊豆の踊子」)
脚色 橋本忍(「羅生門」) 西河克己
原作 山本有三 (「路傍の石」)
製作 岩井金男
撮影 高村倉太郎

出演
山村聡 (社長・曾根周作)
山内明 (その息子・曾根夏樹)
東谷暎子 (息子を愛する香取あき子)
轟夕起子 (社長の相談相手・南ゆき子)
三國連太郎 (優柔不断な伊佐早靖一郎)
三島耕 (正義漢の弟・伊佐早令二)
南寿美子 (兄を愛する菅沼民子)
村瀬幸子 (民子の母さと)
北原三枝 (社長秘書八代恵美)
笠智衆 (遠藤老人)

2012.09.18

落葉の炎 1965 日活

日活映画にしては変わった作りの映画。
前半はとても良かったのだが、後半はだれてしまったのが残念。

学生信次が不良娘冬子と出会ったのは外人クラブ。
そこでやり合う白人と黒人の間に割って入ったのが冬子。
そして踊り狂っていた。
その姿にうっぷんを晴らし信次は冬子に一目惚れするのであった。
互いに接近して、ある日お互いの影の一面を見せ合おうと約す。
信次は冬子をバーへ連れて行った。彼の母がそこのマダムで夜な夜な別の男と寝ていることを明かす。
しかし冬子は激しく踊り狂うだけであった。
しばらくして彼女も自分の正体を明かした。
実は暴力団親分の娘で親に背き、日々ヤクを打ち、外人相手に寝ていたのだ。


前半はフィルムノワールの音楽映画の乗りであった。
ロックンロール以前のジャズ系の音楽だ。
日活映画を見直した。
それだけに冬になってからの静かな北海道の修道院シーンは音楽的にもクラシック中心で残念。
原作がそうなっているのだからしょうがないが。


監督 前田満洲夫
脚色 星川清司 山中耕人
原作 黒岩重吾
企画 浅田健三
撮影 間宮義雄

出演
山内賢 (鈴掛信次)
和泉雅子 (間柄冬子)
丹阿弥谷津子 (信次の母)
小高雄二 (黒眼鏡)
藤竜也
松尾嘉代
二本柳寛 (冬子の父)

2012.09.07

「廓」より無法一代 1957 日活

日露戦争の好景気に沸く伏見でベンチャービジネスとして遊郭を開いた男のロマン。
伏見は淀川を利用した交通の拠点として栄えたが、その中書島には戦後まで続いた赤線地帯があった。


福井から伏見へ出てきた貫太は妻の銀とともに300円の金で空き家を借り受け、遊郭「貫銀楼」として商売をはじめる。
はじめは三人の娼婦ではじめるが、一人は脚抜けして(逃げ出して)一人は入院する。
結局、若い菊奴一人に負担が押しつけられる。
そんなとき救世軍が娼婦解放を訴え、菊奴の心は揺れる。
ある日、救世軍をリンチしたとして警察が遊郭の席主たちを追求するが、貫太は身代わりになって自首する。
貫太はこれを機会に存在を示して、貫銀楼をより広い場所に移転する。


1958年に売春防止法によって赤線は廃止されたが、その前年の上映だったから、最後のクレジットに遊郭の悲劇はいつまでも続く旨が書かれていた。
たしかにいつの時代も悲劇は終わらないものだが、主人側の立場でしかもベンチャーとして肯定的に描けたのはこの時代が最後なのかも知れない。

珍しい日活の明治ものだ。
三橋達也の日活主演作は「洲崎パラダイス赤信号」以来久しぶりに見た。
実に色気のある演技を見せていた。
「洲崎パラダイス赤信号」同様に、この映画でも新珠三千代が別れそうで別れられない妻を演じていた。
芦川いずみは普段のヒロイン役と全くちがうが、女の弱さをうまく表現した。
八住利雄の脚本も立派な出来で、脇役に回った凄いメンツをうまく御していた。
石原裕次郎以前の日活の面白かった頃の映画だ。


監督 滝沢英輔
脚色 八住利雄
原作 西口克己
製作 高木雅行
撮影 横山実
音楽 佐藤勝


出演
三橋達也 (鰐口貫太)
新珠三千代 (銀)
宇野重吉 (勢五郎)
芦川いづみ (菊奴)
利根はる恵 (竹奴)
清水将夫 (碇川)
宍戸錠
佐野浅夫
澤村國太郎
芦田伸介
浜村純
天草四郎
殿山泰司

2012.08.03

乳母車 1956 日活

石坂洋次郎が青い山脈のような一連の学園物に飽きて、昭和30年代に入り、新たな男女関係に新境地を開いた。
男が妻と離婚して妾とも別れても、健全な娘が妾の弟ともに最後まで希望を捨てずにいるのは、石原洋次郎ならではだ。
悪く言えば、脳天気かも知れない。


娘は父に愛人がいることを友人から聞かされ憤然として、妾宅に乗り込む。
しかし愛人とも子の殊勝な態度と父ととも子の間に生まれた幼い弟の姿に怒りの矛先を失う。
そしてとも子の弟が散歩に連れて出た弟をいたずら半分の気持ちでさらってしまう。


石原裕次郎主演ではなく、あくまで芦川いずみ主演作品。
この頃の二人はお似合いのカップルである。
彼女の魅力を脇に控えた裕次郎が見事に引き立てている。
裕次郎がデビュー間無しの頃だったので、こういうことも起きた。

しかしその後、裕次郎が主演を張るようになり、二人のパワーバランスがくずれてしまう。
カラー時代は浅丘ルリ子の方がお似合いだと思う。


監督:田坂具隆
脚本:沢村勉
原作:石坂洋次郎
撮影:伊佐山三郎
音楽:斎藤一郎

出演:
芦川いづみ(桑原ゆみ子)
石原裕次郎(相沢宗雄)
新珠三千代(相沢とも子)
山根寿子(桑原たま子)
宇野重吉(桑原次郎)
中原早苗(金田さち子)

2012.07.02

反逆のメロディー 1970 ダイニチ映配

そう言えばこの映画には、先日なくなった地井武男が出演していた。
悪役とも良い役ともつかない中途半端な役どころだったが。
出世するまでは、この人、こんな役ばかりだった記憶がある。

この映画は原田芳雄もだが、佐藤蛾次郎が良い味を出していた。
今後、偉大な脇役に成長していく。

あらすじはこちら

監督 澤田幸弘
出演
原田芳雄
佐藤蛾次郎
地井武男
梶芽衣子
富士真奈美

2009.07.07

丹下左膳余話・百万両の壺 1935 日活京都


監督 山中貞雄
出演 大河内傳次郎
    喜代三
    沢村国太郎
    花井蘭子

丹下左膳は大岡越前のサブキャラクターだったが、隻眼隻腕の剣士という設定が受けて、スピンアウトした。
当初はニヒルな役だったが、作を重ねるにつれ、次第に正義漢へと変わっていく。
そして伊藤大輔監督が日活を辞めたため、若い山中貞雄に出番が回ってきた。
山中貞雄は従来の左膳像をパロディにして、この「百万両の壺」を見事に人情喜劇に仕立てた。
これ以後のチャンバラコメディに多大な影響を与えた作品である。

テレビドラマ「ぶらり信兵衛道場破り」でもあった、道場破りの八百長の原型がここで見られる。


喜代三(きよぞう)姐さんは小股の切れ上がった鹿児島の芸者さんだった。
しかし「鹿児島小原良節」をレコードに吹き込んでから、全国的に人気が出た。
その後、名曲「明治一代女」(作曲は大村能章)を大ヒットさせる。
映画でも活躍したが、中山晋平の後添いに入って引退した。
この作品でも独特な声で艶のある演技を見せてくれる。

2005.08.13

四つの恋の物語 1965 日活

四人姉妹の物語。


父笠智衆の退職記念日に長女芦川いずみと三女吉永小百合は菊ごはんを作っていた。
そこへ次女十朱幸代、さらに四女和泉雅子が50本の白バラを携えて帰宅する。
それは吉永小百合に対する、ある男性からのプレゼントだった。
幼なじみの浜田光夫は気が気でない。

父は退職金を娘たちと5等分する。(当時、贈与税の問題なかったのか?)
十朱幸代は恋人で資金繰りに困っている藤竜也に50万円を融通する。
二人はクラブに入るが、そこで姉芦川いずみが見知らぬ男性と密会しているのを見る。

芦川いずみはこの時代はさすがにお姉さまだった。残念。
十朱幸代は予想通り、不幸な恋愛に終わる。
なお、藤竜也と細君芦川いずみの絡みはなかった。

吉永小百合は女性としてのピークだ。
高校生時代も良かったが、早稲田に入って色気が乗ってきた。

和泉雅子は相変わらず冒険娘の役柄である。
個人的には四人娘よりも、笠智衆の退職金を巻き上げようとしている、横山道代が美しかった。


キャスト(役柄)
芦川いづみ (長女三沢一代、バツいち、不倫に苦しむ。)
十朱幸代 (次女三沢二美子、中小企業二代目と恋仲。)
吉永小百合 (三女三沢三也子、父の会社に勤める主人公、二人の男性の間で悩む。)
和泉雅子 (四女三沢志奈子、花屋に勤めて、競馬大好きな娘)
笠智衆 (父三沢平太郎、定年退職した。)
浜田光夫 (三也子の幼なじみ久保隆太、学生で就職活動している。)
関口宏 (三也子の恋人尾崎良彦、いい家柄のお坊ちゃん)
藤竜也 (二美子の恋人長田吉夫、中小企業の二代目)
横山道代 (飲み屋の女、玉子、笠智衆に色目を使う。)
賀原夏子 (隆太の母とき)

監督 : 西河克己
原作 : 源氏鶏太『家庭の事情」
脚色 : 三木克巳

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