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2008年11月

2008.11.28

グレースと公爵 2001 フランス


監督・脚本:エリック・ロメール

出演:
ルーシー・ラッセル
ジャン=クロード・ドレフュス
フランソワ・マルトゥレ
レオナール・コビアン
キャロリーヌ・モラン


製作:フランソワーズ・エチュガレー
撮影:ディアーヌ・バラティエ
美術:アントワーヌ・フォンテーヌ
衣装:ナタリー・シェネイ
絵画制作:ジャン=バティスト・マロ

グレース・エリオット(ルーシー・ラッセル)はスコットランド出身の公娼である。
フランス国王の従兄弟オルレアン公(ジャン=クロード・ドレフュス)の愛人として渡仏し、フランス革命後もパリにとどまっている。
彼女は王党派に同情的であり、貴族の国外逃亡を助けていた。
対仏大同盟の中、国民の怒りは王家に向けられ、1793年ついに国王ルイ16世が処刑される。
この事件にグレースは大きなショックを受ける。
何よりもオルレアン公が国民議会で国王の死刑賛成に投票したのだ。
その後、グレースは革命政府に逮捕されるが、その毅然とした態度に圧倒されて、釈放される。
一方、オルレアン公は王位継承を狙ったとして、断頭台の露と消えていった。

エリック・ロメールの歴史劇。
一人の外国人女性から見た、フランス革命史。
革命の血みどろの側面が描かれる。


この作品は、いつものロメール調ではない。
バックの風景を全て油絵のようなCGで描ききっている。
現在のCG全盛時代に釘を刺したのだろう。

どんなCGも20年たてば、作り物くさく見える。
それなら始めから、絵のように美しく描く方がいい。

2008.11.26

ウィッカーマン 2006 アメリカ


監督・脚本:ニール・ラビュート
製作:ニコラス・ケイジ他
製作総指揮:ダニー・ディムボート他
オリジナル脚本:アンソニー・シェイファー
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
撮影:ポール・サロッシー
美術:フィリップ・バーカー
衣装:ライネット・メイヤー

キャスト
ニコラス・ケイジ(「リービング・ラスベガス」でアカデミー主演男優賞)
エレン・バースティン(「アリスの恋」でアカデミー主演女優賞)
ケイト・ビーハン
フランセス・コンロイ
モリー・パーカー(「ひかりのまち」)
リーリー・ソビエスキー(「ディープインパクト」)


ラジー賞にノミネートされただけのことはある。
こんな映画を一時間半も見ていた自分を褒めてあげたい

オリジナル版は、1973年英国製作で、クリストファー・リーや「黄金銃を持つ男」のブリット・エクランド(ピーター・セラーズの未亡人)も出演したカルトムービーだった。

リメイク版は、設定をがらりと変えている。
オリジナル版の主役はスコットランドの巡査部長だったが、新作ではカリフォルニア警察の白バイ警官だ。
スコットランド西部のヘブリディーズ諸島が、米国ワシントン州の個人所有島になっている。
旧作はリンゴの名産地で、新作は養蜂業を営んでいる。
(この作品を見て知ったが、蜂蜜も天候不順で不作になるそうだ。)

オリジナル版にあったエロティシズムが、リメイクには全くない。
これでは何のうま味もない。
ケイト・ビーハンやモリー・パーカーにも色気はない。
リーリー・ソビエスキーは美人だが、子役の頃のみずみずしさが失せた。伸び悩みだ。

共通点は多神教的ケルト伝説を背景に持ってきていることだ。
スコットランドならそれでいい。
しかしバンクーバーの近所で、妖精伝説には違和感を感じた。
舞台をカナダかアラスカに持って行った方が良かった。
あるいはキリスト教異端カルトの話にしてもよい。

何しろ良くなかったのが、知らない人が見ていても結末が読めてしまうことだ。
同じ結末でありながら、オリジナル版と違って、リメイク版ではどんでん返しになっていない。

ニコラス・ケイジはこのオリジナル版を愛していたのだろうか、
映画の製作に名を連ねたため、彼も大損をこいたであろう。


2008.11.17

女咲かせます 1987 松竹

監督 森崎東
脚本 森崎東、梶浦政男

出演:
松坂慶子 (石山豊代)
役所広司 (三枝高志)
川谷拓三 (大耳清十郎)
名古屋章 (富田銀三)
清川虹子 (熊井キン)
田中邦衛 (ワタ勝)

先日見た渥美清主演「白昼堂々」のリバイバル版。
女性映画の巨匠森崎東監督がメガホンを取る。

渥美清の前作は、準主役の藤岡琢也を引き立てすぎて、コメディーのうま味を殺していた。
この作品は、主演の松坂慶子を意外にも前作で桜京美が演じていたトヨヨに起用している。
さてどうなるかと期待したのだが、、、。

役所広司がごく当たり前の二枚目だったし、
泥棒映画=穴掘り映画というのも新味がなかった。

ただし、久々に松坂慶子の若々しい姿を見られたのは良かった。
昔はスマートで美人だったのだ。(今は、ふっくらしちゃったけれども。)

喜劇の演技も「蒲田行進曲」から変わってない。
当時は見飽きていたのだが、今では懐かしい。

そういう風に割り切ってみる分には、オススメ。

2008.11.12

知事の阪神巨人戦

井戸チャンス知事は、石原慎太郎都知事に馬鹿呼ばわりされて、再選の目はなくなった。
貴重な道州制反対派知事だっただけに、今後の道州制導入の議論が活発化しそうだ。

石原知事「浅知恵でバカ正直」 兵庫県知事発言問題で

実は井戸県知事の発言には伏線があった。

2007年4月8日、石原慎太郎東京都知事が都知事選に当選した直後、インタビューで「阪神大震災では、当時の首長の判断が遅れた為、2000人が余計に死んだ」と発言した。
これに対して井戸兵庫県知事は、4月9 日の会見で次のように反論した。

「きちっと私たちは私たちなりの分析をしておりますが、あわせて東京都は東京都の分析を明確にしていただいて、防災計画なり、防災体制の整備を行っていただきたいと思います。何故、自衛隊の派遣が遅れ、犠牲者が2000人増えたなどと言われるのでしょうか。いい加減な議論はしていただきたくないというのが、私の率直な気持ちであり、誠に失礼だと思っています。」

白昼堂々 1968 松竹

野村芳太郎監督・脚色
出演:
渡辺勝次 渥美清
富田銀三 藤岡琢也
マーチ 田中邦衛
森沢刑事 有島一郎
腰石よし子 倍賞千恵子
八百橋ユキ 生田悦子

直木賞作家・結城昌治のクライムノベルを映画化した作品。
正直言って、映画の出来は、まあまあ。

当時、テレビで注目されはじめた、関西弁丸出しの藤岡琢也が、渥美清と実施的にW主演である。
でも脚本は、コミカルな渥美清の場面にウェイトを載せた方が良かった。
このキャスティングからして、犯罪映画というよりはコメディーなのだ。
そういう意味で、野村芳太郎を監督に持ってきたのも、間違っていた。
(藤岡の初の単独主演映画は1970年の『喜劇 がんばれ日本男児』。)


こんな作品の中で、とびきり輝いていたのが、倍賞千恵子だ。
寅さんのさくらとは全く違う、キュートな万引き役で出ている。
昔は、いろいろな役をこなしていたのだ。

当然彼女がヒロインかと思ったが、案外出番は少なかった。
それだけに見せ場見せ場で、しっかり目立っていた。


あと、生田悦子が若かったなあ。

この原作は1987年に、「女咲かせます」として再び松竹が森崎東監督で映画化している。
出演は松坂慶子、役所広司、田中邦衛ら。

2008.11.07

狐の呉れた赤ん坊 大映京都 1945

Photo

丸根賛太郎監督作品

出演:
張り子の寅八 阪東妻三郎
へちまの辰 羅門光三郎
松屋容斎 原健作
賀太野山 阿部九洲男(九州男)
蜂左衞門 見明凡太郎
おとき 橘公子
善太(7歳)澤村アキヒコ


戦後すぐ公開された名作だが、
チャップリンの「キッド」に影響を受けている。
「無法松の一生」と比べると、ラストがあっさりしている。
ウェットな映画が嫌いな人向き。

名優が大勢出ているのにもかかわらず、阪妻が一人で大活躍している作品。
その表情たるや、すごい
歌舞伎役者の底力を見せつけられる。

悪役俳優、阿部九州男が二枚目の相撲取り役で出ていて意外だった。
調べてみると、戦前は大都映画(大映の前身)のスターだった。
子役善太は津川雅彦(マキノ雅彦監督)そっくりの男前だが、兄貴の長門裕之だという説もある。


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