ブログの移転先

カテゴリー

ココログ検索


  • ラジオデイズ

    声と語りのダウンロードサイト!


  • Google
無料ブログはココログ
2016年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
フォト

ウェブページ

281.日本映画(80-95年)

2013.03.12

さびしんぼう 1985 東宝

約25年ぶりに見た。
ずいぶん、あらすじを間違って覚えていたが、今もやはり感動作だった。
日本映画では一、二を争う青春映画だ。

原作は「転校生」と同じ山中恒の児童文学。

高校二年のヒロキは近くの女子校に通う女子高生の「別れの曲」をピアノで弾く姿をファインダーから覗いていた。その娘に恋してしまったヒロキは、ひそかに「さびしんぼう」という名前を付ける。
その頃からヒロキの住む寺に不思議な女の子が出没するようになる。
ピエロの格好をした彼女は自らを「さびしんぼう」と名乗る。
はじめ、そのピエロの姿は誰にも見えなかったが、やがてみんなが奇異な姿を目にするようになる。
人のことを馬鹿にするので母が頬をぶつと、何故か母は痛いと声を上げる。

ある日、ヒロキはぶらぶらしていると、ピアノの彼女が道にうずくまり困っている。
自転車のチェーンが壊れて途方に暮れていたのだ。思わず声をかけたヒロキ。彼女は橘百合子と名乗り、彼女を家へ送り届けるまで楽しい時を過ごす。
翌朝、早起きして彼女を待ち伏せしていたが、なぜか彼女は昨晩とは全く違い、無視される。

初めて見たときは、さびしんぼうが母親の若い頃の姿だと気がついたのは、ずいぶん後半だった。

今から見ると、どうしてこんな簡単なこともわからなかったのかと思う。

ラストシーンがハッピーエンドだということもすっかり忘れていた。

また百合子の気持ちは、大人になってから、良くわかるようになった。

ヒロキと百合子が結ばれるまで、紆余曲折があったことも。


2012.12.21

あげまん 1990 東宝

伊丹十三が監督として専念してからの第5作品。
マルサの女2に続く作品として、大いに期待されたが・・・

ナヨコは捨て子で芸者になり、多門院に水揚げされる。
その後、多門院はすいすい出世してナヨコはあげまんだと噂される。
多門院の死後、銀行の千々岩頭取の秘書を務める。
ある日支店長の鈴木主水と出会って、ナヨコのあげまんぶりが発揮され始める。
政界の黒幕大蔵の誘いを断って、主水と結ばれて、主水はめきめき業績を上げる。
しかし主水に縁談が持ち込まれ・・・

女房が実はあげまんだったという話ではなく、はじめにあげまんと認められた女性がその後どのような人生を歩むかというお話。

伊丹節に期待しすぎたのか、この頃から彼の作品に勢いが失われてきた。
前々作の「マルサの女」が凄すぎたからだろう。

しかし東野英二郎といい島田正吾といい、年を取っていたな。
最後は大滝秀治の頭取を失脚させて欲しかったな。


監督 伊丹十三
脚本 伊丹十三
音楽 本多俊之
撮影 山崎善弘

出演者
宮本信子
津川雅彦
大滝秀治
島田正吾
金田竜之介
宝田明
北村和夫


2012.10.31

駅 STATION 東宝 1981

松竹の倍賞千恵子を使って、松竹では撮れそうにない映画を撮った。
薄味だが心にしみる作品。

英二は銭函駅で妻子を見送っていた。
彼は刑事であり、オリンピックの射撃選手であるが、忙しさのあまり夫婦生活に行き違いが生じ、別れたのだ。
上司の相馬が連続殺人犯22号に射殺された。
犯人を追わせてくれと警視に申し出るが、オリンピック出場を優先すべきだと説得される。
奇しくも円谷幸吉の自殺をテレビは伝えていた。他人事ではなかった。
9年後、増毛駅前の食堂で勤めるすず子をオリンピックのコーチから降ろされた英二は張りこんでいた。
赤いスカートの娘ばかりを狙う連続暴行殺人犯吉松の妹だった。
彼女の恋人は、警察に逮捕させるために妹を騙して兄貴を呼び出させると言う。
捜査本部はその作戦に飛びつくが、妹を持つ英二には卑怯に思えてならなかった。
当日暗くなってから、駅に吉松は現れた。
その3年後、吉松から死刑執行を知らせる直筆の手紙が届く。
刑事を辞める決意を固めた英二は正月の帰郷をするために再び増毛駅に降り立った。
駅では見知らぬ女が誰かを待っていた。
雄冬への連絡線が欠航になった夜、飲み屋に入るとその女桐子がいた。
意気投合した二人は翌日も会い、夜をともにする。
しかし初詣で桐子は昔の男と再会し、英二は雄冬へ発つ。
札幌への帰途、相馬を殺した連続殺人犯22号を見たというたれ込みがあった。
英二は桐子と男のことを思い出し、増毛へ立ち戻る。
桐子を押しのけ、居間に入ると炬燵でくつろぐ22号がいた。
銃を構えようとする22号を英二は迷わず射殺した。
桐子は「そういうことか」(犯人の愛人と知って近づいたのか)と呟いた。
決してそうでなかったが、英二は絶句してしまった。

駅でのエピソードをつないで、スリーコーラスの歌詞のような佳作を降旗監督と倉本聰は作り上げた。
いろいろな俳優が登場するのも楽しみ。
健さん映画となるとちょい役でも大物が出てくる。
いしだあゆみや田中邦衛は倉本聰人脈だし、小林稔侍、室田日出男は健さんの東映人脈、池部良は「昭和残侠伝」人脈、倍賞千恵子は「幸せの黄色いハンカチ」人脈だ。
とくに小林稔侍は青い演技を見せていた。

高倉健と倍賞千恵子が飲み屋のカウンターをはさんでのロングショットが印象的。
ちょうどラストの別れのシーンと対比になっている。
一夜を過ごした後「私、声を上げなかった」と倍賞が尋ね、健さんは否とこたえるのだが、ぼそっと「樺太まで聞こえるかと思ったぜ」と言ったのは健さんならではのコミカルな演技だった。

劇中では1979年の年末模様が描かれている。
飲み屋では英二と桐子がテレビの歌番組を見ている。
はじめにかかっていたのは年末の「夜のヒットスタジオ」だろう。
この年苦節18年からブレークした小林幸子の「おもいで酒」、村木賢吉の「おやじの海」、そして桐子が好きだと言った八代亜紀の「舟歌」。
翌々日はレコード大賞のジュディ・オング「魅せられて」がかかるのは良いとして、その後で意外にも石野真子「ジュリーがライバル」がかかった。その年の紅白のトップバッターだったらしい。
トリの五木ひろし「おまえとふたり」、大トリ八代の「舟歌」と続き、これぞ昭和歌謡映画だった。


監督 降旗康男
脚本 倉本聰
製作 田中壽一
撮影 木村大作
美術 樋口幸男
音楽 宇崎竜童


出演
高倉健 (三上英次)
いしだあゆみ (別れた妻、直子)
大滝秀治
八木昌子
池部良
烏丸せつこ (すず子)
宇崎竜童
古手川祐子 (妹)
倍賞千恵子 (桐子)


2012.09.22

おはん 1984 東宝

宇野千代の原作にマーラーの五番はかまわないが、五木ひろしの主題歌はやめて欲しい。

幸吉はおはんと夫婦だったが、芸者のおかよと懇ろになり、いまはおかよは芸者屋の女将で、自分は売れない雑貨古物商を営んでいる。
そんなある日七年ぶりに、おはんが幸吉と再会する。
話を聞くと、別れたとき幸吉の子を宿していて、その子も今では尋常小学校に上がったという。
幸吉はおかよとも別れがたいのだが、親子三人の暮らしもしてみたい。
おかよの目を盗んで家を借り、おかよと引っ越すその日に息子が事故に遭う。

原作は読んでいるが細かいところは忘れていた。
具体的にはおかよの一家の様子だ。
おかよの姪お仙のことは全く記憶にない。

ただし、おかよのことを忘れていたおかげで、おかよの主演シーンとくにおはんとの対決シーンは新鮮に見ることができた。
吉永小百合は顔で演技をして、大原麗子は背中で演じていた。
吉永の方が印象に残る人は多いと思うが、映画出演の少ない大原麗子の演技の方が僕には印象深かった。

明治生まれの祖父が存命中最後に映画館に行った作品らしい。
吉永小百合は世代を超えて惹き付けるものがある。

でも僕は大原麗子の強くはかない生きざまを愛する。
そして吉永小百合との間で揺れる石坂浩二の気持ちもわかる。

最後に、ミヤコ蝶々の演技にも敬服した。
舞台ばかり出ずに、浪花千恵子みたいに映画にもっと出て欲しかった。


監督 市川崑
脚本 市川崑 日高真也
原作 宇野千代
製作 田中友幸 市川崑
撮影 五十畑幸勇

出演
吉永小百合 (おはん)
石坂浩二 (幸吉)
大原麗子 (おかよ)
ミヤコ蝶々
香川三千

2012.09.12

転校生 1982 松竹

新春期男女の入れ替わりコメディの名作。
原作は山中恒のジュヴナイル小説。

尾道の中学生の一夫のクラスに一美が転校してくる。
実は一美は昔尾道に住んだことがあり、一夫とは幼なじみ。
その二人が階段を踏み外した途端に、人格が入れ替わってしまう。

一夫が転校することになって、元に戻らない焦りから、船で旅行に行くシーン。
大林監督と言えば船の乗降シーンが多いが、ここでも登場する。
青春の出会いと別れ、道行きなどを想像させる重要なシーンだ。

尾美としのりも小林聡美も才能は認めるが、この映画の成功があったから今まで俳優業を続けている。
それぐらい、われわれにも印象深い作品だったのだ。


監督 大林宣彦
脚本 剣持亘
原作 山中恒
製作 佐々木史朗
プロデューサー 森岡道夫 大林恭子 多賀祥介
撮影 阪本善尚 大林千茱萸


出演
尾美としのり (斉藤一夫)
小林聡美 (斉藤一美)
佐藤允
樹木希林
宍戸錠
入江若葉
志穂美悦子

2012.08.15

ぼくらの七日間戦争 1988 東宝

宮沢りえが初々しかったころの角川映画。
笹野高史ってこの頃からプロダクトムービーにでていたんだな。


学校の厳しすぎる校則に反発した男子8人、女子3人が自衛隊の廃工場で籠城を始めた。
親が説得に来たので、バリケードで固めてしまった。
さらに教師らが侵入を図ったので、地下から戦車を持ち出して大事件になる。


今の好き勝手してる子供たちが知らない管理教育時代のお話。
宮沢りえは可愛らしくて良いのだが、中年を過ぎると親が心配する立場も考えてしまう。


監督 菅原比呂志
脚本 前田順之介 菅原比呂志
原作 宗田理
製作 角川春樹
撮影 河崎敏
音楽 小室哲哉


出演
宮沢りえ (中山ひとみ)
安孫子里香 (堀場久実子)
大沢健 (中尾和人)
金田龍之介 (榎本)
笹野高史 (丹羽)
倉田保昭 (酒井)
大地康雄 (野沢)
佐野史郎 (八代)
小柳みゆき (小柳先生)
賀来千香子 (西脇先生)
室田日出男 (瀬川)


廃市 1984 ATG

大林監督の傑作の一つ。
福永武彦が原作。
舞台は尾道ではなく、柳川運河。


江口青年は卒論をまとめるため、一夏柳川の旧家で過ごすことにした。
相手をしてくれたのは、まだ幼さの見える娘安子だった。
その夜、運河のせせらぎとともに、女のすすり泣きを聞こえてくる。


滅びの美学を描いた作品。
太宰治の「斜陽」ともまたちがう味わいがあって良かった。
今は明るい観光都市であるが、それも昔から住んでいる人にとっては迷惑な話なのだ。
弁慶役の林成年が好演。


監督 大林宣彦
脚本 内藤誠 桂千穂
原作 福永武彦
音楽 大林宣彦


出演
小林聡美 (貝原安子)
山下規介 (江口)
根岸季衣 (貝原郁代)
峰岸徹 (貝原直之)
入江若葉 (秀)
尾美としのり (三郎)
林成年 (弁慶)
入江たか子

2012.08.08

ねらわれた学園 1981 東宝

眉村卓原作のジュブナイル小説の映画化。
NHKで1977年にすでに「未来からの挑戦」という題名でドラマ化された。


由香はある日自分が超能力を持っていることを自覚した。
子供が車にひかれそうなのを念じただけで防ぎ、幼なじみが剣道の試合であわやという瞬間も念じたおかげで逆転勝ちをおさめたのだ。
しかし高校では異変が起きていた。
京極率いる英光塾の生徒が生徒会の実権を握り、反対派を実力で押さえ始めたのだ。
京極は由香にも近づいてくる。


かなり痛い作品。
薬師丸ひろ子主演だからこそ少しヒットしたが、改めて見ると角川映画はどこかネジが狂っている。
薬師丸ひろ子も当時ヒット映画に立て続けに出演していたから、この作品には疑問を抱いたはず。

原田知世主演「時をかける少女」でもあったが、大林監督はCM監督出身の割にCGに対して理解していておらず、おかしなCGの使い方をする。
角川作品と大林監督は薬師丸ひろ子や峰岸徹にとって隠したい黒歴史だったかも知れない。


監督 大林宣彦
脚本 葉村彰子
原作 眉村卓
製作 角川春樹
撮影 阪本善尚
音楽 松任谷正隆
主題曲/主題歌 松任谷由実

出演
薬師丸ひろ子 (三田村由香)
高柳良一 (関耕児)
長谷川真砂美 (高見沢みちる)
手塚眞
高橋克典
三浦浩一
大石悟郎
岡田裕介
眉村卓 (校長)
峰岸徹

2012.02.11

竜二 1983

 
監督:川島透
脚本:金子正次

出演:金子正次
   永島瑛子
   北公次
   佐藤金造

本当にやくざが演じているんじゃないかと思うほどのやくざ映画。
そう思うほど、滑舌が悪かった。
今から思えば、すでに病気だったのだろう。

やくざの淡々とした日常を描き、暴力シーンはほとんどない。
脚本、主演の金子正次は上映期間中に病で亡くなる。
松田優作が死を看取ったという。
あらゆる面で劇的な佳作。


2009.07.09

ビューティフルドリーマー 1984 キティフィルム


監督・脚本 押井守

原作 高橋留美子

声優:
ラム:平野文
諸星あたる:古川登志夫
しのぶ:島津冴子
面堂:神谷明
テン:杉山佳寿子
サクラ:鷲尾真知子
メガネ:千葉繁
夢邪鬼:藤岡琢也

1981年から始まった、テレビアニメ「うる星やつら」の劇場版第二作である。
見た当時は、背筋が寒くなるほどの傑作だと思った。
宮崎駿作品なんか100年たっても敵わないと思っていた。
今から考えると大げさだったが、それでもやはり大傑作である。

学園祭前夜の慌ただしさに思い出がある人も多いだろう。
そんな夜が永遠に続いたとしたら、如何なるか?


DVDは日本語版よりリージョン1の英語版(日本語音声あり)の方が入手しやすい。
ただし、リージョンフリーのプレイヤーが必要である。

その他のカテゴリー

210.松竹映画(戦前) | 211.松竹(46〜59年) | 212.松竹(60〜79年) | 213.松竹(戦後小津作品) | 220.東宝映画(戦前) | 221.東宝(46〜59年) | 222.東宝(60〜79年) | 223.東宝(戦後黒沢作品) | 224.東宝(戦後成瀬作品) | 225.新東宝映画 | 230.日活映画 | 240.大映(~59年) | 241.大映(60年~71年) | 250.東映映画 | 260.日本映画(独立系) | 281.日本映画(80-95年) | 282.日本映画(96-99年) | 283.日本映画(00年代) | 284.日本映画(10年代) | 310.アメリカ映画(戦前) | 320.アメリカ映画(46〜49年) | 321.アメリカ映画(50~54年) | 322.アメリカ映画(55~59年) | 330.アメリカ映画(60年代) | 340.アメリカ映画(70年代) | 360.アメリカ映画(80年代) | 361.アメリカ映画(90-93年) | 362.アメリカ映画(94-95年) | 363.アメリカ映画(96-98年) | 364.アメリカ映画(99年) | 365.アメリカ映画(00年) | 366.アメリカ映画(01-02年) | 367.アメリカ映画(03-09年) | 368.アメリカ映画(10年代) | 420.イギリス映画(~69年) | 421.イギリス映画(70年~) | 430.フランス映画(〜69年) | 431.フランス映画(70年〜) | 440.イタリア映画 | 450.ヨーロッパ映画 | 490.中国・台湾・韓国映画 | 499.その他の国々の映画 | 510.スタンダード音楽 | 520.オールディーズ | 530.ポップス70年代 | 540.ポップス80年以降 | 550.ロック | 600.アメリカ音楽 | 630.ラテン音楽 | 670.ヨーロッパ音楽 | 700.クラシック音楽 | 750.現代音楽 | 790.サウンドトラック | 800.歌謡曲演歌 | 910.ミステリ(国内文学) | 911.ミステリ(海外文学) | 912.ミステリ(国内ドラマ) | 913.ミステリ(米ドラマ) | 914.ミステリ(英ドラマ) | 920.シャーロック・ホームズ | 930.ミス・マープル | 940.エルキュール・ポワロ | 945.アガサ・クリスティ | 950.エラリー・クイーン | 970.アイドル60年代 | 971.アイドル70年代 | 972.アイドル80年代 | 999.落語、浪曲、講談 | ☆オーディオドラマ | ☆朗読 | ☆朗読(ミステリ) | ☆朗読(時代劇) | アニメ・コミック | ギャンブル | ゲーム | スポーツ | ニュース | パソコン・インターネット | ラジオ・オーディオ | 学問・資格 | 心と体 | 映画・テレビ | 書籍・雑誌 | 書籍(映画・音楽) | 音楽