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2004.05.26

父ありき 1942 松竹

2004年01月18日(日) 
No.112
製作担当   磯野利七郎
監督 小津安二郎
演出補助   西川信夫 鈴木潔 山本浩三 塚本芳夫
脚本   池田忠雄 柳井隆雄 小津安二郎
撮影  厚田雄治

堀川周平   笠智衆
良平 佐野周二
少年時代  津田晴彦
黒川保太郎  佐分利信
平田真琴   坂本武
ふみ   水戸光子

笠智衆が小津映画で初めて主演した作品。
天下の佐野周二や佐分利信を向こうに回して堂々の演技だ。

ネタバレあり---

周平と良平の親子は父子家庭。
子どもの身の回りの世話は、みんな親父が見ていた。
周平は教師だ。
修学旅行で生徒が羽目を外して湖にボートで入っていき、遭難する。
その事件で周平は自信を失い教師を辞する。

一旦は田舎でのんびり親子仲良く暮らしていたが、良平の中学進学と共に周平はひとりで東京に出ることにした。
田舎暮らしでは息子の学費もままならない。
だから、東京で働いて息子に仕送りしてやろうと思った。良平は心細くて泣き出した。

やがて時は経ち、良平は高校、東北帝大とすすみ、とうとう秋田の中学教師の職を手に入れた。
父は中途で教師を辞しただけに、喜びもひとしおだった。
そんな息子が休暇で東京に遊びに来るという。
また昔の教え子たちが同窓会をやってくれる。
毎日周平は気持ちよく酒が飲める。
しかしある朝、出勤前に父は倒れる。

---

良平が子どもの頃、数学教師の周平に円錐の体積を質問される。
そのとき、「3.14かける半径の二乗かける高さ・・・・・・÷3」と答えに間が空いたところが、印象に残った。

父親と暮らしたい息子の思いが結局満たされず終わるのだが、今どき、こんな殊勝な息子がいるだろうか?
だからお父さんのためにも、しっかりお国のために働いてくれということだな。
水戸光子が同僚先生の娘役で佐野の嫁になる。

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