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2010年1月

2010.01.25

ことの終わり 1999 UK


The end of the affair
邦題 「ことの終わり」

監督・脚本 ニール・ジョーダン(クライング・ゲーム、インタビュー・ウィズ・バンパイア、マイケル・コリンズ、ブッチャー・ボーイ)
原作 グレアム・グリーン(第三の男)

出演
レイフ・ファインズ ... Maurice Bendrix
スティーブン・レイ... Henry Miles
ジュリアン・ムーア... Sarah Miles
イアン・ハート...      Mr. Parkis(探偵)
ジェイソン・アイザック... Father Richard Smythe(神父)

英国のカトリック作家グレアム・グリーンの出世作。
男女の三角関係を描きながら、それを超越した神の愛を確信させる。
ニール・ジョーダン監督もアイリッシュ・カトリックである家庭の出身だ。
カトリックは日本人の宗教観と相容れないものと思われがちだが、僕は全くそう思わない。
実体験があれば、これが普遍的なものだとわかるはずだ。
グレアム・グリーンにも実体験があったそうである。

前半はヌードシーンのオンパレードだが、
それが後半になると、かえって敬虔な気持ちをうむ効果を持つ。

人間は何かにすがってしか、生きていけない。
恋は愛になり、愛はやがて神への愛と昇華する。
残されたものも、神を恨むことにより、神の実在を悟る。☆☆☆☆

(あらすじ)
作家ベンドリクスが実体験を基に小説に描きながら、ストーリーは展開する。
旧友ヘンリーから妻サラの不貞の相談を受けて、ベンドリクスは激しい嫉妬を感ずる。実は第二次大戦末期、ベンドリクスとサラは不倫関係にあった。しかしロンドンが空襲に襲われ、サラの目の前でベンドリクスが負傷して以来、サラはベンドリクスの前から消えた。
ベンドリクスは探偵を雇い、サラの相手が誰か、探ろうとする。
探偵はサラの日記を手に入れた。そこには意外な真実が書かれていた。

(ネタバレ)











爆撃でベンドリクスが吹き飛ばされたとき、ベンドリクスは息をしていなかった。サラはベンドリクスを助けてくださいと神に祈った。するとベンドリクスが蘇生したのだ。それ以来、神に操を立てて、サラは誰とも交わらなかったのである。
ベンドリクスはサラをヘンリーから奪って、駆け落ちした。幸せそうに二人は未来の子供のことを語る。けれども、サラには時間が残されていなかった・・・


最後のベンドリクスの台詞。
”But leave me alone forever.”


2010.01.15

山桜 2008, ジェネオン

監督: 篠原哲雄
脚本: 飯田健三郎 、長谷川康夫
音楽: 四家卯大
原作: 藤沢周平

出演:
田中麗奈 :野江
東山紀之:手塚
篠田三郎:野江の父
壇ふみ :母
富司純子:手塚の母
村井国夫:諏訪平右衛門

「回り道をしても幸せになれる」ことがテーマ。
主演の田中麗奈たん(浦井野江役)のカツラは、はじめこそ違和感があったが、時間が経つにつれ慣れてしまった。
最後に涙を見せるシーンで、思わずもらい泣きした。
ちょうど一青窈の主題歌が掛かっていた。

相手役は東山紀之(手塚弥一郎役)、剣の使い手だが、台詞はほとんどない。
こんな役を、よくジャニーズ事務所がOKしたものだ。

手塚はかつて野江を遠くから見初めて、縁談を申し込んだが、
手塚が母子家庭だったので、浦井家の側が断った。
それ以来、手塚は嫁を取らない。
野江は最初の夫を病気で失ったが、金貸しを副業とする磯村家に再び嫁いだ。

亡き叔母の墓参の帰り、山桜が美しく、取ろうとするが、手が届かない。
そのとき「手折って進ぜよう」と手を伸ばしたのが、手塚だった。
「今はお幸せでござろうな」
そう尋ねて、立ち去った。
それが野江と手塚が交わした最初の言葉だった。

冬になり、不作で年貢米が払えず母と子を失った百姓を見て、増税を行い私腹をこらした、諏訪平右衛門(村井国夫)を手塚は斬る。
野江はそれを聞いて、磯村家から出た。

四ヶ月経っても手塚の処分は決まらない。
あの事件以来、年貢率は下げられて、ずいぶんと百姓の生活は良くなった。
切腹でもさせようものなら、百姓が騒ぎ出す。
殿の一ヶ月後の帰国を待って、ご裁可が下ると言うことだ。

手塚と出会ってから一年経って、再び山桜の季節がやってきた。
山桜を手折った、野江は手塚の老母が一人待つ家に向かう・・・

「とり返しのつかない回り道をしたことが、はっきりわかっていた。
ここが私の来る家だったのだ。この家が、そうだったのだ。
なぜもっと早く気づなかったのだろう」

富司純子(手塚の老母役)が印象的だった。
メイクだろうが、こんなに年を取ってしまった・・・
しかし、野江と二人で息子の帰宅を待つ姿は、幸せそうだった。


合間に山形の四季がふんだんに使われ、実に美しい。
しかしテンポは非常に遅い。
20分で読める小説を1時間半に引き延ばしているのだから、間合いの映像美を楽しむべきだ。
アメリカ映画の刺激感が好きという人には向いていません.

2010.01.07

マーサの幸せレシピ  2001年 ドイツ


監督・脚本:サンドラ・ネットルベック
音楽:キース・ジャレット他
出演:
マルティナ・ゲデック:マーサ
セルジョ・カステリット:マリオ
マクシメ・フェルステ:リナ

マーサはハンブルクのフランス料理店で女性シェフとして働いている。優れた味覚と腕前を持ちながらも、オーナーからは“街で2番目のシェフ”と評されていた。マーサは、仕事は優秀だが、逆に自ら食事を楽しむこともない。なかなか人に心を開かず休日も一人で過ごし、デートにも出掛けない。
だがそんな彼女にも一大転機が訪れる。姉が事故死し、その娘リナをマーサが引き取ることになった。始めは互いにギクシャクしていたが、陽気に人生を楽しむイタリア人シェフ、マリオの出現によって忘れていた心の触れ合いに気付いていく。
(Yahoo映画)


フランス料理店でドイツ人シェフとイタリア人シェフがいがみ合い、愛しあう展開はEU的。
ヨーロッパ派の僕としては、お腹いっぱいになった。

アメリカ映画ファンから見ると、やや退屈かもしれない。

キャストでは、主役マルティナ・ゲデックが綺麗!
シャーロット・ランプリングに見えたり、ジョディ・フォスターに見えたりして、決して若くないが、美しい。
あんなにシェフのユニフォームが似合う女優はいないだろう。
惚れてしまった。

ジャズ中心の音楽も最高。

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id239935/

のちにキャサリン・ゼタ・ジョーンズ主演でハリウッド映画化されたが、そっちの方の評価は低いようだ。

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