ブログの移転先

カテゴリー

ココログ検索


  • ラジオデイズ

    声と語りのダウンロードサイト!


  • Google
無料ブログはココログ
2016年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
フォト

ウェブページ

310.アメリカ映画(戦前)

2013.07.07

高慢と偏見 1940 MGM

ジェーン・オースティンの代表作を初めて映画化したもの(テレビドラマはイギリスですでに作られていた)。

監督 ロバート・レナード

主演
ローレンス・オリビエ
グリア・ガースン
モーリン・オサリバン(ジェーン)

2005年の「プライドと偏見」よりコミカルに仕上がっている。昔の方が誰も芸達者だったんだなあ。

ツンデレ文学の走りのような作品だが、そもそも男の方が身分を鼻にかけているのだから、今風のツンデレとは少し違う。

身分の高いことを鼻にかけて口が悪いダーシーと、思ったことをズケズケいうエリザベス・ベネット。
身分こそ違え、似たもの同士だが、姉ジェーンとビングリー氏の仲を取り持つうちに打ち解けて行く。

しかしその間に邪魔が入った。親戚のコリンズ氏がベネット家の相続権を手に入れたのだ。

順番から言って、二女のエリザベスがコリンズと一緒にならないと、立ち退かなくてはならない。

しかし勝ち気なエリザベスはのらりくらりと交わしている内に、友人のシャルロットがコリンズと結婚してしまう。

さらに悪いことは続くもので、末娘のリディアが将校ウィッカムと駆け落ちしてしまう。

ウィッカムはかつてダーシーのあることないことを吹聴していたが、ようやくエリザベスにも正体がわかった。

ダーシーはロンドン中、手を尽くして二人を探し出して何とか結婚させた。

最後は最も難関と思われたダーシーの叔母にして保護者キャサリン夫人がエリザベスをいたく気に入り、ダーシーが改めてプロポーズして、ハッピーエンド。

ロンドン大学出のグリア・ガースンがロンドンの舞台演劇からハリウッドに進出して3作目(デビュー作は「チップス先生さようなら」の奥さんの役)。
ロンドンから鳴り物入りでアメリカにやって来たのだが、それにしても立派なものだ。
イギリス人のローレンス・オリビエ相手に呼吸もぴったり。
貫禄さえ感じる。(当時、既にガースンは36歳)
キーラ・ナイトレイと比べても、グリア・ガースンの方が気品も高い。
ナポレオン戦争の最中の話だが、全くそんな空気は感じさせない。
でも当時の20歳の娘は今の35歳ぐらいには老成していたのではなかろうか?


この映画の封切りが戦争中だったにせよ、2006年にパブリックドメインになるまで日本で見られなかったのは残念としか言いようがない。


2013.07.06

類猿人ターザン MGM 1932

監督 W.S.ヴァンダイク
出演
モーリン・オサリヴァン
ジョニー・ワイズミュラー


ワイズミュラー版ターザンの第一弾
ワイズミュラーは1924年のパリ五輪、1928年のアムステルダム五輪で合計5個の金メダルを獲得した水泳自由形の選手。
もともとオーストリア・ハンガリー帝国の出身(ドイツ系)で幼いときに親と一緒にアメリカに渡った。
顔を見ればわかるとおり、同国出身のアーノルド・シュワルツネッガーに似ている。

モーリン・オサリヴァンはアイルランド出身でイギリスではヴィヴィアン・リーの同級生だった。
のちにハリウッドにわたって、ターザン女優として売り出した。
現代の基準で見ると、おそらく30年代随一の美人女優だが、当時はグレタ・ガルボが全盛で、彼女のようなタイプは色物的に扱われていたみたいだ。
1936年に結婚して、子供を7人もうけた。
それ以来仕事量はセーブしてしまい、主役でなくても演技力を要求される映画だけを選んで出演した。
女優ミア・ファーロウは娘である。
ミア・ファーロウもアンドレ・プレビンとの間に6人の子供を産んでいる。この家系は多産系なのだ。


映画はジェーン(モーリン・オサリヴァン)が父を追ってアフリカを訪問するところから始まる。
ジェーンは父に頼み込み、象が死ぬとき姿を隠すという謎の山の探検に参加させてもらう。
行程は過酷で、奴隷黒人は次々死んでいく。
そんなとき、彼らは白人男性の雄叫びを聞く。
はたして敵なのか、味方なのか?

やがて姿を現したターザン(ジョニー・ワイズミュラー)は初めてみる白人女性のジェーンに興味を持ち、さらってしまう。
言葉の通じないターザンを野蛮人だと思っていたジェーンは露骨に嫌悪を示すが、ターザンが案外紳士的な態度もとることを知り、次第に親しみを抱くようになる。
しかし、ジェーンの父が病を押して、探索に来たのを知って、泣く泣くターザンに別れを告げる。
ところがジェーンと父はピグミーに拉致されてしまい、従者は一人ずつ殺され、次はジェーンの番になる。
そこに雄叫びとともにターザンと象の大群が現れ、ピグミーを全滅に追い込む。


ピグミーのかわりに、黒人のフリークスの皆さんを使っていたために、この映画はなかなか放送できなくなっている。
しかしモーリン・オサリヴァンの美貌だけは残したいものだ。

2009.06.21

チップス先生さようなら 1939 MGM


Director: Sam Wood
Original novel: James Hilton
Writers: R.C. Sherriff, Claudine West

Cast:
Robert Donat ... Mr. Chips
Greer Garson ... Katherine
Terry Kilburn ... John Colley / Peter Colley I / Peter Colley II / Peter Colley III
John Mills ... Peter Colley as a young man

ジェームズ・ヒルトンの「チップス先生さようなら」の最初の映画化であり、ピーター・オトゥールの第二作と比べても、原作に近い。
34歳の二枚目俳優ロバート・ドーナットがパブリックスクールの老教師チップスの役を演じて、アカデミー主演男優賞を獲得している。
また、大女優グリア・ガースンがチップス先生の妻キャサリン役を演じている。
(この年の主演女優賞は「風とともに去りぬ」のヴィヴィアン・リーである。ガースンはこの賞を3年後に「ミニヴァー夫人」で獲得している。)
オスカー俳優ジョン・ミルズも当時から子役で活躍していたようで、美味しい役で登場する。

堅物教師だったチップス先生がようやくつかんだ幸せは、シャボン玉だった。
しかし、そういう悲しい経験が、先生を変えてくれた。
悲しいような、それでいて心温まる作品だ。


2009.01.26

Beau Geste (ボージェスト) 1939 Paramount

Director: William A. Wellman
Cast:
Gary Cooper (Michael 'Beau' Geste)
Ray Milland (John Geste)
Robert Preston (Digby Geste)
Brian Donlevy (Sgt. Markoff)
Susan Hayward (Isobel Rivers)
Donald O'Connor (Beau at 12)


P.C.Wrenの1924年の原作の冒険小説で、何度か映画化された作品だ。
日本人では考えられないような、兄弟愛を描いている。

最初の映画化はサイレントでロナルド・コールマン主演(1926)だった。
これは二度目の映画化作品(1939)だ。

ゲイリー・クーパー得意のフランス外人部隊のお話。
オープニングから死体消失ミステリー。


砦が遊牧民に襲撃されていると守備隊から連絡があり、他の部隊が急行してみると、誰かが銃撃してくる。
ラッパ手がまず偵察に出るが、帰ってこない。
隊長自身が砦にのぼると、守備隊の軍曹が手紙を持って死んでいた。
他に生き残りがいないか、探しているうちに、砦に火が放たれる。

話は遡る。

ジェスト三兄弟は伯母に育てられたが、長兄ボーと次兄ディグビーは青い水と言われる宝石と一緒に消えてしまう。
数年後、二人はフランス外人部隊にいた。
そこへ末弟ジョンがやってくる。


撮影が素晴らしく、まさか戦時中のアフリカでロケをしたわけでもないのに、砂漠の雰囲気がよく出ている。
ゲイリー・クーパー、レイ・ミランド(The Lost Weekend でアカデミー主演男優賞)、ロバート・プレストン(Union Pacific)の三人とも役柄にぴったりはまった演技だ。

悪徳軍曹役を演じた、ブライアン・ダンレビーがとくに好演で、アカデミー助演男優賞にノミネートされるほどだった。

スーザン・ヘイワード(I Want To Live でアカデミー主演女優賞)も若くて、チョイ役だが、十分に魅力的だ。

何よりも、子供時代のボージェストとして、ドナルド・オコナー(Singin' in the Rain)が出ているのに、今回はじめて気づいた。


最後のLady Brandon の台詞。
"Beau Geste"
Beau Geste... gallant gesture. We didn't name him wrong, did we?

2006.07.02

毒薬と老嬢 1944 ワーナーブラザーズ

これほど洋の東西で評価は割れるものだろうか?
字幕で見るとこの映画は、ちっとも面白くない。
ところがIMDBは高い評価である。
感想文に「ウィットの利いた会話(There is plenty of witty dialogue)」とある。
どうやら字幕は粗悪なものらしい。
機会があれば、英語字幕を見たいと思う。


ブルックリンの山の手に、二人の老嬢が住んでいる。
彼女たちには秘密があった。
孤独な老紳士を見ると気の毒になり、毒殺してあの世へ送り届けるのだ。

老嬢には三人の甥があった。
一人は知的障害で、自分をルーズベルト大統領だと思い込んでいる。
一人は凶悪な犯罪者で、刑務所にはいっている。

最後の一人はまともな演劇評論家で、今日結婚した。
叔母たちのもとへ結婚の報告にやって来るが、そこで彼女たちの犯罪を知る。
急いで入院させようとするが、そこへ刑務所に入っていた兄が脱走して帰ってくる。

ケイリー・グラントが、オーバーアクションといえる百面相演技(後に「シャレード」のラストシーンでも見せた。)を楽しませる。
でも僕は見ていて、わざとらしかった。

出演
ケーリー・グラント (Mortimer Brewster)
主人公の演劇評論家。
この人はこんなスラップスティックより、ラブコメの方が似合っている。

レイモンド・マッセイ (Jonathan Brewster)
凶悪犯の兄。弟を殺そうと思っている。
ボリス・カーロフに似せた、ずいぶん強烈なメイクだ。
後に「エデンの東」の父親役を演ずる俳優とは思えない。

ジャック・カーソン (O'Hara)
今どき吉本でも見ない、べたな巡査役だ。
この人は後に「スタア誕生」の宣伝部長役だ。

ペーター・ローレ (Dr. Einstein)
凶悪犯の兄を整形した、外国訛りのインチキ医師。
「カサブランカ」、「マルタの鷹」や「間諜最後の日」などにも出演した戦前の名脇役である。
戦後も「悪魔をやっつけろ」「八十日間世界一周」など。

プリシラ・レーン (Elaine Harper)
ヒロインだが、あまり出番はない。ヒッチコックの「逃走迷路」。

ジョセフィン・ハル (Abby Brewster)
凶悪な叔母さん一号。
「ハーヴェイ」でのジェームズ・スチュアートの母親役が非常に印象に残る。

ジーン・アデーア (Martha Brewster)
凶悪な叔母さん二号。

ジョン・アレクサンダー (Teddy Roosevelt Brewster)
気のふれた弟。
元ラッツ&スターの桑野信義ににている。

2006.06.27

ローラ殺人事件 1944 20世紀フォックス

キャメラが美しい、ミステリ映画の古典。

ニューヨークで広告デザイナーとして成功を収めたローラが、自宅の玄関先で顔を射たれて死んだ。
容疑者は二人。
一人は初老のコラムニスト・ライデカー氏、
もう一人は彼女の婚約者で女たらしのカーペンター。
しかしNY市警の刑事マークはローラの身辺を探るうちに、死んだ彼女に恋をしてしまう。

ミステリマニアが見たら、犯人は最初からわかってしまう。
だからその犯人をいかに追いつめるか、が興味の中心である。

マーク刑事は直線的に彼を追い込まず、別の方面から探りを入れるのだが、
趣味と実益をかねて犯罪捜査を行っていると非難されても仕方がない(笑)

出演
ジーン・ティアニー(ローラ・ハント) 
ライデッカー氏を利用してのし上がるキャリアウーマン。
カーペンターが近づくと、彼に乗り換えてしまう。
彼女は今まで見た映画でもそんなに美人女優には思ってなかったのだが、この映画ではきれいだ。
とくにアップは特筆もの。
だからこのキャメラマンはアカデミー賞を取ったのだろう。

ダナ・アンドリュース(マーク・マクファーソン)
典型的なアイリッシュの刑事。
少々ほれっぽいのが玉に瑕。
上着を脱ぐと、ベルトの位置がかなり高い。時代を感じさせる。

クリフトン・ウェッブ(ウォルド・ライデッカー)
舞台出身の俳優さん。映画初演だったそうだ。
後に「愛の泉」などにも出演。

ヴィンセント・プライス(シェルビー・カーペンター)
「アッシャー家の惨劇」の天下の怪優も若い頃は艶のある役をやっていた。

監督・製作 : オットー・プレミンジャー
原作 : ヴェラ・キャスパリー
脚本 : サミュエル・ホフェンシュタイン / ベティー・ラインハート
撮影 : ジョセフ・ラシェル(アカデミー撮影賞)

2005.09.05

武器よさらば 1932 ワーナーブラザーズ

第一次世界大戦のイタリア戦線。
兵士ヘンリーと看護婦キャサリンは運命的な出会いをする。
へンリーが前線に送られて離れ離れになるが、負傷して再び二人は出会う。
彼らは愛を確かめあうが、ヘンリーは再び前線に。
キャサリンのお腹には二人の間の子供がいた。
ヘンリーはキャサリンへ出した便りが返送され、彼女に何かあったのでは、と心配になる。

「武器よさらば」最初の映画化だ。
二回目の主役はロック・ハドソンとジェニファー・ジョーンズ、ビットリオ・デシーカだった。
ジェニファー・ジョーンズの若作りした看護婦姿を思い出す。
IMDBでは5点台の評価で、失敗作ということになっている。


この作品は初めて見る。
1932年当時戦争を知らなかったアメリカ人らしい、能天気で感傷的な作品だ。
「おいおいおい、そんなことぐらいで、脱走するなよ。」と言いたくなった。
第二次世界大戦を経験した連中が作った、二回目の作品の方にリアリティーを感じた。

1910年代から映画で主役を張っていたヘレン・ヘイズはゲイリー・クーパーよりクレジットが先だ。
ヘレン・ヘイズのキャサリン役は小柄だが、色っぽい。

この映画でのゲイリー・クーパーの甘いだけの演技を見て、同じヘミングウェイの「誰がために鐘は鳴る」の主役に抜擢されたのだろうか?
「誰がために鐘は鳴る」は1943年の作だが、この11年の間に彼の演技は大きく変わった。

監督 フランク・ボーゼイジ 
脚本 O.H.P.ギャレット
撮影 チャールズ・ラング
原作 アーネスト・ヘミングウェイ
主演 ヘレン・ヘイズ ゲイリー・クーパー アドルフ・マンジュ

2005.08.30

女性No.1 1942 MGM

野球記者のサムとジャーナリストにしてフェミニストのテスは、同じ新聞社に勤めるが、会わないうちから犬猿の仲である。
それが二人、顔を合わせた途端に恋に落ちた。
彼女を球場に連れていったり、とんちんかんなデートを繰り返していたが、ついに結婚する。
結婚しても彼女は敏腕ジャーナリストであり、秘書と一緒にいる時間の方が長い、すれ違いの日々が続く。
ある日彼女はギリシャ難民の子供を養子にしたいと言い出し、サムは怒る。
彼女が "Woman of the Year" を獲得した日に、養子を施設に返してしまった。

トレイシー・ヘップバーンのコンビ第一作である。
トレイシー(42歳)はヘップバーン(35歳)と組むことに最初難色を示していたそうだが、結局仲よくなって、9作品で共演し、27年間公私をともにした。
この映画ではヘップバーンは演技に徹していたと思うが、トレイシーの方が、惚れたんじゃないか?

1935年のウーマン・オブ・ジ・イヤーを獲得したドロシー・トンプソンとノーベル賞作家シンクレア・ルイス夫妻がモデルになっている。

映画内ではニューヨーク・ヤンキース対フィラデルフィア・アスレチックスが行われていた。
今のアスレチックスがオークランド、カンザスシティーに移る前の話だ。

監督 ジョージ・スティーブンス
制作 ジョセフ・マンキーウィッツ
主演
スペンサー・トレイシー
キャサリン・ヘップバーン

脚本
マイケル・カニン(アカデミーオリジナル脚本賞)
リング・ラードナー・ジュニア(アカデミーオリジナル脚本賞)


1942年は「ミニヴァー夫人」がアカデミー作品賞、主演女優、助演女優、脚色賞を獲得した年だ。
戦争婦人映画でないと賞を取るのが大変だったのだろう。
その中で戦争映画以外の「婦人運動コメディ」が一部門でも制覇したのは実にめでたい。

2005.08.17

邂逅(めぐりあい) 1939 RKO Radio Pictures

今さらながらの大名作「めぐり逢い」

大西洋航路で出会ったマッケイ(アイリーン・ダン)とマルネ(シャルル・ボワイエ)は、お互いに付き合っている人がいた。
やがて愛し合うようになった二人は船から降りると一旦別れて、それぞれに婚約者と別れ、身辺を整理する。

このあたりがケイリー・グラント、デボラ・カーのバージョンと比較して、アイリーン・ダン、シャルル・ボワイエのバージョンでは少し薄っぺらかった。

アイリーン版もデボラ版も、大切なところはほとんど同じ脚本を使ってる。
最後に絵を買った人が誰か察して、ボワイエが全てを知るところがあるのだが、
やはり何回見ても泣いてしまった。


アイリーン・ダン
は好きな女優の一人である。
30年代にあまり好きなアメリカ女優はいないのだが、彼女は違う。
もともとミュージカル女優であり、顔も端正で、戦後になって本当に可愛いオバサンになった。
(戦後の代表作「ママの思い出」)
この作品は実にアイリーン・ダン41歳の作品である。
シカゴの歌姫も、ミュージカル路線からラブロマンス路線に転身して、レオ・マッケリーの名作に出会った。

この映画でのメイクは強めで、後のシビル・シェパードを思い出させる。
祖母のチャペルで敬虔な雰囲気に打たれる、彼女の美しいシルエットは、デボラ・カーに勝るとも劣らない。

"Show Boat" や" Anna and the King of Siam" など次々と主演作がカラーでリメイクされる人でもある。
モノクロフィルムだったため、色をつけて、もう一度見たかったのだろう。
「王様と私」は、やはりデボラ・カー主演であった。


シャルル・ボワイエ
が画家になっても絵になったが、ケイリー・グラントの画家は変だった。
ケイリー・グラントがラテン系の親戚を持っているなんて、どうかなあ?と思う。
そもそもこれはフランス人シャルル・ボワイエのための脚本だったのだろう。


監督レオ・マッケリー
原案レオ・マッケリー
  ミルドレッド・クラム
脚本デルマー・デイビス、ドナルド・オグデン・スチュアート
音楽ロイ・ウェップ
主演アイリーン・ダン(テリー・マッケイ)
  シャルル・ボワイエ(ミッシェル・マルネ)
  マリア・オースペンスカヤ(マルネの祖母)


この作品の原題は"Love Affair"だが、デボラ版(監督はやはりレオ・マッケリー)は"An Affair to Remember"である。
デボラ・カーは英国女優で最も美しい人だ。

子供の頃、サンテレビでデボラ版「めぐりあい」が昼過ぎに何度も何度も再放送していたのを思い出す。

2005.08.15

或る夜の出来事 1934 コロムビア

どうして英題が"IT HAPPENED ONE NIGHT. "なんだろう。
3晩に渡って事件が起きたのに。或る夜になって初めて事件が起きた、と言う意味か。
英語はわかんねえ。

お盆に当たって、何かキャプラ・コメディを見たくなった。
戦前のクローデット・コルベールだとか、ジーン・アーサーは、タイプではないので今まで敬遠してきたが、
最近ジーン・アーサーにも慣れてきたし、お次はコルベールだと思い、この作品を手にした。


富豪の娘エリーは飛行家キングとの結婚を父に反対され、マイアミから家出してキングのいるニューヨークに向かう。
飛行機や列車には父の送り込んだスパイがうじゃうじゃいる。
彼女は長距離バスを選択した。
そこで偶然に隣り合わせたのが、新聞記者のピーターである。
はじめは気が合わなかった二人だが、エリーの秘密をピーターはつかむ。
ピーターはエリーにキングと逢わせてやるからと、エリーに取引を持ちかける。

ミイラ取りがミイラになる恋愛映画の典型パターンであり、おそらくこの映画から始まったのだろう。
スクリューボールの原形で、「ジェリコの壁」などいまだに映画で使われている小道具満載の映画だった。
キャプラの映画は、そのまま映画の教科書になる。

最後に二人を無理にくっつけることはなかったのに。アメリカの金持ちは好きな二人を喜んでくっつけてしまう。
いらぬお世話じゃないか?
結婚したからと言って、幸せになるとは限らない。


個人的には、ゴードン編集長の秘書アグネスを演じたベス・フラワーズが美人だった。(UNCREDITED)

アカデミー作品賞獲得。
監督賞フランク・キャプラ
脚本賞ロバート・リスキン(脚色)
主演男優賞クラーク・ゲーブル(ピーター)
主演女優賞クローデット・コルベール(エリー)
五部門独占は史上初である。

他の出演
ウォルター・コノロイ エリーの父・富豪
ロスコー・カーンズ バスの乗客
ジェイムソン・トーマス ピーターの恋敵、飛行王

その他のカテゴリー

210.松竹映画(戦前) | 211.松竹(46〜59年) | 212.松竹(60〜79年) | 213.松竹(戦後小津作品) | 220.東宝映画(戦前) | 221.東宝(46〜59年) | 222.東宝(60〜79年) | 223.東宝(戦後黒沢作品) | 224.東宝(戦後成瀬作品) | 225.新東宝映画 | 230.日活映画 | 240.大映(~59年) | 241.大映(60年~71年) | 250.東映映画 | 260.日本映画(独立系) | 281.日本映画(80-95年) | 282.日本映画(96-99年) | 283.日本映画(00年代) | 284.日本映画(10年代) | 310.アメリカ映画(戦前) | 320.アメリカ映画(46〜49年) | 321.アメリカ映画(50~54年) | 322.アメリカ映画(55~59年) | 330.アメリカ映画(60年代) | 340.アメリカ映画(70年代) | 360.アメリカ映画(80年代) | 361.アメリカ映画(90-93年) | 362.アメリカ映画(94-95年) | 363.アメリカ映画(96-98年) | 364.アメリカ映画(99年) | 365.アメリカ映画(00年) | 366.アメリカ映画(01-02年) | 367.アメリカ映画(03-09年) | 368.アメリカ映画(10年代) | 420.イギリス映画(~69年) | 421.イギリス映画(70年~) | 430.フランス映画(〜69年) | 431.フランス映画(70年〜) | 440.イタリア映画 | 450.ヨーロッパ映画 | 490.中国・台湾・韓国映画 | 499.その他の国々の映画 | 510.スタンダード音楽 | 520.オールディーズ | 530.ポップス70年代 | 540.ポップス80年以降 | 550.ロック | 600.アメリカ音楽 | 630.ラテン音楽 | 670.ヨーロッパ音楽 | 700.クラシック音楽 | 750.現代音楽 | 790.サウンドトラック | 800.歌謡曲演歌 | 910.ミステリ(国内文学) | 911.ミステリ(海外文学) | 912.ミステリ(国内ドラマ) | 913.ミステリ(米ドラマ) | 914.ミステリ(英ドラマ) | 920.シャーロック・ホームズ | 930.ミス・マープル | 940.エルキュール・ポワロ | 945.アガサ・クリスティ | 950.エラリー・クイーン | 970.アイドル60年代 | 971.アイドル70年代 | 972.アイドル80年代 | 999.落語、浪曲、講談 | ☆オーディオドラマ | ☆朗読 | ☆朗読(ミステリ) | ☆朗読(時代劇) | アニメ・コミック | ギャンブル | ゲーム | スポーツ | ニュース | パソコン・インターネット | ラジオ・オーディオ | 学問・資格 | 心と体 | 映画・テレビ | 書籍・雑誌 | 書籍(映画・音楽) | 音楽