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2006年10月

2006.10.08

飛ぶ教室 2003 ドイツ

寄宿舎で同質になった悪ガキどもは、通学生との抗争の中で友情を深めていく。
ある日、彼らの隠れ家で「飛ぶ教室」という脚本を見つけた。
彼らはこの作品をクリスマス会で演じようと相談する。
その脚本には大きな秘密が隠されていた。


「エーミールと探偵たち」と同じ原作者エーリッヒ・ケストナーの児童文学だ。
現代風にアレンジしていたが、至極まっとうなものであった。
原作はナチスの影を落とす中で寄宿舎学校の青春を描いていた。
この映画は旧東独の話であり、東西ドイツ統一が微妙に影を落としている。

子供たちが幼く中性的に見えて、実に可愛らしい。
萩尾望都の世界を映像にしたようである。



2006.10.01

天城越え 1978 NHK

1978年度芸術祭大賞受賞作品。
原作は言わずとしれた、松本清張の短編。
「伊豆の踊り子」と同じ年に、逆方向に向けて天城越えをした少年の冒険譚だ。

少年を鶴見辰吾、年老いてからは宇野重吉が演じている。
娼婦役の大谷直子が実にきれいだった。(後年、同じ役を演じた田中美佐子の方が個人的には好みなのだが、このときの大谷の方がより凛とした美しさを感じた。)
ベテラン俳優陣の顔を見ているだけで楽しくなる。

原作では土工(佐藤慶)や娼婦の背景については描かれていなかったのだが、ドラマではその謎に迫っていた。
松本清張がゲスト出演しているぐらいだから、この解釈には彼も了承していたのだろう。

若い頃の田島刑事を津田恵一が演じている。この人は、あまり見たことがない。
年を取った田島を中村翫右衛門が演じていたから、前進座の関係者かと思ったが、やはりそうであった。
でもこの役は孫の中村梅雀にやらせたかった。

出演 大谷 直子、佐藤  慶、鶴見 辰吾、中村翫右衛門、宇野 重吉、松本 清張、津田 恵一、玉川 良一
演出 和田勉

エーミールと探偵たち 2001 独逸

父と2人暮しのエーミール少年は、父が交通事故で入院中、ベルリンにホームステイすることになる。
しかし彼は友人の窃盗事件の関係者として、警察に追われていた。
ベルリンへの列車の中で、エーミールは乗り合わせたグルントアイスという男に免許証の偽造を依頼する。
父は事故で免許証をなくしてしまっていた。
グルントアイスの役者が一枚上手で、エーミールの全財産を盗んでしまった。

原作を現代風に翻案した映画作品である。
しかしやり過ぎである。
女の子が多く出てくるのは良しとしよう。
なぜ原作のおばあちゃんが、ベルリンの女牧師になってしまったのか。

リアルでなければ、ドイツの子供たちは喜ばないのかもしれないが、それにしても・・・
この作品は、子供にこびている。と同時に子供を馬鹿にしている。
ケストナーも怒っているのではないか?

イギリスの場合、たとえばチャールズ・ディケンズにしろ、ジェーン・オースチンにしろ、きちんと時代背景を描く。
それと比べて、ドイツの児童文学と映画の関係はどこかおかしい。
戦争に負けたせいなのであろうか?


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