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2006年9月

2006.09.24

ナイチンゲールの屍衣 1984 Independent TV

英国の巨匠P.D.ジェームズ女史原作のアダム・ダルグリッシュ警視シリーズをドラマ化したもの。
前後編それぞれ二時間で見た。
本国では50分の全5回だったようだ。
原作を読んでいないため、先が読めず、なかなか見応えがあった。

共産圏への密輸絡みの殺人事件があり、その事件の容疑者ディテンジャーが入院した。
事情聴取のためダルグリッシュが訪れた目前で、看護学生が毒殺される。
彼女はディテンジャーを看護していたのだ。
警察は根深い陰謀を察知する。
やがて二人目の看護学生も犠牲になる。


アガサ・クリスティーの原作ではないので、ストレートに犯人は決まらない。
僕も二人目が殺されたところで、容疑者を絞っていくと、○○が怪しいなと気づいた。
しかし最後に、ちょっとしたどんでん返しがあった(^^ゞ

なかなか渋い作品だ。欧米での評価も高い。(CWA賞受賞)
ミステリ・ファンは必見。

主演
ロイ・マースデン(ダルグリッシュ警視)
エレノア・デビッド(看護学生ファロン)
デボラ・フィンドレイ(看護学生ピアス)

2006.09.17

なぜエヴァンズに頼まなかったか 1980 LWT

アガサ・クリスティ原作の冒険譚、今回は吹き替え完全版で鑑賞した。
やや長い3時間ドラマながら、間延びせず、大成功している。
何しろ声優が大御所揃いである。

事件はウェールズの海岸で始まった。
ボビー・ジョーンズ(J.ワーウィック)がゴルフを楽しんでいると、見知らぬ男が崖から落ちて倒れている。
その男は死ぬ直前に「なぜエバンズに頼まなかったか」という言葉を遺した。
やがて男の妹が現れ、事故死で一件落着かと思われた。
しかしある日、ボビーは危うく毒殺されそうになる。
その話を聞いた、レディ・フランシス(フランチェスカ・アニス)の冒険心は大いにくすぐられるのだった。

さすがに「トミーとタッペンス」シリーズのパイロット版になっただけのことはある。
シリーズの最初にして、最高傑作である。
こういう作品を見ていると、ジェームズ・ワーウィックとヒュー・フレイザーが重なる。
どちらも、とぼけた味がよい。

吹き替え版で見ていると、声優の格から犯人は誰かすぐわかるのだが、証拠がなかなか出てこない。
田島令子は追加部分も一人で吹き替えをしていた。
角谷卓造はいまや「渡る世間は鬼ばかり」というより、アメリカでもっとも有名な名探偵モンクの吹き替えでおなじみになってしまった。

フランチェスカ・アニスは派手なレディ・フランシスが似合っている。
しかし庶民であるタッペンス役は似合わないと思う。
ニコルソン夫人役のマデリーン・スミスは逆にいささか地味だった。
もう少し派手な人が良かったな。

出演
フランチェスカ・アニス(田島令子)
ジェームズ・ワーウィック(ささきいさお)
リー・ローソン(橋爪功)
ロバート・ロングデン(角谷卓造)
ジョーン・ヒクソン(太田淑子)

ただ、この一作のために四枚組のDVDを買うのかは難問であろう。
ミステリーチャンネルで録画した方が良さそうだ。
IMDB

2006.09.03

七つのダイアル LWT 1982

あのチムニーズ館に滞在していたエリート外交官が、変死した。
昨晩、枕もとには八つの目覚まし時計がおかれていたが、朝になると一つ足りない七つの目覚まし時計が並んでいた。
二人目の外交官が撃たれる。
死の直前に遺した、「セブン・ダイヤルズ・クラブ」という言葉が謎を呼ぶ。
バトル警視のチームとバンドルのチームが、推理を競う!

出演
シェリル・キャンベル・・・バンドル(「牧師舘の殺人」)
ジェームズ・ワーウィック・・・ジミー(「トミーとタッペンス」のトミー)
ハリー・アンドリュース・・・バトル警視(「ラ・マンチャの男」牢名主)
ジョン・ギールグッド・・・バンドルの父ケイタラム卿(「オリエント急行殺人事件」ベドースのほか名シェークスピア俳優である。)
クリストファー・スカウラー・・・ビル

ドラマの展開としては、最初の二つの事件を急ぎ足ですっ飛ばしたという感じがする。
早く主人公のバンドルを登場させたかったのだろう。
それなら(原作とは違うが)最初から登場させれば良かったのではないか。

20年以上前に見ていたのだが、すっかり忘れていた。
ビルがジミーの部屋を訪れるところでようやく気がついた。
正直言って、こういう犯人は後味が悪い。

しかしシェリル・キャンベルは好演である。
なぜ彼女がタペンスにならなかったのか?
フランセスカ・アニスより数段よろしい。

また、なぜ「チムニーズ舘の秘密」を製作しなかったのか?

2006.09.02

ひらいたトランプ アガサ・クリスティ 早川文庫

名探偵ポワロのドラマ新シリーズが今年英国では放送された。
日本では、製作に少し時間が掛かりそうだ。
来年の夏の放送だろうか。

新シリーズの目玉の一つが、この「ひらいたトランプ」(Cards on the Table, 1936)である。
何しろクリスティの小説での主要人物が、顔合わせをする。
ポワロ、バトル警視、オリバァ夫人の主役級三人、さらに名脇役としてのレイス大佐もいる。

小説をまだ読んでいなかったので、読んでみた。

人がやたらと死んだのに、地味な味わいだったな。
過去に5人が謎の死を遂げて、ポワロら探偵役四人の面前でさらに一人殺される。
それ以上はネタ晴れになるから、ぼかすが、あと二人が死ぬ。
ほとんど大量殺戮の世界なのだが(笑)ポワロはのんきに当日のブリッジの経過を調べて、そこから得意の性格分析をしている。

最後の犯人のあぶり出しも、今の時代ではとても有罪にできない。いつものことだが(笑)

ドラマでオリバァ夫人を演ずる女優さんは、英国在住アメリカ人である。
Zoe Wanamakerというテレビ女優だ。
新ミス・マープル「予告殺人」でブラックロックさんを演じているから、英国で相当に活躍している人だろう。

でもそれだったら、"Ms. Swan"(madTV, Fox)でおなじみのAlex Borsteinを推薦したのに。
まだ若いけれど、芸はたしかだ。
オリバァ夫人の創造した探偵の癖である北欧訛りで喋らせたら、超一流である(笑)

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