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2004.08.01

浮雲 1955 東宝

●2002/12/01 Sun   ☆☆☆☆☆
成瀬巳喜男監督 
水木洋子脚本 
林芙美子原作
出演
高峰秀子 (幸田ゆき子)
森雅之 (富岡兼吾)
山形勲 (インチキ宗教家・伊庭杉夫)
岡田茉莉子 (向井の妻おせい)
加東大介 (向井清吉)

高峰秀子主演の傑作映画。

戦時中、農林省技師の富岡(森)とタイピストのゆき子(高峰)は仏印で出会い愛し合った。
しかし引き上げてくると、二人はなかなか一緒になれない。
富岡は妻と別れられず、その上、彼女に病気になられてしまい見捨てるわけに行かない。

絶望したゆき子は外人相手のパンパン生活に入る。
そんなゆき子を慰めようと、富岡は三島の温泉に連れて行く。
そこで富岡は人妻おせいと出会い、色目を使ったばかりに、またゆき子と揉める。
ゆき子は妊娠していたが、これをきっかけに下ろしてしまう。

しばらくゆき子は、インチキ宗教家伊庭の世話になっていた。
そんなある日、富岡の妻がなくなったという。
葬式のあと、ゆき子は富岡が屋久島へ赴任することを知る。

ドロドロの、どうしようもない男と女の世界だ。
女のせりふはリアルで、妙に恐ろしく感じられる。
高峰秀子はちっとも不潔感が無く、それだけが救いだった。

海外とくにヨーロッパで絶賛された映画で、日本映画のベストワンに上げる人は多い。
カヤックスとか、カウリスマキとか、大物監督が信奉者している。
この人たちの映画も、そういわれてみて見れば成瀬作品にそっくりだ。


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