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2004.05.26

二人妻・妻を薔薇のように 1935 PCL

2004年01月20日(火) 
No.113
監督 成瀬巳喜男
出演 千葉早智子(君子)
   英百合子(妾の雪)
   丸山定夫(父)
   伊藤智子(母・歌人)
   大川平八郎(恋人)
   藤原釜足(叔父さん)
   
戦前の美人女優千葉早智子がモダンガールに扮して登場。
その二年後、

君子は母と二人暮らし。
母は歌人として有名。
父はいるが、妾と田舎にこもっている。
妾との間に二人の子どもをなしていた。

母はある人から仲人をしてくれないかと言われる。
でも父が出席してくれるかどうか。

ある日、君子は父の姿を見かける。
きっと家に寄るだろうとごちそうをこさえて待った。
しかしやってきたのは、叔父さんだった。

君子は自ら田舎に乗り込むことにした。そこは貧しい山家だった。
父から送られてくる仕送りは、実は妾から送られていた。

君子は無理矢理に父を連れ帰るが、父と母は相変わらず会話がすれ違ってばかり。
それでも仲人は何とか済ませる。

そして父は再び妾の元へ帰っていく。
母は奥で泣いているのだが、止めようとはしない。
君子は「お母さん、あなたの負けよ」と呟いて、父を送り出すのだった。

「噂の女」での千葉早智子は和装中心だったが、この映画のように洋装のほうが良いな。
それほど美人ではないが、安心してみられる女優だ。

当時から評価の高い映画だ。
今見ると面白い映画だ。
芝居としてはパロディ精神横溢。
藤原釜足が下手な義太夫を詠じるところで手元のお銚子が揺れたり、鳥が暴れたりする。
また親子三人でタクシーをヒッチハイク風に止めるところは「ある夜の出来事」だ。


別の映画だが、映画「朝の並木路」#2 夢の中の逃避行 千葉早智子(1936)


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