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2007.07.02

ハンス シュミット-イッセルシュテット ブラームス全集

Scribendumというレーベルの盤である。
録音年月がどこにも記載されていない。
放送局音源の正規リマスタリング盤であって、決して海賊盤ではないと思うが、それにしても実に怪しいCDだ。

http://www.hmv.co.jp/Product/detail.asp?sku=1871947

音は良くない。
いや悪い。モノラルのようだ。
音場も狭い。
音質に関してはデッカのシュミットイッセルシュテットを聞き慣れているから、これじゃ誉めようがない。
しかしフランス人やユダヤ人、またカラヤンの指揮するブラームスを聞き飽きた耳には、シュミットイッセルシュテットのドイッチェなブラームスが実に新鮮に響く。
実に重厚、重々しいのだ。

交響曲1番もミュンシュのような派手なことがない。
2番は最高に重い。重くて死にたくなっちゃう(笑) 
3番は渋い。カラヤンとは正反対だ。
4番も決して軽くはない。
質実剛健と言おうか。
クライバーと正反対の演奏だが、クレンペラーとも違う。
他に「大学祝典序曲」、「ハイドン変奏曲」、「運命の歌」も入ってるが、これも渋いのだ。

録音のせいもあるかもしれない。
デッカなら、やや軽めにリマスタリングしただろう。

最近、ヘビーローテーションで掛けている。ブラームスの暗く渋い響きが癖になりそうである。
☆☆☆☆

スクリベンドゥム

レーベルについては調べがついた。
日本主導のレーベルであり、元EMIのイアン・ジョーンズが噛んでいるそうだ。
デッカのシュミット・イッセルシュテットばかり聞いてきたから、EMI風の丸い音に違和感を持ったのだろう。
音は正直言って良くはないと思うのだが、聞き飽きない不思議な音である。

(懐音堂)


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