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2007.07.06

三億円事件 一橋文哉 新潮文庫

一橋文哉とは、一橋のブンヤさんのこと。
つまり毎日新聞だ。

昭和43年12月10日午前9時頃、府中市で三億円事件が発生している。
三分間で三億円を稼いだ事件として有名だ。
遺留品の多さでも目立っている。
誰一人怪我をしていない。
鮮やかな犯行である。
この本は時効になった、事件の真相を明らかにしている。

---ネタばれ---

まず警察官の息子が、事件直後に自殺している。
彼のことを犯人だという識者も多い。
小林久三氏もそうだった。

しかし彼は三億円事件とは何の関わりもないと言うことだ。
名刑事平塚八兵衛も父親に直接尋問して、無実の心証を得たとのことだ。

その平塚八兵衛が単独犯行説を採ったため、現場が混乱した。
そのため、この事件は迷宮入りになった。
実は複数犯行だったのだ。

犯人は実行犯ロク、混血児のジョー、そして兄貴分で元警官の「先生」の三人組である。
ジョーは米軍兵士の息子であり、米軍基地にしばらく現金を隠していた。
70年頃、ロクは謎の死を遂げた。
先生は時効完成後の80年代にはいってから、ジョーとともにアメリカに渡り、商売を始めた。
その後、二人は袂を分かって、ジョーはサンディエゴ、メキシコのティファナ、そして中南米奥深くへ流れたようだ。
当然ドラッグを扱っていたものと思われる。
一方、先生はアメリカで結婚して家族をもうける。
商売を手広くやっていたようだった。
しかし最近、毎日新聞が接触した途端に、ジョーを捜しに日本に舞い戻り、精神病院を次々を訪問し、公安警察に事情聴取されている。
ジョーは死んだのだろうか?

悲惨な終わり方をしている。
お金を二人で山分けしたのだろうが、ジョーは早い時期に使い果たしたようだ。
派手な商売をしていた先生も、どうやら使い果たしたようだ。
最後に生き残った先生は既に60歳を越えて、未来はなさそうである。

毎日新聞は先生に突撃インタービュー(6時間)を掛けた。
しかし、ジョーは結局捕まらずじまいだった。
ジョーが出てくれば、二人の話の食い違いを突いて、あっさりおとす事も出来たろう。
状況証拠は先生を指しているが、彼は実行犯ではない。
ジョーの証言を取れなかったことから、たとえ時効でなくても訴追は困難だ。

ライブドアから再掲示

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