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2004.03.21

サイダーハウスルール 1999 米

シャーリズ・セロンが綺麗だった。

監督Lasse Hallstrom◎
製作Richard N. Gladstein
原作John Irving○
脚本John Irving
撮影Oliver Stapleton
音楽RachelPortman
美術David Gropman

Tobey Maguire(Homer Wells)
Charlize Theron(Candy Kendal)
Delroy Lindo(Mr. Rose)
Paul Rudd(Wally Worthington)
Michael Caine(Dr. Wilbur Larch)
Erykah Badu(Rose Rose)
Kieran Culkin(Buster)
Kate Nelligan(Olive Worthington)
Kathy Baker

20年代、孤児院で育ったホーマーは、産科助手としてラーチ先生の元で働く。
彼らの診療所にキャンデイーとウォリーの若いカップルが堕胎にやってきた。
手術は無事済んだ。
ホーマーはウォリーと一緒に病院兼孤児院を出て行く。
何か新しいことがしたくなったのだ。

ホーマーは林檎園で働くことになった。
そこで黒人の娘ローズに世話になりながら、仕事を覚える。
やがてウォリーは出征し、キャンデイーは残った。
独り身をもてあますキャンディーはホーマーを誘惑する。

堕胎と近親相姦をテーマにしたお話。
ラーチ先生はキリスト教を侮蔑しているが、その枠組からは一歩も出られない。
ホーマーも若い内は堕胎に対して批判的なことを言っていたが、結局、師と同じ道を歩む。

見ていると、箇条書きで企画を立てたような映画だ。
スウェーデンを代表する大監督ラッセ・ハルストロムの持ち味を生かしていなかった。
このあと、フランスを舞台にしたアメリカ映画「ショコラ」を撮るが、この方が遙かにハレストロムらしい。

J・アーヴィングの原作・脚本だが、「ガープの世界」のような分けのわからない話ではない。
確かに近親相姦だから、簡単な話とはいわないが、昔のかっとんだアービングの筆致ではない。
最初から映画向けに書いた話だろう。
監督も脚本も一流だったのに、プロデューサーが作品をダメにした好例だ。

ただ、カメラは良かった。
シャーリズ・セロンの美尻は、アングルの名画「グランド・オダリスク」を見ているようだ。
日本人には裸女の背中を描くと言う発想はない。
だからぶっ飛んだ。(西洋だって古典主義のアングルが最初だ。)
あれは映画史に残るシーンだろう。


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