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2004.06.22

東京の女 1933 松竹蒲田

〔監督・原作〕小津安二郎
〔出演〕岡田嘉子、江川宇礼雄、田中絹代、奈良真養 ほか

東京のアパートで暮らす貧しい姉弟のお話。
弟は姉に学資を出してもらって大学に通っている。
姉は昼はタイピスト、夜は大学関係のアルバイトをしているはずだった。
やがて弟は恋人から姉の秘密を打ち明けられる。

---

細かい描写が印象的な室内心理劇。
部屋一面に壁紙、和服も柄物オンパレード。
完全に欧米映画の影響を受けている。
原作のエルンスト・シュワルツは小津のペンネーム。
言い忘れたが、無声映画である。


洋装の岡田嘉子ももちろんだが、和服姿の岡田嘉子もやたらとバタ臭い。
当時の女優としては希有な存在だったのではないか。

実はこの映画は検閲されていて、岡田嘉子が共産党のスパイをやってることが、ぼかされている。
ただ酒場女をやってたわけじゃない。
党があってのことなのだ。
実際、1933年ナチスが政権を取り、それに呼応するかのように、日本は国際連盟から脱退した。
後年、映画の設定のように岡田はソ連に亡命している。

恋人役の田中絹代はぽっちゃりして、二重あごだった。
ちょっとショック。
服装はというと、和風も和風、べたべたの大和撫子だ。
伊豆の踊子を演じていた頃だから、まだ幼さが残っていた。

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