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260.日本映画(独立系)

2012.09.14

初恋・地獄編 1968 ATG

シュンとナオミの青春残酷物語。
素人出演のドキュメンタリータッチかと思うと、途中から精神分析シーンや回想シーンがふんだんに取り入れられている。

教護院上がりのシュンは少年愛嗜好がある彫金師に引き取られ、集団就職で上京したナオミはヌードモデルをやっている。
ある日、二人は出会いラブホに入るが、シュンの方が何もできなかった。
彼は少年愛の被害者であり、自らはロリコンだったのだ。
シュンは少女を裸にしたことを通報され精神病院に入れられる。
退院後、ナオミを探すと、彼女は変態レズビアンショーで働いていた。


救いのない話だ。
羽仁進作品はジョン・カサベテスに通じるところがある。

しかし道の真ん中でラーメン屋が丸裸になってポーズを取るシーンは、ゲリラ撮影だったようだから、あとで警察に払い下げに行ったんだろう。
ドキュメンタリータッチは羽仁進のものだが、回想シーンが何か見覚えがあると思ったら寺山修司が脚本参加していた。

中学生日記の風間先生が、ひげの変態愛好者の役で登場する。
演技は先生のときと同じだった。

それから眉毛の濃い養父役の満井幸治、どう見ても素人出演だが、少年愛嗜好者を演じている。
ほんとうにその気がある人だろうか?


監督 羽仁進
脚本 寺山修司 羽仁進
製作 藤井知至
撮影 奥村祐治


出演
高橋章夫 (シュン)
石井くに子 (ナナミ)
満井幸治 (養父)
福田和子 (養母)
宮戸美佐子(実母)
湯浅実 (安国寺)

2012.09.06

北村透谷 わが冬の歌  1977 ATG

「やまぐちさんちのつとむ君」で一世を風靡した直後のみなみらんぼう主演作品。
ややマイナーな明治の文豪北村透谷が夢破れて自ら命を絶つまでを描いている。
正直言って知らないエピソードばかりだったので、感情移入する隙がなかった。

しかし田中真理ファンにはたまらない一般映画だろう。
彼女のラブシーンがふんだんである。

北村透谷という人は自由民権運動から流れて世界平和主義、自由恋愛主義に走り、日清戦争に国家が走り出す中、理想と現実のギャップに押しつぶされて、自殺したのだ。

ただ、どうして自由民権運動から彼だけそういう方向へ走ったか、彼の文章を読んでいないからピンとこなかった。

共演陣と音楽監督は豪華である。


監督 山口清一郎
脚本 菅孝行
撮影 田村正毅
音楽 高橋悠治


出演
みなみらんぼう (北村透谷)
田中真理 (北村美那、蝶)
石橋蓮司
河原崎次郎
西塚肇 (島崎藤村)
堀内正美
なぎらけんいち (川上音二郎)
沖雅也 (妻の弟)
藤真利子 (樋口一葉)
萩尾みどり
鳥居恵子
伊豆田依子

2012.08.25

原爆の子 1952 近代映画協会・劇団民藝

独立を達成して、初めて世界に送り出した広島の原爆告発映画。
各国の映画賞を受賞している。
(「長崎の鐘」はGHQの検閲を受けて満足な形で公開されなかった。)


1945年8月6日、広島に原爆が投下された。
当時広島市内で働いていた孝子(乙羽信子)は家族を全て原爆で失った。
現在は瀬戸内海の小島で教師をやっているが、夏休みにかつての教え子の消息を確認しに広島へ渡る。
そこで三人の子供たちと再会する。
二人の男の子は貧しくも健気に生きていた。
女の子は原爆症で死の床にあった。
乞食を見ると、以前家で使用人をしていた岩吉だった。
彼は視力を失いながら孫を養っていた。
孝子はその孫を島へ引き取る決心をする。


国内でもこの映画が公開され、反核の声を大きくなったという作品。
親の世代は「長崎の鐘」同様に誰もが見ている。

乙羽信子はうまい役者だと思わないが、若い頃はまわりの好演を邪魔しない品の良さがあった。
劇団民藝の滝沢修、北林谷栄や奈良岡知子の演技をうまく受けている。

それにしてもこれに出ている奈良岡知子が、今なお現役ばりばりで働いているのは感動ものだな。


演出 新藤兼人
脚本 新藤兼人
原作 長田新篇
製作 吉村公三郎
撮影 伊藤武夫
音楽 伊福部昭

出演
乙羽信子 (石川孝子)
斎藤美和 (夏江)
下元勉 (夏江の夫)
滝沢修 (岩吉)
北林谷栄
奈良岡知子 

2012.08.15

母 1963 近代映画協会


最初の夫を戦争で亡くし、二人目とも別れた民子は脳腫瘍を患う子供の治療費のため朝鮮人田島と結婚する。
この結婚に乗り気でなかったが、息子利夫を心から気に掛けてくれる義父を見て、母は心を開くようになる。
息子を盲学校に送り迎えしてくれて、欲しがったオルガン代も用立ててくれる。
しかし弟の春雄が刃傷沙汰でやくざに殺され、間もなく利夫も亡くなる。
民子は田島の子供が欲しいと願う。

新藤監督らしい辛口ホームドラマ。
母性の強さについて感じさせる映画だ。
杉村春子が民子の母として好演。
子供役は当時の名子役頭師佳孝。


監督 新藤兼人
脚本 新藤兼人
原作 新藤兼人
撮影 黒田清巳
美術 新藤兼人
音楽 林光


出演
乙羽信子 (民子)
杉村春子 (芳枝)
高橋幸治 (春雄)
加藤武 (敏郎)
殿山泰司 (田島)
頭師佳孝 (利夫)
佐藤慶
宮口精二
小川真由美 (マダム)
武智鉄二 (マダムの男)

2012.08.03

姉妹 1955 独立プロ

畔柳二美の小説を新藤兼人と家城巳代治が脚色した作品。
一般的な新藤兼人作品と比べて、家城巳代治が脚色、演出で加わったために、堅実な作品におさまった。

好きな人と結婚するより、暮らしの立つ人を選びましょうと言う話。
昔の人は恋に燃え上がってしまう前に自制して、見合い結婚を受け入れていたのだ。
その方が理性的かつ安全だと知っていた。
今の若い連中は、そういう大人の知恵をわかろうとしない。


三つ違いの姉妹はともになかよく伯母の家に下宿して学校に通っている。
父は技師をしていて、他の弟妹と一緒に山奥に住んでいる。
ある日、友人の家に遊びに行き、両親が障害者であることを知る。


野添ひとみと中原ひとみが三つ違いの姉妹役を演じているが、かなり違和感があった。
ネットで調べてみると、その理由がわかった。
中原ひとみの方が年上だったのだ。
道理で妹がかまととぶっているように見えた。
身長は野添ひとみの方がずっと高いが、1955年現在ですでに中原ひとみは19歳だ。


監督 家城巳代治
脚本 新藤兼人 家城巳代治
原作 畔柳二美
製作 立野三郎
撮影 木塚誠一

出演
野添ひとみ (近藤圭子)
中原ひとみ (妹近藤俊子)
河野秋武 (父近藤健作)
川崎弘子 (母近藤りえ)
多々良純 (伯父石田銀三郎)
望月優子 (伯母石田お民)
内藤武敏 (岡青年)
加藤嘉 (徳次)
北林谷栄 (しげ)
殿山泰司 (乱暴な亭主、三造)

2012.07.26

股旅 1973 ATG

股旅ものというより、拠り所をなくした若者のロードムービー。
萩原健一が出演しているが、主演は小倉一郎である。
谷川俊太郎が脚本を担当。

ダメ渡世人の三人は街道の親分衆を頼って、一宿一飯の恩義を受ける毎日。
いざ出入りとなると、腰が引けてしまう。
源太は渡世の義理で実の父親を討たなければならなくなった。
しかし、百姓の女房お汲と懇ろになり、逃げる約束をしてしまう。

市川崑はプロダクトムービーばかり撮る人だと思っていたが、こんな作品も撮っていた。
「真夜中のカーボーイ」のような救いのない作品である。
テレビ「木枯し紋次郎」の演出で実験していたらしい。

しかし三年後、金田一耕助シリーズを開始する。


監督 市川崑
脚本 谷川俊太郎 、市川崑
撮影 小林節雄

出演
小倉一郎 (源太)
尾藤イサオ (信太)
萩原健一 (黙太郎)
井上れい子(お汲)
大宮敏充 (源太の父安吉)

2012.07.15

生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言 ATG 1985

今見ると、なかなかタイムリーな映画だ。
喜劇という触れ込みだったが、全く笑い事ではない。
ようやく今年になってDVD化された。

沖縄出身のストリッパー倍賞美津子が主人公。
名古屋の沖縄集落を中心に日本中を回っている。
原田芳雄は原発を転々とする原発ジプシー。
原発のダーティーな部分を熟知している。
福井の原発で事故が起きて、労働者が一人死亡する。
しかしその男は生きていた。
実は事情を知ってしまったため、やくざや警察から命を狙われて墓の中に隠れていたのだ。

監督 森崎東
脚本:
近藤昭二
大原清秀
森崎東
撮影 浜田毅
音楽 宇崎竜童

出演 倍賞美津子 (バーバラ)
平田満 (野呂)
梅宮辰夫 (鎧刑事)
小林稔侍 (戸張)
殿山泰司 (船長)
泉谷しげる (安次)
原田芳雄 (宮里)

2012.07.04

正午なり ATG 1978

金田賢一はデビュー作だったのだろうが、主役を張るには下手すぎた。
無表情なのだが、これが単なる仏頂面なのだ。
演技の基本がなってない。
親父のカネヤンが金を出したのだろうか?

救いは田舎のホステス演じる結城しのぶである。
もともと好みのタイプだし、色気に圧倒される。
当時弱冠25歳だが、美人は老けやすいのか、生活の疲れを感じさせる。
それでいて、お肌の曲がり角を感じさせなかった。

他に津山登志子も濡れ場を演ずる。
原田芳雄と、ういういしい手塚理美が共演。


監督 後藤幸一
脚本 福地泡介
原作 丸山健二

出演
金田賢一 (田舎へUターンした電気工)
田村幸司 (親友)
結城しのぶ (ホステスあけみ)
原田芳雄 (あけみの愛人)
若杉愛
津山登志子
手塚理美 (親友の婚約者)

2012.06.29

曽根崎心中 ATG 1978

江戸時代の心中事件を見ていて妙な気持ちになった。
現代なら男が仕事に失敗して心中するということは減ったと思う。
その場合は、男が一人で首をつるだろう。
心中は女が精神的にやられて死ぬのに、愛する男がつきあうのがパターンだ。
江戸時代とは変わったのか?
それとも忠臣蔵のように戯作者の解釈が世間に広まったか?


監督 増村保造 
原作 近松門左衛門

出演
梶芽衣子 (お初)
宇崎竜童 (徳兵衛)
井川比佐志 (久右衛門)
橋本功 (九平次)
灰地順 (勘兵衛)

2012.06.28

あらかじめ失われた恋人たちよ1971 ATG

脚本は清水邦夫が中心になり、監督は田原総一郎が主になった。
両監督にとって劇映画の第一回作品となる。

棒高跳びの選手だった哮は聾唖者のカップルと道連れとなる。
二人と寝たこともあるが、言葉のない世界に住む彼らになかなか必要とされず、焦燥感を募らせる。

ATGっぽいけど、実験性が強すぎてわかりにくい。

監督 清水邦夫 田原総一朗
脚本 清水邦夫 田原総一朗
企画 葛井欣士郎
撮影 奥村祐治
美術 清水邦夫
音楽 成毛しげる

出演
石橋蓮司
加納典明
桃井かおり
緑魔子
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