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2009年6月

2009.06.29

戦争と平和 パラマウント 1956

監督 キング・ヴィダー

原作 レオ・トルストイ

脚本 エンニオ・デ・コンチーニ

撮影 ジャック・カーディフ、アルド・トンティ

音楽監督 フランコ・フェルラーラ

作曲 ニーノ・ロータ

配役:
オードリー・ヘップバーン (Natasha Rostov)
ヘンリー・フォンダ (Pierre Bezukhov)
メル・フェラー (Andrey)
ヴィットリオ・ガスマン (Anatole Kuragin)
ジョン・ミルズ (Platon Karatsev)
ハーバート・ロム (Napoleon)
アニタ・エクバーグ (Helene)  ☆

ご存じ、トルストイの名作の映画化。
ナポレオン戦争の頃のロシアのお話だ。

オードリーのナターシャ、アニタ・エクバーグのヘレンは良いとして、男優の配役に長年疑問を感じている。
ピエールがヘンリー・フォンダとか、アンドレイがメル・ファーラーとか、誰がキャスティングをしたら、こうなるのか、不思議だ。
DVDの映像で見ると、ますます違和感が募る。

また今回、ナポレオンがハーバート・ロムだと、はじめて知った。
ヌードも辞さぬ名演技だった(笑)

ハリウッド版は3時間あまりの長さだ。
一度に見てしまうと、中心人物が不在で、途中でだれてくる。

一方、ソ連版はさらに長尺な6時間版だ!
連続テレビドラマのつもりで、何回かに分けてみなければいけないだろう。
しかし凝った作りらしくて、なかなか良いという話だ。
女優の実際の成長に合わせて、ナターシャのシーンを撮影したと言う。
男優の配役も原作のイメージに近い。
値段は高いが、一度見てみたい。

ハリウッド版の予告編。

ソ連版の舞踏会デビューシーン。

2009.06.21

チップス先生さようなら 1939 MGM


Director: Sam Wood
Original novel: James Hilton
Writers: R.C. Sherriff, Claudine West

Cast:
Robert Donat ... Mr. Chips
Greer Garson ... Katherine
Terry Kilburn ... John Colley / Peter Colley I / Peter Colley II / Peter Colley III
John Mills ... Peter Colley as a young man

ジェームズ・ヒルトンの「チップス先生さようなら」の最初の映画化であり、ピーター・オトゥールの第二作と比べても、原作に近い。
34歳の二枚目俳優ロバート・ドーナットがパブリックスクールの老教師チップスの役を演じて、アカデミー主演男優賞を獲得している。
また、大女優グリア・ガースンがチップス先生の妻キャサリン役を演じている。
(この年の主演女優賞は「風とともに去りぬ」のヴィヴィアン・リーである。ガースンはこの賞を3年後に「ミニヴァー夫人」で獲得している。)
オスカー俳優ジョン・ミルズも当時から子役で活躍していたようで、美味しい役で登場する。

堅物教師だったチップス先生がようやくつかんだ幸せは、シャボン玉だった。
しかし、そういう悲しい経験が、先生を変えてくれた。
悲しいような、それでいて心温まる作品だ。


どですかでん 1970 東宝


監督 黒澤明

製作 黒澤明 松江陽一
原作 山本周五郎

脚本 黒澤明 小国英雄 橋本忍

企画 黒澤明 木下恵介 市川崑 小林正樹 (四騎の会)

撮影 斎藤孝雄 福沢康道

音楽 武満徹

主役:
頭師佳孝
菅井きん
伴淳三郎
丹下キヨ子
井川比佐志
沖山秀子
田中邦衛
吉村実子
三井弘次
三波伸介
楠侑子
芥川比呂志
奈良岡朋子
渡辺篤
藤原釜足
三谷昇


貧しい町があった。
天ぷらを揚げているおくにさんの息子は六と言う。知的障害者だが電車オタクだ。ドデスカデン、ドデスカデンと言って一日中、電車ごっこをしている。
増田と河口夫妻は仲がよいが、良すぎて夫婦交換をしている。
島悠吉は顔面神経痛で妻は凶悪だった。しかし彼が恐妻家かと思うと、実は愛妻家である。
内職に精を出す娘かつ子は伯父に犯されて妊娠するが、何故か仲良くしてくれた酒屋の店員を刺してしまう。そのおかげで伯父は警察沙汰を嫌い、姿を消す。
他にもこの町には個性豊かな人間が集まっていた。


黒澤は「トラトラトラ」から降りて自殺未遂を起こした後、
本来の絵画趣味にもどり、原色にこだわって作った、初の完全カラー作品だ。
この部落はゴーリキーの「どん底」風だが、原色があるために救われている。
どこか、フェリーニを感じさせる。興行的には完全に失敗した。

個人的には渡辺篤と三谷昇のエピソードが気に入っている。

2009.06.19

シャーロック・ホームズの殺しのドレス 1946 Universal

監督: Roy William Neill
原作: Arthur Conan Doyle
脚色:Frank Gruber
配役:
Basil Rathbone ... Sherlock Holmes
Nigel Bruce ... Dr. John H. Watson
Patricia Morison ... Mrs. Hilda Courtney

ブライアン・デ・パルマ監督(1980)にも同じ題名の映画があったが、こちらは白黒のシャーロック・ホームズもの。
まるで「六つのナポレオン」と「ボヘミアの醜聞」を足して二で割った話だった。
期待しないで見たのだが、意外にお得である。

なお、原題の「Dressed to Kill」はイディオムで、派手な、とか、セクシーという意味がある。
これはブランド名にも使われている。

ハードロックのKISSの日本で最初にヒットしたアルバムも、"Dressed to Kill"(ただし邦題は「地獄への接吻」)だった。

2009.06.18

赤い影 1973 英国、イタリア


監督 ニコラス・ローグ

原作 ダフネ・デュ・モーリア

脚色 アラン・スコット、クリス・ブライアント

撮影 アンソニー・リッチモンド

音楽 ピノ・ドナジオ

キャスト:
ジュリー・クリスティ (Laura Baxter)
ドナルド・サザーランド (John Baxter)
ヒラリー・メイソン (Heather)
クレリア・マタニア (Wendy)
マッシモ・セラート (Bishop Barbarrigo)

娘を事故で失った考古学者ジョンは、事故の記憶を忘れるため、ヴェネチアの教会復元工事に妻ローラを連れ出した。
そこで二人は盲目の霊媒師ヘザーと出会う。
ヘザーは最近娘を亡くしたことを言い当てる。
不審なものを感じ取ったジョンは、ローラをヘザーと会わせないようにするが・・・

赤を中心にした、きれいな映画だと思う。
娘の死という不幸を背負った人間がさらに不幸に見舞われる、という不合理。
(と言っても、世間ではよくあること。映画の世界での不合理である。)

しかし、期待が大きすぎただけに、最後のオチはあまりおもしろくない。

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