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2007.05.23

森進一と川内康範

「おふくろさん」でようつべを検索すると、問題の歌詞の映像が出てくる。(速攻で削除されるだろうが。)
マスコミでは語りを歌詞の前に付加したと言われていたが、現在この部分には音程があり、歌詞の一部になっている。
だから著作権法20条1項の「同一性保持権」に引っかかる(と思う。)

いつも心配かけてばかり
・・・・
叱ってほしいよ、もう一度
(保富康午作詞、猪俣公章作曲)

追加した部分に森進一自身の母親に対する気持ちが反映されているのはわかる。
しかし川内康範が作詞した部分は、そういう甘ったれの歌ではないのだ。
川内が怒るのも無理はない。

はたして川内康範を敵に回す、馬鹿がいるだろうか?
ある人は彼のことを「月光仮面」「レインボーマン」の原作者や「まんが日本昔ばなし」の監修者だと思っている。
ある人は新東宝「怪談累が淵」や日活「銀座旋風児」の脚本家や作家だと思っている。
またある人は「おふくろさん」や「花と蝶」「誰よりも君を愛す」「伊勢佐木町ブルース」「骨まで愛して」「君こそわが命」の作詞家だと思っている。

しかし同じ人間が一人でそのすべてをやっているのである。
政治家さえ彼には一目置いている。
彼は、かの「死ね死ね団のテーマ」の作詞家なのだ。
レインボーマンに出てきた、ミスターK(平田昭彦)以上に怖い人なのだ。
JASRACだって結局動いた。
こんな親父をどうして敵に回せるか?

森進一も、2005年の森昌子離婚騒動から、良いこと無しだ。
デビュー時から、色々とやっかまれて女性問題や母親の事件で中傷もされたが、ナベプロにいたため、大きな問題にならなかった。
1979年独立後は不安視されるも、「新宿みなと町」をヒットさせて、1980年大原麗子と結婚する。
四年後に離婚したが、1986年に森昌子と再婚して、何とか今まで無難に過ごしてきた。

しかしここにきて、数え年61歳の厄年ど真ん中である。
森進一の発言は、何故かストレートにマスコミに出てしまう。
スタッフの怠慢だろう。
マスコミでも森進一を庇ってくれる人がいない。

歌手生命最大のピンチである。

ファンが選んだ森進一 ベストアルバム

(懐音堂から転載)

5月23日、ワイドショーに川内氏が出てきた。
たしかに彼の母の無償の愛は尊いが、一つ間違えると軍国歌謡にもなるのである。
お国のために死ねと、言っているのだ。
森は「おふくろさん」に拘らず、他の作詞家に依頼して母の歌を唄えばいいのではないか?

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