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2004.06.21

赤と黒 le rouge et le noir 1954 仏

ジェラール・フィリップ作品を見ているが、それは女優陣が揃ってるから。年増のダニエル・ダリューがこの作品のマドンナだ。アントネラ・ルアルディは出番が少なく、貫禄的に言ってもダニエル・ダリューの敵ではない。

監督 : クロード・オータン・ララ
原作 : スタンダール
脚色 : ジャン・オーランシュ / ピエール・ボスト
撮影 : ミシェル・ケルベ
音楽 : ルネ・クロエレック
ダニエル・ダリュー(Mme. de R\8f\a1\a5nal)
ジェラール・フィリップ(Julien Sor\8f\a1\a5l)
アントネラ・ルアルディ(Mathilde de la M\8f\a1\ccle)
アントワーヌ・バルペトレ(Abb\8f\a1\a5 Pirard)
アンドレ・ブリュノ(Abb\8f\a1\a5 Chelan)

ジュリアンは大工の子。ナポレオン以降の、身分社会に戻ったフランスにおいてはいかんともしがたい。しかし彼は才能豊かな野心家で、赤(軍人)と黒(僧侶)を目指している。
ジュリアンは僧侶の修行をしながら、ド・レアナル家で家庭教師のバイトをする。ド・レアナル夫人は絶世の美女だった。二人は会ったときから、お互いに悪からず思っていた。そしてある夜、とうとうジュリアンは夫人の寝間に忍び込み、情を通ずる。
しかし、人の口に戸は立てられないモノ。密告の書状が絶え間なくやってくる。そして夫人の娘が倒れて、夫人は罪を犯しているから神が罰を下したのだと考える。やがて二人の仲は終わりになる。
ジュリアンは当初から考えていた神学校に行くが、なかなか回りとなじめない。唯一心を許していた司教も巴里へ転任すると言う。ジュリアンもこの機会に思いきって巴里へ出ることにした。
巴里では軍法律家の助手として雇われる。回りから身分の低さをなにかと強調され、面白くない。しかし、主人の娘がジュリアンに惚れているようだ。いつもの手練手管で娘を口説き落とし、主人に結婚を迫った。まんまとうまくいきそうだった。
主人はド・レアナル夫人にジュリアンの身分を照会した。しかし教会は出世するジュリアンのことが面白くない。教会は夫人に手紙を無理矢理書かせ、ジュリアンの婚約をぶちこわしたのだ。
怒ったジュリアンは教会にいた夫人の姿を見つけ、ピストルで撃つ。幸い急所は外れたが、ジュリアンは有罪となり、断頭台の露と消えた。

イーストマンカラー作品。ダニエルダリューの美しさを楽しむ作品だ。母性を持った女の色気、可愛らしさ。
一方、ルアルディは妹的存在だ。キャピキャピしてる。結局、男は母性を取る。

スタンダールはこの作品を1830年頃書いている。軍人から外交官に転身して、小説を書き始めた。王制復古時代の若者は何かしらエネルギーの向く先を求めていた。もう少し我慢しておけば、何度も革命があったのに。

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