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2006年8月

2006.08.28

秘密機関 1982 ハピネット・ピクチャーズ

アガサ・クリスティ原作の冒険ミステリ。
原題は、The Secret Adversary。 
ずっとAdversaryの意味は「機関」だと思っていた(^^ゞ

第一次大戦後の不況下。
労働党がイギリスの政権を取ったらソ連のようになっちゃうと信じられていた時代。
久しぶりに再会した幼なじみのトミーとタペンスは、英国の極秘条約文書消失事件に巻き込まれてしまう。
文書を狙っている革命組織の大ボス・ブラウンは誰なのか。
文書と一緒に消えた娘はどこにいるのか?

何度もテレビで見ていたが、新たに完全版DVD(吹き替え)で見た。
はじめは犯人が誰だか忘れていたが、途中で思い出した。

犯人ブラウン氏は目立たない男と言う設定だったが、十分目立っていた(^^)

フランセスカ・アニスの声は従来通り田島令子が演じていた。
いささかお年を召されたが、フランセスカ自身が派手な人だし、当時四十路前だったから、それほど差は感じなかった。
ジェイムズ・ワーウィックはテレビ版の「ささきいさお」ではなかった。
しかし、違和感はなかった。
ワーウィックは老けて見えるが、実は若くて、団塊の世代なのだ。

発売されているDVDは実質三枚組なのに、四枚組になっていて割高だと思う。
中古商品が出るのを待った方がいい。

2006.08.06

下山事件 最後の証言 祥伝社 2005

現在ロングセラーを続けている。読んでみると、これがかなり面白い。

昭和24年の国鉄下山総裁の轢死事件を掘り下げている。

他の下山事件関係の著作との違いは、著者の祖父が事件の関係者だったこと。
普通こういうドキュメンタリーは、取調調書や検事調書の(飽き飽きするような)事実の羅列が多い。
しかし、この本は違う。

新聞記者の書くものと違い、身内と会話するだけで取材できてしまう。
直接、関係者から生証言を得ているので、推理小説を読んでいるようだ。

ただし、この事件はほとんどの証人が偽証している。
しかも100%の偽証ではなく、50%の偽証なのだ。
半分は本当であって、半分が嘘だ。
したがってここに書かれている「最後の証言」も、そうかもしれない。

実行犯をイニシャルで、拉致犯の一人を実名で指名しているが、指名の理由はやはり関係者の証言である。
物証は全くない。

また著者は、黒幕の「政治家」が誰かを推理しているが、その安直さに疑問を感ずる。
なぜ黒幕は政治家でなければならないのか?
彼は犯人グループを知っていたと考えられるが、はたしてフィクサーだったのか?

もしこの事件が国鉄の○○がらみの犯罪ならば、政治家ではなく、▲▲家の方が怪しいだろう。
しかし名指ししてしまうと、未だ差し障りがあるの人なのかもしれぬ。
そこで敢えて政治家の名前を挙げたのではないか。

またこの下山事件と、同じ年の真夏に起きた未解決事件である、三鷹事件、松川事件との関係を説明していない。
国鉄に関わる、これほどの大事件が、それぞれ独立な事象だったのか?

この本のおかげで、下山事件は一層謎が深まった。

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