ブログの移転先

カテゴリー

ココログ検索


  • ラジオデイズ

    声と語りのダウンロードサイト!


  • Google
無料ブログはココログ
2016年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
フォト

ウェブページ

« パッチ・アダムズ(Patch Adams, 1998,USA) | トップページ | 市川馬五郎一座顛末記 浮草日記(1955) 独立映画 »

2004.08.14

恋に落ちたシェイクスピア (Shakespeare in Love, 1998,USA)

98年作品で、アカデミー賞6部門で受賞した傑作だが、賞狙いっぽい所も感じられた。
ジョン・マデン監督はテレビ出身。


時は16世紀終わり、エリザベス一世の時代。
演劇を愛する女王のおかげで、ようやく俳優や劇作家が陽の目を見るようになったころ。新進劇作家シェイクスピアはスランプに悩まされ、新作の創作も手に着かない。
そんなとき、役者のオーディションで素晴らしい才能を持った少年と出会う。
その少年は実は良家の子女バイオラ(グウィネス・パルトロウ)の変装だった。

彼女は役者になりたかったが、当時は女性が舞台に立つことを禁じられていた。
やがて彼女の正体を知ったシェークスピアは、身分の違いを越えて彼女と愛し合うようになる。
ところが彼女は貴族との婚約が整い、数週間後にはアメリカ大陸へ旅立つ身の上。
いずれ離ればなれになる二人は、一層深く愛し合う。

愛し合えば愛し合うほどに、言葉と詩が生まれ始める。
情熱を創作にも向けた、シェークスピアは二人の悲しい運命を基にして、一大恋愛悲劇「ロミオとジュリエット」を完成させた。
しかし当局やバイオラの婚約者の妨害に会い、上演するまでに一難去って又一難。
最後はロンドンの演劇人が力を合わせて、上演にこぎ着ける。

ところが今度は、ジュリエット役の少年が突然、声変わりするアクシデント。
舞台はどうなってしまうのか?

「ロミオとジュリエット」創作の裏に、シェークスピアにも同様の恋愛経験があったのではないか?というところから作られている。
「ロミオとジュリエット」自体は、五年に一度ぐらい作られている(笑)から、陳腐なのだが、その創作裏話となると、新鮮みがある。

絢爛豪華な衣装もさることながら、グウィネス・パルトロウの気品の高さとふんだんなラブシーン、劇場同士のいざこざ、アクションシーンなどを織り交ぜ、厚みのあるドラマになっている。

ただ、あまりに期待が高すぎると、裏切られるかもしれない。
最後の場面に不満がある。
最高の盛り上がりは、観客からの拍手喝采シーンなんだから、そこで切って欲しかった。

実はグウィネスが女でありながら、舞台に上がったことを当局に追求される。
グウィネスは、新大陸アメリカで自分らしく生きる女性として頑張るから、シェークスピアも創作を続けて欲しいと訴えて、去る。

監督は最後でグウィネスが俳優に挑戦した、勇気のある「自立した女性だ」ということを訴えたかった。
そういうことは、芝居の前半から織り込んでしまい、自然に感受させてほしかった。


コスチュームドラマであり、画像は華麗だから、DVD視聴が望ましい。
台詞劇だが、リュート音楽などをふんだんにBGMに使っている。
バロック前期のロンドンの、のどかな雰囲気を楽しめる一本。

« パッチ・アダムズ(Patch Adams, 1998,USA) | トップページ | 市川馬五郎一座顛末記 浮草日記(1955) 独立映画 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22870/1189231

この記事へのトラックバック一覧です: 恋に落ちたシェイクスピア (Shakespeare in Love, 1998,USA):

» es muss sein 運命の声 2003.5.X 初出 [仙台インターネットマガジン ★仙台のフリーネット雑誌]
ボロロ族にも差別はある。 僕は衝撃を受けた。 ボロロ族にも、生地での差別や 粗野... [続きを読む]

« パッチ・アダムズ(Patch Adams, 1998,USA) | トップページ | 市川馬五郎一座顛末記 浮草日記(1955) 独立映画 »