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2007年8月

2007.08.31

PETER FRAMPTON COMES ALIVE, UNIVERSAL SACD 5.1CH

CDは一枚ものだったが、LPは二枚組だった。
SACDになって二枚組に戻った。
曲数はSACDの方が増えているはずだ。

元ハンプルパイのピーター・フランプトンによる、のりのりの全米ツアーライブ盤(1976)だ。
リア・サラウンド(反響音)がタップリ入っている。
回りに観客がいるような、音に包まれた感じになる。まさにライブだ。

しかし、(たとえばDVDと比べて)とくに音がいいとは思わなかった。

2007.08.30

スーパーベース2 レイ・ブラウン、クリスチャン・マクブライド、ジョン・クレイトン

テラークのSACD5.1ch盤だ。
ベース3本だけのブルーノートライブ。
途中2曲だけパーカッションが入っている。

渋いテラークの企画盤だから、期待していなかったが、大外れ。
なかなかいい!

ベースは好きな楽器だ。
307から出てくるベースの音は固い。
ディナウディオ・スペシャル25で聞きなれた音の方が、本物には近いだろう。

でも俺は307の方が好きだ。
空気の乾いた部屋での、あまり響かないベースの音も渋い。

ややベースがにじんでしまうところもあるが、ボリュームを下げて楽しむ分には、SACDであっても全く問題はない。

2007.08.29

ダリダ(フランスの大歌手)

ダリダの国籍は、イタリア人(育ちはエジプト)だ。
アラン・ドロンとの共演があるし、フランスにはダミア(「暗い日曜日」)という大歌手もいたので、ずっとフランス人だと思っていた。

この人の人生波乱万丈については
Dalida Dalida
が詳しい。(日本語)

カンツォーネ時代:1959年「チャオチャオバンビーナ」
Dalida - Ciao ciao bambina (live)

1969年ドイツのTVらしい。曲は「悲しき天使」(仏題は「花の時代」か)、自殺した恋人ルイジ・テンコが作った「Ciao Amore Ciao」
Dalida - Le temps des fleurs & Ciao amore ciao

次は二つのビデオを編集している。前半は1974年の「18歳の彼」(日本では岩下志麻がカバー)、後半は1981年「ノスタルジー」
dalida " il venait d'avoir 18 ans " / " nostalgie "

そして最後はアラン・ドロンの語りをフィーチャーした「パローレ・パローレ」(日本では「あまい囁き」by 中村晃子 feat. 細川俊之)
dalida & alain delon " paroles paroles "

本当にこの人の歌唱には、圧倒される。
CDは一枚では無理だが、入門編ならこれかな。ただし中古がお薦め。
Forever

上のトーク付き「パローレパローレ」では物足りないという方には、
セリーヌ・ディオンの歌はいかが。
Céline Dion & Alain Delon - Paroles, paroles
いまや映画界を引退したアラン・ドロンがスタジオで生出演している。
ダリダの歌だけに、セリーヌ級の歌手でないと歌えないのだろう。

2007.08.28

ボニーM、アラベスク、バカラなどユーロディスコ

ミュンヘンサウンドのボニーM「怪僧ラスプーチン」
boney m-rasputin男1人女3人の黒人グループだったが、実際はドイツ人プロデューサーが操っていた。
事情はここに詳しく載っている。このサイトは大変ためになる。

昨年末話題になったDJ OZMAの元々の曲「ダディ・クール」
Boney M - Daddy Cool

こっちは正しい「バビロンの河」
Boney M - Rivers Of Babylon (1978)

次は西ドイツ系キャンディポップ。
大ヒットしたアラベスクの「ハローミスターモンキー」は誰かが作ったイメージ映像しかなかった。
Arabesque- Hello Mr Monkey
三人組なので、どうしてもキャンディーズと比べてしまう。リズム感では負けているが、振付では日本も負けていない。

アラベスク「恋にメリーゴーランド」(タイトルの意味が分からない。)
Arabesque

アラベスク「さわやかメイクラブ」(凄まじい題だ。)
Arabesque- Make Love Whenever You Can
アラベスクは探せばまだまだ出てきます。

しかしアラベスクをgoogleでしかも日本語で検索すると、ドビュッシーが出てくるのは良いとして、次に山岸涼子先生のバレエ漫画が出てくる。

美人お色気デュオのバカラもある。
見ているだけで腰が砕けてしまう「誘惑のブギー」
Baccara - "Yes, sir, I can boogie"
彼女らはスペイン出身だが、西ドイツからデビューした。

彼女らを見ると、ピンクレディーと比べてしまう。
BACCARA VENUS 1977

1978年のユーロビジョン。多分、これがフランス語のスペイン訛りなのだろう。
Baccara - Parlez-Vous Français?

1979年テレビでの「グラナダ」、彼女らはやはりスペインものが最高。
BACCARA "GRANADA" 300 MILLONES 1979

最後は西ドイツ版「あの人は今」かな。
Maria Mendiola Mayte Mateos Interview 2004 Baccara
顔も少し似ていた二人は、仲が相当悪かったので、今も分裂したままみたい。

西ドイツのヴェロニカ「恋のダディーオー」が見つからなかったので、ハンガリーからニュートンファミリー「ドンキホーテ」を。
Neoton Familia - DON QUIJOTE
ハンガリーの平田隆夫とセルスターズといった感じだった。

ついでにもう一つ。
フラメンコタッチのナンバー、サンタ・エスメラルダの「悲しき願い」(フランスのプロデュース作品。ボーカルのリロイ・ゴメスはアメリカ人。原曲はもちろんアニマルズ。)
Santa Esmeralda - Don't Let Me Be Misunderstood
中原理恵「東京ララバイ」(作曲筒美京平)が似ていたのは有名だ。

推奨CD:
ザ・マジック・オブ・ボニーM~ベスト・コレクション
キャンディ・ポップス
CANDY POPS!2
これで一晩中踊り明かしてください。

大英帝国からドゥーリーズ。「ウォンテッド」は当時の映像がない。(1979年)
Wanted-Dooleys

バックスフィズ「夢のハッピーチャンス」
United Kingdom entry to Eurovision 1981
Bucks Fizz Making your mind up
ユーロビジョンだけあって、気合いがはいっています。

そして大御所ノーランズ。「ダンシングシスター」(1980)
ただし姉妹の生まれは隣のアイルランド。
The Nolans - I'm In The Mood For Dancing (Sung In Japanese)
日本語で歌っています。

セクシーミュージック(1981)
Nolans - Sexy Music
第10回東京音楽祭でグランプリ受賞。
声は枯れていたんだけどなあ。
Nolans - 10th Tokyo Music Festival - Grand Prize
元気だった頃の土居まさるが懐かしい。

2007.08.26

フランソワーズ・アルディ さよならを教えて 1973

フランソワーズ・アルディはフランス国内では1962年にデビューして、6年間芸能活動した後、寡作家(シンガーソングライター)になり、今ではたまにしか出てこない。
頭のいい人だったので、若いうちに一生の生計を立ててしまったのだろう。

日本では、1973年に大ヒットした「さよならを教えて」
以前フルコーラスを見つけたのだが、削除された。
これは1分ほどの台詞無し。
Françoise Hardy - Comment te dire adieu
原曲は英語だったが、セルジュ・ゲンズブールが仏訳詞をつけた。

ジェーン・バーキンとのデュエット版「さよならを教えて」が、あった。

Francoise Hardy & Jane Birkin - Comment Lui Dire Adieu

後半のダンスに度肝を抜かれる(笑)

物足りない人には、ロシア語デュエットの「さよならを教えて」
Comment Te Dire Adieu in russian

それでも物足りない人には、カナダ出身のアイドル、
ナターシャ・サンピエールの「さよならを教えて」
Natasha St. Pier - Comment te dire adieu

フランソワーズ・アルディに戻って、デビュー曲の「男の子女の子」(郷ひろみの歌ではない。)
françoise hardy - tous les garçons et les filles

日本では1979年「沿線地図」(山田太一原作・脚本、岸恵子、河内桃子、真行寺君枝、広岡瞬出演)の主題歌になった「もう森へなんか行かない」
Françoise Hardy - Ma jeunesse fout l camp

次の映像のフランソワーズの細さは何なんだ。
Sylvie Vartan & Francoise Hardy - Il y a deux filles en moi

1998年(より後)のフランソワーズ。
最近の姿をみることは滅多にないが、なかなかすてきなおばさんだ。
Sylvie Vartan Francoise Hardy Etienne Daho - On s'ressemble

推奨CDは:
告白 (CCCD)

2007.08.25

キューバの音楽ソン

こういうPVらしいビデオを見つけた。

Omara - 'LIBERTAD' DESDE MI TIERRA - Musica Cubana

キューバは、ブエナビスタソシアルクラブ・ブームが下火になったので、「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」で世界的な名声を得たオマーラ・ポルトゥオンドと、若いミュージシャンと組み合わせて、売り出そうという腹なのだろう。
でも彼女もおばちゃんになってしまった。
美空ひばりの「真赤な太陽」を思いだす。

キューバ音楽ソンの真の継承者は、アダルベルト・アルヴァレスである。
Tumba, Timbal y Bongó - Adalberto Álvarez y Su Son
キューバにとって、オマーラとアダルベルトの共演が90年代の目玉商品だった。

両者の共演CDは、
Omara Portuondo: Roots of Buena Vista


2007.08.24

サルサ女性歌手 La India

今回はサルサ女性歌手のLa Indiaだ。
今や、大御所の貫録が出てきた。
2002年の映像

それより少し前の映像だろう。
Seduceme
Ese Hombre

彼女は1992年にNYラテンの大御所エディ・パルミエーリに見いだされて、サルサ・デビューする。

それ以前1988年(昭和63年)のアイドル時代の映像は笑えたのだが、削除されてしまった。


2007.08.23

ジェラシーの作曲家ヤコブ・ガーデ(1869-1963)

なくなったフランキー・レインも録音していた「ジェラシー」は有名な曲だが、意外にその作曲家は知られていない。

ところが、次のページを見つけた。
それによると、この曲が作られた事情は次のようである。

このコンチネンタル・タンゴの名曲は、デンマークの著名な音楽家によって1920年代に作曲された。

当時ガーデは、渡米してニューヨーク・フィルでの演奏活動の後、再び祖国デンマークへ帰国し、劇伴音楽の作曲などをしていた。
そしてある日、新聞に載っていた、夫が嫉妬から妻を殺した事件にインスパイアされて、この曲を思いつく。

はじめは"Jalousie"というフランス語の題名であった。(英語圏以外ではこの方が有名である。)
アメリカでは「ドンQ(怪傑ゾロの息子)」(1925)というダグラス・フェアバンクス(父親の方だ。)主演の無声映画の音楽に採用され、ヒットした。当時は映画館が映画音楽の生演奏をつけていたのだ。なお、英語による作詞はVera Bloomによる。

タンゴなのに、デンマーク人がアメリカでヒットさせたとは、思ったより国際的背景を持つ曲だ。

ジーン・ケリー、フランク・シナトラとトム&ジェリーの共演で話題となった「錨を上げて」(1945)でキャスリン・グレイソンがこの歌を唄っている(オリジナルサウンドトラック所収)が、このときは"Jealousy"という英語の題名になっていた。

その後、Frankie Laineの歌唱でリバイバルし、その後も世界中で何十年と演奏され続けている。
また、日本では漣健児が詞を付けている。

ようつべでは、クラシック風にアレンジされたものがアップされている。

オーケストラ
ギター・ヴァイオリン・チェロのトリオ演奏
アコースティックギターのソロ

そして中でも多いのが、アイスダンスの音楽だ。
アイスダンスSP

Kathryn Graysonの歌は典型的なタンゴ(iTMSで試聴可能)だが、手持ちのFrankie Laineの歌(ベスト盤)は今風のアレンジがされている。
1950年代の彼の録音は昔風のタンゴだったのではないかな。

Anchors Aweigh

Jezebel: The Best of Frankie Laine

2007.08.22

フランキー・レイン

(7年2月懐音堂から転載)

巨星落つ。
93歳で天寿を全うしたということだが、それでもショックだ。
JBが死んだとき以上の衝撃だ。

彼は32歳(遅い!)でデビューして、1億2千万枚以上のレコードを売り上げ、21枚のゴールドディスクを獲得している。最初のブルーアイドソウルシンガーだった。

ヒット曲ではたとえば、"Jezebel," "I Believe," "Mule Train" ,"Moonlight Gambler","High Noon",ローハイド,"Gunfight At The OK Corral", "3:10 to Yuma","Blazing Saddles" などがあげられる。

また、今回初めて知ったのだが、英国では"I Believe" が連続18週1位を記録して、これはビートルズにも破られていないそうだ。

最近の録音だが、公式サイトの名曲集でサンプルが聞ける。

フランク・シナトラでもなく、ペリー・コモでもなく、まして本国のマリオ・デル・モナコでもなく、イタリア系の中でもワンアンドオンリーな歌唱だった。

しかし、ジョニー・レイ、トニー・ベネット、エルビス・プレスリーやトム・ジョーンズさらにブルース・ブラザーズの先駆者でもあった。

何しろ、ジャズ、ソウル、カントリー、クラシック、カンツォーネ、ゴスペルとどんなジャンルでも歌ったのだから、凄いの一言。

クルーナーと言われているが、「ローハイド」や「OK牧場の決斗」などカントリーウェスタンから彼の歌に入った多くの日本人には、ド演歌型と言った方が良いのではないかな?

俳優としては(少なくとも日本から見ていて)大成しなかったが、それが彼の声を長持ちさせたのではないかと思う。


Wikipedia英語版

Official Site

2007.08.21

フランス・ギャル グレイテストヒッツ 2002

フランス人歌手は意外だが、女優とは違って、美人が少ない。
しかしアイドル系やセクシー系など、癖のあるタイプは、人材が豊富だ。

フランス・ギャル(France Gall)は、1965年頃全盛を誇ったアイドル歌手。
YouTubeでも若い頃から最近までの映像が見られる。
若い頃の声は、強烈にロリータがかっている。

そこで思い出すのが、「こまっちゃうな」の山本リンダ。
彼女のモデルになったのではないか。

それまでのパワーアイドル(コニー・フランシス=中尾ミエ)型が飽和してきたので、呂律の回ってないギャル型へと切り替えたのだろう。
そして70年代に入っても、それは浅田美代子、伊藤つかさらへと引き継がれていった。

だけど、そういうタイプに限って、見た目と違い、気が強そうだ。

フランス・ギャル グレイテスト・ヒッツ

2007.08.20

こわれもの イエス DVDAUDIO 5.1ch

前半は聞きやすい音だったが、後半になって、うるさくてたまらなくなった。
リック・ウェイクマンのキーボードがキンキンして、スティーブ・ハウのギターが悲鳴を上げている。
同じDVDーAUDIOのクイーンの「オペラ座の夜」は節度ある作品だったが、これは少しやり過ぎだ。
まさにプログレらしい5.1ch リマスタリングだった。

307PM-1では安物過ぎて、まともな再生は無理だと思う。
ただし、リア・チャンネルのバランスは良かった。



2007.08.19

In a Silent Way--- Miles Davis Sony, SACD 5.1ch

これも渋いSACDだ。
以前はステレオCDで持っていた。
クールなマイルスの中でも、静かなCDだった。
そしてマルチSACDになって、さらに静かになった。

マイルス・デイビス以外のメンバーは、ソプラノ・サックスがウェイン・ショーター、ギターがジョン・マクラフリン、アコースティック・ベースがデイヴ・ホランド、ドラムスがトニー・ウィリアムスである。
さらに凄いのは、オルガンにジョー・ザビヌル、さらにツイン・キーボードにハービー・ハンコックとチック・コリアを配している。

センターにマイルスとショーターが陣取り、ギター、ベース、ドラム類も常に前衛だ。
はじめはオルガンとツインキーボードはリアだと思っていたのだが、オルガンは動いているようだ。
ジョン・マクラフリンとデイブ・ホランドはいつ聞いても格好良い。

2007.08.18

狂気 ピンクフロイド SACD 5.1ch

一度、時計が四方八方から鳴り出すのを聞いて見たいと思っていたが、実際に聞くと、大したことはなかった。
言わずと知れた現代音楽的なプログレの名盤である。クラシックやジャズの要素をふんだんに取り込んでいる。
エレキギターのアナログ多重録音なのに、多少キンキンする。オリジナルテープはよほど音が良いのか。それとも歪みが酷いのかな。

またロック系のマルチ再生は5.1ch必要か?昔のマトリックスサラウンドの4.1chで十分ではないか。五方向から音が出ている必要はないし、5.1chのいびつな五角形である必要はないと思う。映画に合わせるために、そうなってるんだけど、音楽を楽しむためにはスピーカーが一個無駄だと思う。

2007.08.17

FM01 クラシック専門のインターネットラジオ局

一昨年開局したが、いまだに潰れず保っている。
日本のインターネット業界でクラシックを根付かせることは難しいと思うが、なかなかしぶとい。
頑固な京都人らしい。

FM01

チャンネルは三つあり、一つめは日本人アーティストのCDからのmp3ストリーミング放送だ。
CDになるぐらいだから、立派なプロの演奏である。
欧米のアーティストと比べると、著作権料が格安なのだろう。

現在は第二チャンネルではオペラ歌手橘麗子の特集、第三チャンネルでは室内楽団フィルハーモニカトウキョウの特集を組んでいる。

日本人は規模の大きなオーケストラ合奏は苦手だが、室内楽オーケストラぐらいなら世界と肩を並べている。
インターネットで世界に流通させる意味で、こういう選曲になっているのかと思う。
英語による曲名表示を付ければもっとよい。

(2005年5月の懐音堂記事)

二年も経ちながら、チャンネル内容が変わらないのは、京都人の頑固さだろうか?
商業的にはうまくいってないのだろうな。
アフィリエイトやCMを付けて、頑張ってほしい。

2007.08.16

空軍大戦略 二つのオリジナルサウンドトラック

DVD空軍大戦略アルティメットエディションは、映画に使用されたロン・グッドウィンのスコアだけでなく、採用されなかった現代音楽界の重鎮ウィリアム・ウォルトンのスコアも、メニューで選択して楽しめる。

空軍大戦略」は、1969年の英国映画。バトル・オブ・ブリテンに関するものだ。

音楽ははじめ、現代音楽の大作曲家ウィリアム・ウォルトンが付けていたのだが、ロン・グッドウィンに差し替えられた。
サウンドトラックには、両方が収められている。

グッドウィンは、勇ましい音楽で戦意高揚に役立ちそうだ。
ウォルトンは静かな音楽、あるいは敵の攻撃の恐怖を煽るような音楽で、どちらかというと映画を客観的に見ることが出来る。

グッドウィンが付けているところでウォルトンが何も付けていないことがあり、逆にウォルトンが付けてグッドウィンが付けない箇所もあった。

9/15の決戦シーンは、行進曲風にもう少し勇ましくした方がいいと思ったが、映画のようにすることで「叙事詩」らしくなるのだろう。
監督・制作サイドの指示なのか、ウォルトンの作曲もあまり変わらなかった。
実際にどうだったかは、作品をご覧ください。

エンディングテーマは、さすがにウォルトンの方が素晴らしい。
クラシックのコーダ並みにド派手だ。

空軍大戦略 DVDアルティメット・エディション

オリジナル・サウンドトラック「空軍大戦略」

2007.08.15

千の風になって 秋川雅史 新井満訳詞

(一月に懐音堂掲示)

クラシック歌手秋川雅史(テノール)が、この歌ではじめてオリコン総合チャートで一位になった。
紅白でキムタクに朗読してもらったのが良かったのだろう。世代を超えてヒットしている。

千の風になって

クラシック歌手が国民的人気を誇るとは、藤原義江以来の快挙ではないか!
彼の場合、最近のトレンドである、イタリアのアンドレア・ボッチェリやフィリッパ・ジョルダーノの乗りとは少し違う。
でも今後も子供や年寄りが安心して聴ける音楽を提供して、JClassicをさらに盛り上がってもらいたいものだ。

訳詩を書いたのは、あの新井満だ。
電通マンとして、昭和52年自ら歌うカネボウのCMソング「ワインカラーのときめき」(作詞阿久悠、作曲森田公一)をベストテンに放りこんだかと思うと、昭和63年には芥川賞(受賞作「尋ね人の時間」)をゲットした才人である。

小説は読んでいないが、歌の方は良く口ずさんだものである。
新井も、読むと実はくさい詞を見事に歌って切っていた。

最近、新井は不思議な朗読「青春とは」を発表していた。
「千の風になって」も自ら歌っていたが、少し泥臭かった。
かつての天才もチョットずれたかなと思ってしまった。

それがどんどん秋川雅史はじめ競作になってしまう。
とくにクラシック系の歌唱が存分に詞の魅力を発揮していて、人々の心をとらえている。
やはり新井満は天才だ。

どこが魅力なのだろうか?
死んだ側になって考えればわかる。
「私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません 眠ってなんかいません」
誰も墓場みたいなあんな狭いところに押し込まれていたくない。

自分も少し大きな手術をしなければいけない身になって、はじめて「詞」の意味が分かった。いや、「死」の意味が分かったというべきか。

なお、新井満のCMソング「ワインカラーのときめき」は次のCDに入っている。

Belle~カネボウ・ヒット・ソングス

その後、本当の作詞者は誰か、権利はどうなっているのだ?と言う問題が起きたが、ブームが去り、問題も同時に消えた。
終って考えることは、新井満は商売人だということ。

2007.08.14

映画音楽大全集 City of Prague Philharmonic /iTMS

iTMSにあったのだが、凄い企画物だ。
おそらく他のMP3ショップでも扱ってるはずだ。

映画主題歌(あるいは挿入歌)のサントラ曲を、プラハ・シティフィルで「片っ端から」演奏している。
それも半端ではない。
1巻が約20曲で、全部で25巻である。

曲目はタイトルのA,B,C順に並んでいる。
25巻全部買え、と言うことか。

選曲も若い人向けすぎず、映画を愛する中年層なら知ってる曲ばかりだ。
中年おやじの財布の中身が、ねらわれているのだ。

オリジナルとは違うが、テンションの高い本格的演奏なので、ついつい食指が伸びちゃう(笑)


なんと別のショップには、新刊の26巻まで出ていた。
まだ増殖する気か?
ここはばら売りもしてる。

2007.08.12

カインド・オブ・ブルー マイルス・デイビス Columbia SACD 5.1ch

まず第一感、CDと全然違う。
すごく大人しい。
クールで、まさにブルーな「カインド・オブ・ブルー」だ。
しかしSACDを聞いてみると、CDの音は明るすぎる。
マイルスのミュート・トランペットが、CDでは、ややうるさく感じられた。

定位は左チャンネルにキャノンボール・アダレイ、ビル・エヴァンス、センターチャンネルにマイルス・デイビス、ポール・チェンバース、右チャンネルにコルトレーン、ジミー・コブで固定している。


2007.08.11

ジェイムズ・テイラー "Hourglass" Columbia, SACD 5.1ch

ジェームズ・テイラーは苦手で、名作「スイート・ベイビー・ジェイムズ」ぐらいしか、ちゃんと聞いていない。

このCDは1997年の製作である。6年ぶりだということだ。
ジェイムズの声は、昔の節回しより、ずっとストレートでフラットになっていた。
ヨーヨーマ、マイケル・ブレッカー、ブランフォード・マルサリス、スティングらがゲスト参加している。
ぜいたくというか、これだけコストをかけても、ツアーで十分取り返せるのだろう。


オリジナルがDSD録音であるから、マルチ再生ではダイナミックレンジが凄い。
安物のシステムでは高音楽器が時おりキンキンしている。低音もすごい。
ハーモニカがうるさいと思ったら、名人スティーヴィー・ワンダーだった。

リアスピーカーの使い方が、気になった。
余ったチャンネルを無理やり楽器に割当て、後ろから音を出しているんだが、やや違和感がある。
シンガーソングライターの曲なのだから、シンプルにリミックス出来なかったか。



2007.08.10

ハンス・シュミット-イッセルシュテット (1900-1973)

ドイツ人指揮者。ハンブルクの北ドイツ放送交響楽団創始者。
イメージとしては、録音が残っているせいもあって、モーツァルト、ベートーベン、ブラームスが強いが、本当は現代音楽に強かった。

ベストCD
ベートーベン 交響曲全集 ☆☆☆☆
VPO演奏。言うこと無し。
偶数番が良いけれど、第九はもっと良い。
中庸で無個性と言われるが、決してそんなことはない。
これほど、ウィーンフィルの良さを素直に出した演奏は無いだろう。
惜しむらくは、デッカの録音が少しやりすぎ。

リンクは第九分売版のみ

2007.08.09

ファビオ・ビオンディ(Vn)

ビバルディ「四季」(OPUS111)の鮮烈・奔放な演奏で世の中を唖然とさせた、バロックバイオリニスト・ビオンディ。
ベリタスレーベルに再録した物は、ややマイルドになったようだが、実はいろいろ隠し玉があり、作品自体もデフォルメされてある。


ベストCD
ビオンディ バッハ 協奏曲集 ☆☆☆
ビオンディのベリタス・レーベル移籍後の初バッハ挑戦(1999).
しかも、チェンバロ協奏曲をバイオリンに編曲する離れ業(バイオリン協奏曲もチェンバロに編曲してる)。
ドイツ人のバッハとは違う。
奔放なバッハの魅力たっぷり。

これは、できるだけ、大音量で聞きたい。
マイルドになったビオンディ節だが、やはり切れ味は、感じられる。
少しテンションの高い音を楽しんでください。


2007.08.08

コーヒーショップ殺人事件 名探偵コナン

名探偵コナンDVD PART2 vol.2

入院予定であり、視力も落ちているので、DVDをオーディオドラマにしたい。

今回は名探偵コナンを試してみた。

第二シーズン第二巻第一話「コーヒーショップ殺人事件」である。
妃弁護士が初登場する回だ。

アニメが原作の場合、死体の位置など、絵解きさせるため、映像情報が重視されて、音声では良く伝わらないことがある。
「名探偵ポワロとマープル」の場合、原作が小説だったので、音声情報だけでも、十分楽しめた。

すべての回に当てはまるのではなく、アクション系の話(例えば「ブラックインパクト」)など、音声だけでも楽しめるものもあった。

放映回数が多すぎるため、どれがオーディオドラマ向きか、調べる気もしない。
よく覚えている話から、音声だけで楽しめるものを精選して、病院に持っていこう。

もちろん、これはミステリマニア向けの情報です。
一度読んだミステリを二度と読む気がしない、普通の方には役に立ちません。

2007.08.07

アンサンブル・プラネタ

女性の和製アカペラグループだ。
SACD盤を聞いている。
「リベラ」などのボーイソプラノと比べて、演出は過小である。
したがって、声が少し濁っているように感じる。

そういう素に近い点が、彼女らの魅力なのだ。
最初に聞いたときはそれほどよく感じなかった。
体の調子を崩してからは、この声の方が癒しになると気づいた。

2007.08.06

ぼんくら、日暮らし 朝日放送 オーディオブック

宮部みゆきの原作を読んでいないので、それについては言及しない。

演出と脚本が同一人物によるものだ。
しかし、ご都合主義丸出しで、如何なものかと思った。

ラジオドラマを学芸会程度にしか、理解していないんじゃないか。
こういうものを市場に出しては、ラジオドラマは廃れてしまう。

声優陣では、原田知代が好演していた。

2007.08.05

CD 声に出して読みたい日本語 齋藤孝 草思社

日本語ブームの火付け役・齋藤孝先生のベストセラーが、CD付きで出ていた。
もとの本は小学生に音読させることが目的だった。
こちらは大人向けになっている。

のっけから「弁天小僧菊の助」だ。
お腹から声を出している。
詩や漢詩もある。
お経もいい。
古文や俳句、和歌もある。
明治時代の文豪の小説もある。
日本語って良いなあと思う。

昨今英語が日本に溢れている。
その弊害として、日本語から生来のリズム感が奪われた。
まず大人が正しい日本語を喋り、それを子供が真似する社会を作らなければ、日本語はいつの間にか香港みたいになってしまう。

最近、落語の「ジュゲム」が子供たちに人気だ。
これも齋藤先生が一枚噛んでいるそうだ。

ライブドアから再掲示。

斎藤先生はいまやベストセラー連発の人気教授だ。
その著書は、もう飽きた。
結局、最初のこの一冊に彼の言いたいことは尽きている。

2007.08.04

河野清人の思いつきボイス!「探偵小説アルセーヌ・ルパン」

最近よく聞いている、俳優さんのポッドキャストブログだ。
プロだけに、声がすごく良い。

また意外な本を朗読していて、興味深い。
小栗虫太郎の探偵小説「後光殺人事件」(法水麟太郎が登場!)、
コナン・ドイルの怪奇小説「北極星号の船長」、
アンドレーエフ原作・岡本綺堂訳の「ラザルス」(聖書で復活したラザロの話。)などだ。


二月の新シリーズは、何と「アルセーヌ・ルパン」だそうだ。
このところ続いた怪奇ものではなく、推理ものである。
これは楽しみだ。

朗読する側からすれば、ルパンが扮装するのだから、演ずる人数が多くなってたいへんじゃないかな。


河野清人の思いつきボイス!

(2月に懐音堂掲載)

その後も「ジーキル博士とハイド氏」などに挑戦している。

2007.08.03

柳亭痴楽 西行他 コロムビア

懐かしい!
痴楽師匠は1973年に枝雀の真打ち披露の最中、脳溢血で倒れて第一線から離れてしまった。
芸風を聞いていても、いかにも脳血管障害で倒れそうだ。
血圧が高そう。

ちょっと下品な話が、得意だった。
「顔面の破壊者」という自己紹介も、懐かしい。

「痴楽綴り方狂室」が有名だ。
「恋の山手線」は入ってなかったが、プロ野球選手編だとか、聞き覚えがあった。
「西行」、「宿題」、「ラブレター」の三題だが、なかでも「ラブレター」は名作だ。

(懐音堂から再掲示)

2007.08.02

ハニーナイツvs三浦弘とハニーシックス 「ふりむかないで」

ザ・ピーナッツの「ようつべ」にアップされている曲をダウソしていたら、「ふりむかないで」の三浦弘とハニーシックス版がアップされていた。

2002年に録音したらしい。
はじめて聞いたのだが、これは女性ボーカルを交えたコーラスグループで唄うものではない。(池田友彦作詞、小林亜星作曲)
(日本のジャクソン5ともいわれる、三浦弘とハニーシックスは三浦正弘とアロハブラザーズに末っ子で長女の礼子を加えたバンド。ハニーブラザーズ、ハニーロマン、ハニーシックスと名を変えている。三浦(正)弘はムードコーラスの天才的ソングライター。)

やはりこれはハニーナイツの唄だと思った。

エメロンシャンプーのCMソング(70年ぐらいから放送開始)で1972年にシングル化されている。
CFは素人美人の後ろ姿をカメラで捉えて、最後に振り向いてもらうもので、当時お茶の間に良く流れていた。
今だったら、やらせじゃないかと問題になっただろう。
原曲は「鉄道唱歌」ほどではないが、72番まであるそうだ。歌手は覚えていたのか?

ハニーナイツは男性四人組コーラスグループの一つで、ダークダックスより8年遅く1959年に結成されている。
ダークより一世代後のグループであるが、ボニージャックス(1958年デビュー)とほぼ同期である。

Wikipediaを見ればわかるが、CM、アニメソング、特撮ソングを数多くヒットさせ(これはボニージャックスも同じことである。)、中でもこの「ふりむかないで」は大ヒットしてオリコン総合チャートでも最高三位に入った。
その後、1974年に引退してしまったのは残念である。もう一段上を目指すことも出来たのに。

せめてダークダックスやデュークエイセス、ボニージャックスと組んでほしかったが、カレッジコーラスの彼らとは微妙に方向性が違っていたのかな。

ついでながら、ザ・ピーナッツの「ふりむかないで」(岩谷時子詞、宮川泰曲)、シモンズの「ふりむかないで」(1971、詞曲谷村新司)もようつべにアップされていた。これらは全然別の曲である。
ザ・ピーナッツとシモンズは振付が少し似ていた(笑)

ムードコーラス全曲集

ちなみにわが家のiPodで「ハニーナイツ」を検索すると、Wikipediaに載っている曲の他に、「キング・コング」(1967)があった。
あの「うっほうほうほ、うっほほー」である。
リードボーカルは藤田淑子(一休さんの声)であり、ハニーナイツは得意のバックコーラスを担当している。

2007.08.01

風変わりな遺言 名探偵ポワロとマープル

実は身体の調子が相当に悪い。
そこで負担のかかる映像より音声(iTunes,iPod)のコンテンツを増やしたい。

日本でもポッドキャストや有料オーディオドラマは現在、たくさん出ている。
しかしミステリ作品については、少ない。

そこで考えたのが、子供向けアニメのmp3化である。

テレビドラマをmp3化してみたが、ナレーションが付かないと、分かりにくい。
映像に頼りすぎて、音声面では情報が不足している。

アニメだと、子供に分からせなければいけないから、音声面でも説明用の台詞を入れている。
もちろん、完全に音声だけで意味が伝わるわけではないが、十分な情報量は伝えてくれる。

というわけで、大好きなアガサ・クリスティ原作のアニメ「名探偵ポワロとマープル」VOL2 から、第一話「風変わりな遺言」(早川クリスティ文庫「愛の探偵たち」での題名は「奇妙な冗談」)で試してみた。

なかなか良い出来だ。音声だけで楽しめた。時間も短くて、聴いていて疲れない。
しかし、ゲスト声優について一言。

及川光博(エドワード)は仕方ない。
でも女優でもある酒井法子(チャーミアン)は、どうだろうか?

この脚本の中心的存在はチャーミアンである。
彼女が、ミス・マープルに突っかかってくる所に面白さがある。

ノリピーはヒステリックに演じているが、アイドルだった哀しさか、陰湿さが足りなかった。
ここはしっかりした声優さんを使ってほしかった。


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