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2005.10.24

旗本退屈男 謎の幽霊船 1956 東映

佐々木味津三の作品はどれも好きだ。
旗本退屈男にしてもむっつり右門にしても、カッコいいのだ。
この作品では、市川右太衛門は「天下御免の向こう傷」の大見得こそ切ってなかったが、それでも殺陣に見ほれてしまう。


薩摩藩にやってきた琉球の使いの様子がおかしい。
聞けば王様(三島雅夫)が倒れ、跡取りは乱心したという。
筆頭家老(薄田研二)は王子の教育係に娘(高千穂ひずる)を使わしている。
彼は次席家老(原健策)と琉球へ乗り込み、ことの真相を探ろうとする。
早乙女主水之介一行も、老中の命で陰謀を探らんと、琉球にやってきていた。

主水之介一行には横山エンタツ 、杉狂児 、渡辺篤ほどの芸達者が揃っているのに、見せ場があまりない。
残念である。

次席家老・原健策は一度は筆頭家老薄田研二を琉球に売ったのだが、
最後になって、大和魂を思い出したのか、早乙女主水之介の危機を身を挺して救うシーンには感動してしまった(笑)

女性では高千穂ひずる、本間千代子も良いが、
のちに松竹新喜劇に転じた勝浦千浪の若い頃が実に懐かしかった。

配役:
市川右太衛門 (ご存知早乙女主水之介)
江原真二郎 (島津の馬鹿殿)
薄田研二 (筆頭家老平田監物、里枝の父でもある。)
原健策 (次席家老大迫庄左衛門、平田を亡き者にして、あとを狙っている。)
横山エンタツ (横這いの円太、主水之介に従う。)
杉狂児 (弥八)
渡辺篤 (風天堂一徹、占い師)
田代百合子 (菊路、主水之介の妹)
勝浦千浪 (百踏、踊り子)
高千穂ひづる (里枝、芙佐丸の教育係)
山手弘 (芙佐丸、王の息子だが急に気が触れた。)
三島雅夫 (尚貞王、琉球王だが毒を盛られて口が聞けない。)
進藤英太郎 (阿麻和利、琉球王の座を狙う)
神田隆 (名護玄哲、芙佐丸のそばで監視している。)
山形勲 (孫大人、清をバックに琉球独立を画策する。)
千石規子 (阿応理屋、祈祷者)

監督 : 松田定次
原作 : 佐々木味津三
脚色 : 比佐芳武

しかし幽霊船なんかどこにも出てこなかった。

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