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2007.03.06

外套と短剣 1946 ワーナー

「外套と短剣」とは、本部での内勤もあれば、敵地に潜入しての諜報活動もある、スパイという仕事の二面性を象徴的に表している。

一見すると、能天気なスパイ映画である。
しかし至るところに、フリッツ・ラング節が出てくる。
瞬発的な暴力シーンと甘いラブシーンを交互に繋ぐ巧みさである。


マンハッタン計画に参加するジェスパー博士は、OSS(のちのCIA)に請われ、ハンガリー人科学者ローダの救出のため、スイスに向かう。
しかし彼の目前で彼女はナチによって殺されてしまう。
強い責任を感じたジェスパーは、ローダの同僚ポルダ博士を救出するため、イタリアに潜入する。
そこで彼はパルチザンの女闘士ジーナと運命的な出会いを果す。

アメリカの科学者は、映画になると、スーパーマンになってしまう。
運動神経の鈍いファインマン先生も、いざとなったらこうなるのだろうか?

ゲッペルスに追われアメリカに亡命したユダヤ系オーストリア人にして、サスペンス映画の巨匠フリッツ・ラングが演出している。

当初のシナリオは、はっきりと原爆批判を打ち出していたそうだ。
しかし衝撃のラストシーンは、広島・長崎への原爆投下のおかげでカットさせられた。
それで、こういう中途半端なスパイ劇になってしまったそうだ。

だから、この映画は監督の責任ではない。
今だったら衝撃のディレクターズカットが発売されてもおかしくない。

監督
フリッツ・ラング(「メトロポリス」「ドクトル・マブゼ」「暗黒街の弾痕」)
出演
ゲイリー・クーパー(「モロッコ」「武器よさらば」「誰がために鐘は鳴る」「真昼の決闘」「昼下りの情事」、彼はF.ラング作品に出演したが、A.ヒッチコック作品には出ていない。)
リリ・パーマー(「モンパルナスの灯」「ブラジルから来た少年」)

リリ・パーマーも当時は32歳、大人の魅力タップリのユダヤ系オーストリア人である。
1933年ナチスが政権を掌握した際に、パリに亡命している。
1943年にレックス・ハリソン(「マイ・フェア・レディ」のヒギンズ教授役)と結婚して、ブロードウェイで「媚薬」(後にJ.スチュアート、キム・ノバクで映画化された。)を演じている。(その後離婚)
1953年、「雨月物語」が銀獅子賞を取った年のベネチア映画祭で女優賞を獲得。
1958年、「モンパルナスの灯」でモジリアーニ役ジェラール・フィリップの愛人ベアトリスを好演。
1978年、「ブラジルから来た少年」に出演した。

イギリス、フランス、西ドイツ、イタリア、さらにはアメリカの映画、舞台、テレビショーで活躍し、おまけに最後の夫はアルゼンチン人という超国際派女優だった。



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