ブログの移転先

カテゴリー

ココログ検索


  • ラジオデイズ

    声と語りのダウンロードサイト!


  • Google
無料ブログはココログ
2016年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
フォト

ウェブページ

« モース主任警部「オクスフォード運河事件」 ミステリチャンネル | トップページ | 許されざる者(1992)ワーナー・ブラザース »

2004.08.08

ビフォア・ザ・レイン 1994 マケドニア

監督: ミルチョ・マンチェフスキー  (ベネチア映画祭グランプリ)
製作: ジュディ・クーニヤン 
セドミル・コラール 
サム・テイラー 
キャット・ヴィラーズ 
脚本: ミルチョ・マンチェフスキー 
撮影: マヌエル・テラン 
音楽: アナスタシア 
 
出演: グレゴワール・コラン 
ラビナ・ミテフスカ 
カトリン・カートリッジ  (2002年に死去)
ラデ・シェルベッジア(「セイント」、「自由な女神たち」) 
ジェイ・ヴィラーズ

第1話マケドニア 
女の子が修道院に匿ってくれと逃げ込んでくる。
彼女はアルバニア人でムスリムだった。
キリスト教徒を誤って殺したらしい。
そんな彼女に恋心を抱く若い修道士キリル。
キリスト教徒のマケドニア人も探索に来た。
やがて二人で修道院を脱出するが、アルバニア人の村に入ると、イスラム教徒に襲われる・・・

第2話ロンドン 
アンは夫との子を妊娠していた。
しかしピューリツア賞を受賞した敏腕カメラマン・アレックスにも求婚されて迷っている。
アレックスはキリルの兄だった。
アレックスがマケドニアに飛んだ夜、アンは夫とレストランで話し合いを持つ。
そのとき客とウェイターがけんかを始める。

第3話マケドニア 
アレックスは故郷マケドニアに帰った。
仲間たちは元気そうだった。
彼はハナにも会いたくなった。かつて愛し合った仲だった。
彼女はムスリムだ。ムスリムの村へ行くと、キリスト教徒の彼は銃を向けられる。
ある日、アレックスの幼なじみが、ハナの娘に刺し殺される事件が起きる…

第1話、第2話、第3話は無限サイクルになって繋がっている。
第3話が終わると自動的に1話が動き出している。
面白い映画の作り方だ。
民族抗争は始まると神話が無限に続くように、終わることがないと言いたいのだろう。
第1話の意味もマケドニアの事情に疎い人間にすぐにはわからないが、3話になってようやく理解出来る仕組みになっている。
マケドニアって何もないところだ。
イランのような石だけの町だ。
ギリシャ正教会の修道院を立てるのにぴったりの場所だな。

この映画で大事なところは、マケドニアの話に終わらず、ロンドンと繋がっていることだ。
ヨーロッパの繁栄の裏に北アイルランド、ボスニアなど民族宗教紛争は激化していて、ロンドンに住む人でさえ巻き込まれうる。他人事ではない。

ラデ・シェルベッジアは今やハリウッドで大活躍を見せている。
この作品でハリウッドは彼に興味を抱いたようだ。

第2話では男っぽい三船敏郎キャラだったが、第3話になるとマケドニア人がみんな濃いキャラなので、ラデは一転して知的な平和主義者キャラに変身する。
ロンドンでは好色なキャラだったのが、マケドニアでは女を抱かなくなる。
そういう二つの顔を見せるあたり、見た目よりも器用な人だ。

エミール・クストリッツァ以外の旧ユーゴ映画はあまり見てこなかった。
内容がどぎつくて重いからだ。

でもそろそろそういうことも勉強しなければならない。
我々の周りにも人種のるつぼはある。
中国だ。アジアカップを見ていて、江沢民以後の中国は限界に来ていると思った。
朝鮮族、満州族、蒙古族、さらにウイグル族、彼らが共産主義という共通の宗教を捨てて、独立に立ち上がったとき、中国は崩壊する。
そうしたら、中国の周辺部はユーゴ化するかも知れない。
となると、この映画のロンドンが東京になっても不思議ではない。人ごとじゃない。


« モース主任警部「オクスフォード運河事件」 ミステリチャンネル | トップページ | 許されざる者(1992)ワーナー・ブラザース »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22870/1153150

この記事へのトラックバック一覧です: ビフォア・ザ・レイン 1994 マケドニア:

« モース主任警部「オクスフォード運河事件」 ミステリチャンネル | トップページ | 許されざる者(1992)ワーナー・ブラザース »