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2004.05.24

愚か者の船 1965 コロムビア

2004年02月17日(火)  No.154
監督 : Stanley Kramer
製作 : Stanley Kramer
原作 : Katherine Anne Porter
脚色 : Abby Mann
撮影 : Ernest Laszlo
音楽 : Ernest Gold

Vivien Leigh (Mary_Treadwell)
Simone Signoret(La_Conesa)
Jose Ferrer (Rieber)
Lee Marvin (Tenny)
Oskar Werner (Dr._Schumann)
Elizabeth Ashley (Jenny)
George Segal (David)

1933年の大恐慌直前。
ナチスは数ヶ月前に政権を取っていた。

メキシコを出航したベラ号は、二流の客船である。
船員はドイツ人で、客はドイツ人、ユダヤ人、スペイン人、アメリカ人だ。
急遽、キューバに寄り、ヨーロッパからの出稼ぎ労働者を乗せていくことになった。

その中にはスペインの伯爵夫人もいた。
彼女は民衆側に立って、地主に対して抵抗したので、政治犯として国外追放にあっていた。


グランド・ホテル形式の佳作。
ホテルでなく客船になると、身分差別に対する登場人物の考えがはっきり出る。

ビビアン・リーは中年の外交官夫人、夫と別れて欲求不満だ。
これが最後の映画である。

シモーヌ・シニョレも「悪魔のような女」のころはまだ若かったが、10年経ったら老けた。
老伯爵夫人というところか。

ホセ・フェラーはナチスで羽振りのいい叔父さん。

一方ハインツ・リューマンはユダヤ人だが、「ナチスはユダヤ人迫害なんてやるわけがない。ドイツはユダヤが支えてるんだ」と考えている。
あとで酷い目にあっただろう。

若かったジョージ・シーガルが抜擢されている。
相手役のエリザベス・アシュレーは美しく、この映画ではとくに輝いていた。

フリークスのマイケル・ダンが狂言回しである。美味しいところで出てきた。


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