ブログの移転先

カテゴリー

ココログ検索


  • ラジオデイズ

    声と語りのダウンロードサイト!


  • Google
無料ブログはココログ
2016年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
フォト

ウェブページ

« 君さえいれば 金糸玉葉 (1994, 香港) | トップページ | 菊豆 (1990, 中国+日本) »

2004.08.20

さらばわが愛 覇王別姫(1993, 香港)

陳凱歌(チェン・カイコー)監督のカンヌ映画祭グランプリ作品。
2時間52分の長編映画。
京劇に青春を賭けた若者二人が中国現代史に翻弄される。
彼らが演ずる伝統の舞台を美しい映像で描いている。


京劇の舞台に立つには子供の頃に親と離縁して京劇一座の見習いとなり、アクロバットなど、かなり厳しい修行を経て一人前に認められなければならない。
小籠と小豆(レスリー・チャン)も国民党時代に京劇一座に拾われやがて才能を開花させていく。

やがて小豆は女形となり蝶衣と名乗り、演劇界の大立て者で同性愛者の袁に見初められた。
小籠との京劇「覇王別姫」(項羽と劉邦のお話、四面楚歌や虞美人草などのエピソードがある)は当たり狂言となる。

しかし、小籠が娼婦菊豆(コンリー)と成り行きから結婚することになると、蝶衣と小籠の間はぎくしゃくし始める。
蝶衣は小籠のことを心密かに想っていたのだ。
小籠もまたそのことはわかっていたが、気づかぬ振りを通す。
時代はその間も大きく揺れ動き、日本軍が北京に入城すると、蝶衣は宴席に呼ばれる。
これが後に大きな禍根となることも知らずに。

やがて時代は日本の敗戦、共産党支配の時代を経て、文化大革命の荒波が文芸を襲う。
京劇批判が高まる中、小籠と蝶衣もまた民衆の前に引きずり出され、転向を迫られる。
何も答えぬ蝶衣だったが、小籠は蝶衣を売国奴だと告発する。

京劇の世界を知らない人にも、知っている人にもその美しさに圧倒される。
決して答えられることの無い愛に散った、レスリー・チャンの女形姿もちょっと危ない。
男性と女性から同時に愛される主人公の立場も大変だが、恋敵である筈のレスリー・チャンとコン・リーの間に流れる、同志愛のような特別な感情にも注目される。

単なる同性愛映画とは違うので、興味のある人は是非ごらん頂きたい。

« 君さえいれば 金糸玉葉 (1994, 香港) | トップページ | 菊豆 (1990, 中国+日本) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22870/1237200

この記事へのトラックバック一覧です: さらばわが愛 覇王別姫(1993, 香港):

« 君さえいれば 金糸玉葉 (1994, 香港) | トップページ | 菊豆 (1990, 中国+日本) »