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213.松竹(戦後小津作品)

2004.08.11

晩春 1949 松竹

2003/10/14(Tue) 22:29

配役
笠智衆 (曽宮周吉)
原節子 (曽宮紀子)
杉村春子 (田口まさ)
青木放屁 (田口勝義)
宇佐美淳 (服部昌一)
三島雅夫、月丘夢路、三宅邦子

監督 : 小津安二郎
製作 : 山本武
原作 : 広津和郎 「父と娘」
脚色 : 野田高梧 、 小津安二郎
撮影 : 厚田雄春
音楽 : 伊藤宣二

小津作品に原節子が初登場。
この後、繰り返し小津作品のテーマとなる「嫁ぐ娘」ものの最初だ。


主人公は大学教授と、彼のファザコン気味の娘である。
もう29歳なのに本人は嫁に行く気がない。
そして、父の友人が再婚したのを捕まえて、不潔だという。

ところが父親の再婚話が持ち上がった。
モーレツに反発する娘。
娘は叔母から勧められて仕方なしに見合いをして、とうとう結婚を決意する。

結婚前に二人は京都へ最後の父娘旅行に出かける。
楽しい日々。しかし最後の夜、娘は結婚なんてしたくない、と泣き出してしまう・・・


後の時代の作品より、娘の感情表現がストレート。
原節子の怒った顔が怖かった。
笠智衆も落ち込み方が激しい。
原節子の親友役・月丘夢路が後の岡田茉莉子のような役どころで、楽しかった。

しかし、どの役者も下手に見えないのが小津演出の凄いところだ。
原節子でさえ、小津ワールドに溶け込んでしまう。

2004.06.30

長屋紳士録 1947 日本

2002/12/10 Tue ☆☆☆
監督 小津安二郎
主演 飯田蝶子、笠智衆、青木放屁

占い師が子供を拾ってきた。
長屋の連中は結局、かあやんと呼ばれる後家に託す。
最初は面倒がって、木更津で子供を捨てようとした、かあやんだったが、ある朝目覚めると、子供がいなかった。
必死に探すかあやん。次第に情が移っていたのだ。
やがて子供は見つかり、かあやんと仲良く暮らすようになるが、、、

最後は父親が現れ、涙の別れというおきまりの筋だが、小津映画になると少し感じが違う。
道中は冷静にためておいて、最後に一気に泣かせる筋だな。

飯田蝶子の主演作は初めて見た。佳作。

麦秋 1951 日本

2002/12/15 Sun   ☆☆★
監督:小津安二郎
出演:原節子菅井一郎笠智衆、三宅邦子、杉村春子、東山千栄子


28の娘(原)に縁談話が来た。
相手は旧家の息子で40という。
兄(笠)は乗り気だが、母(東山)はいまいちの様子。
そのうえ、肝心の娘が、煮え切らない。
ある日、娘は兄の友人・謙吉の母親(杉村)と出会う。
「あなたのような娘さんにうちに来てもらえたら、どんなに嬉しかったか。」という一言で、あっさり謙吉との結婚を決意してしまう。
みんなは突然のことで大騒ぎだ。


男からすると、原節子の結婚の決意の仕方が、すごい。
昭和26年にして、女性が「決定する」世の中になったということか。
最後の奈良、麦の穂が垂れる麦秋のシーンも印象的。

昭和初期の大女優「原節子」 カラー映像

東京物語 1953 日本

2002/12/16 Mon   ☆☆☆☆
監督 小津安二郎
出演 笠智衆 東山千栄子 原節子 山村総 杉村春子 大坂志郎 東野栄治郎 中村伸郎


尾道の老夫婦(笠、東山)が東京で成功している子供たち(山村、杉村)を訪ねて上京した。
しかし東京の子供たちは、それぞれの生活があって、満足に相手をしてやれない。
唯一、戦死した次男の未亡人(原節子)だけが、暖かく迎えてくれる。
やがて老夫婦は尾道へ戻るが、急に妻の容態が悪化する。


今更なにもいえない名作
こんな映画に出られた俳優は幸せだ。

わずか49歳の笠智衆が、70歳の老人を名演。
また大根と言われ続けてきた原節子も好演。
笑っているカットは笑っているし、泣いているカットは泣いてばっかりいるし、不思議な演技だ。


彼岸花 1958 日本

2002/12/21 Sat   ☆☆☆
監督 小津安二郎
出演 佐分利信 田中澄江 有馬稲子 佐田啓二 山本富士子 桑野みゆき


人の娘の結婚には理解を示す父親(佐分利)だが、自分の娘の結婚には理不尽な反対をしてしまう。
これに対して母(田中)と娘(有馬)が共闘して抵抗する。


松竹映画だが、知人の娘役・山本富士子が大映の看板を背負って魅力的な演技を見せている。
久我美子のシーンも楽しい。
一方、有馬稲子は見せ場がなくて損をしている。

映画自身は有馬の結婚式以後、少し長いような気がする。
それだけが残念。


秋日和 1960 日本

2002/12/21 Sat   ☆☆☆
監督 小津安二郎
出演 原節子 司葉子 岡田茉莉子 佐分利信 中村伸郎 北竜二


未亡人(原節子)は裁縫の教師をしながら娘(司葉子)と二人暮らしである。
娘に縁談話が持ち上がる。
亡夫の級友三人(佐分利、中村、北)は、娘を結婚させるにはまず母親から再婚させてしまおうと、画策するが、かえって話がこじれてしまう。
そして司葉子の友だち岡田茉莉子が怒って、佐分利信の会社に談判に乗り込む。


いつもながら小津映画の筋はワンパターンだが、女優がきれい
でも原節子は年を取ったなあ。
また、東宝の司葉子が主演している。
とても綺麗なんだけど、友達役の岡田茉莉子の方が目立っている。
さすが松竹。


秋刀魚の味 1962 日本

2002/12/21 Sat   ☆☆☆
監督 小津安二郎
出演 笠智衆 岩下志麻 佐田啓二 岡田茉莉子 東野英治郎


父(笠智衆)は妻を早く亡くしてから、娘(岩下)を便利に使いすぎたのではないか?と不安になった。
恩師(東野)の娘が同じような立場で、行かず後家になった様を見てからは、早く娘を嫁に出そうと考える。
ちょうど、娘には好きな人(吉田輝雄)がいた。
早速、息子(佐田)を介して縁談話を持っていく。
しかし吉田には「もう少し早く言ってくれれば気持ちも変わっていたのに。もう結婚相手を決めてしまった」と、断られてしまう。
父親は娘の落ち込む様子を見て、駆り立てられるように、次の縁談を進める・・・


小津監督の遺作
映画構想中に小津監督の母がなくなった。
それを反映してか、笠智衆のラスト・後ろ姿に寂しさが滲む。

さて、岩下志麻が非常に綺麗だ。
気が強そうで、それでいて和服中心で。

それから笠智衆が加東大介とバーに行くシーンも忘れられない。
マダム岸田今日子が印象的。


2004.06.06

風の中の牝鶏 1948 松竹

小津安二郎作品だが、妙にリアリズム志向で小津らしくない作品。
監督 : 小津安二郎
製作 : 久保光三
脚本 : 斎藤良輔 / 小津安二郎
撮影 : 厚田雄春
配役:
佐野周二 (夫、雨宮修一)
田中絹代 (妻、雨宮時子)
三宅邦子 (井田秋子)
笠智衆(佐竹)
村田知英子 (織江)

時子は子供の治療代ほしさに一夜の誤りを犯す。
やがて夫の修一が復員してくるが、秘密がばれて夫婦仲はしっくり来ない。
修一は時子が働きに出たという店に行った。
女が来た。身の上話を聞いた。金だけおいて、女を抱かずに店を出た。
二日ぶりに家に戻った。
しかしまた夫婦喧嘩である。
修一ともみ合ううち時子は階段から落ちてしまう。
時子が階段をヘイヘイの体で上がっていったとき、修一はもうあのことは忘れようと言った。

これも進駐軍のプログラムピクチャーなのかな?
男女同権時代の映画だ。

田中絹代が珍しく色っぽく見えた。
いつもはいいおばさん役ばかりなのに。

佐野周二は木下作品(「お嬢さん乾杯」)と違い、小津作品では良い役には恵まれたことはない。
この映画でも、しじゅう機嫌の悪そうな顔ばかりしている。

また三宅邦子が田中絹代の友人を演じている。
いつもの兄嫁姿(小津作品では兄嫁になることが多い。)と違い、別人のようだった。

村田知英子が悪魔のように主人公をそそのかす役で登場する。

2004.05.28

お早よう 1959 松竹

2004年01月01日(木) No.87
監督 : 小津安二郎
製作 : 山内静夫
脚本 : 野田高梧 / 小津安二郎
撮影 : 厚田雄春
音楽 : 黛敏郎
配役:
笠智衆 (林啓太郎、父親)
三宅邦子 (林民子、母親)
設楽幸嗣 (林実、息子)
島津雅彦(林勇、息子)
久我美子 (有田節子、おばさん)
三好栄子 (原田みつ江、強烈なおばあちゃん)
田中春男(原田辰造、杉村春子の亭主)
杉村春子 (原田きく江、近所のおばちゃん)
高橋とよ(大久保しげ)
東野英治郎 (富沢汎、再就職した近所のおじさん)
長岡輝子 (富沢とよ子)
大泉滉 (丸山明、近所の亭主)
泉京子 (丸山みどり、大泉のやたらと色っぽい妻)◎
佐田啓二 (福井平一郎、英語の家庭教師、久我美子といい仲)
沢村貞子(福井加代子、平一郎の母)
須賀不二夫(学校の伊藤先生)
殿山泰司(押売りの男1号)
佐竹明夫 (防犯ベルの男、押し売り2号)
桜むつ子 (おでん屋の女房)

NHKBSも2004年新春からやってくれる。
おならプーの話だ。
平屋の文化住宅に住む家同士の近所つき合いと子どもたちの反抗期を描いた。


実と勇の兄弟は軽石を砕いて飲んでいる。
こうするとおならが出やすくなる。
頭をつつかれると、おならを出すのが学校で流行っているのだ。
隣の幸造ちゃんはおならを出そうとするが、お腹を壊していて実が出てしまう。

最近、実と勇は家族がテレビを買ってくれないものでふてくされている。
父親にごちゃごちゃ言うな、と言われて、大人だって「お早う」とか無駄なことを言ってるじゃないか。
それ以来「お早う」の挨拶もしない。
子どもが挨拶しないものだから、周囲の母親族は兄弟の母親が自分たちに何か含むことがあってやらせているものと思ってるようだ。

子どもたちは家を抜け出して駅前のテレビを見に行った。
それを家庭教師の先生が見つけてくれてラーメンをおごってくれた。
家に戻ると、家族は怒ってたが、家にはテレビがあった。
隣のおじさんが転職して電気屋に勤めたので、近所のよしみで買ったのだ。

家庭教師に軽石は体に悪いと言われて、実と勇はゴボウを代わりに食べるようにした。
おならの調子は今朝もいいようだ。
幸造ちゃんは軽石を続けている。今日は実が出た。

おばさんたちの生態が楽しい。
今は見なくなった押し売りも出てきた。
平屋の文化住宅というのは、一カ所しか知らない。
東京オリンピックから一斉に高層化された。

色を添えるのが久我美子なのだろうが、個人的には泉京子がよかったな。
大泉晃と昼まで寝間着でいる夫婦だ。
テレビを持っているので子どもたちが集まる。
それを親たちが厳しく叱る。
実は泉京子みたいなケバイ女には息子を近づけたくない。

お茶漬の味 1952 松竹

監督 小津安二郎
製作 山本武
脚本 野田高梧 / 小津安二郎
撮影 厚田雄春
音楽 伊藤宣二
美術 浜田辰雄
配役:
佐分利信 (佐竹茂吉)
木暮実千代 (佐竹妙子)
柳永二郎 (山内直亮)
三宅邦子 (山内千鶴)
津島恵子 (山内節子)◎
設楽幸嗣 (山内幸二)
鶴田浩二 (岡田登)
淡島千景 (雨宮アヤ)
上原葉子 (黒田高子)

茂吉と妙子は見合い結婚だが、当初から性格の不一致でうまくいかなかった。
茂吉も部長にまで出世し会社では一目置かれているが、家庭では妻が社長令嬢と言うこともあり、頭が上がらず、自由放任だ。

高子を出汁にして、妙子、兄娘節子、友人アヤ、高子の四人組で修善寺に一泊旅行をする。
妙子は翌朝旅館の鯉の顔がダメ亭主のそれにみえた。

節子に見合い話が持ち上がった。
しかし節子はすっぽかす。
茂吉と登と一緒に競輪にパチンコ、そしてラーメン。あげくに茂吉の家に泊めてくれという。
妙子はしかるが、茂吉の「見合いなんかしたって僕たちみたいな性格の合わないカップルができるだけ」と言う言葉に大いに傷付く。

たしかに茂吉がご飯に汁を掛けて食べているのが、妙子は嫌で嫌で仕方ないのだ。
妙子は黙って須磨へ行ってしまう。
茂吉はウルグアイ出張命令を受け、須磨へ電報を打つが音沙汰はない。
飛行場には節子や登が来てくれたが、妙子の姿はなかった。

家で節子とアヤが待っていると妙子は二時間ほどして帰ってきた。
二人は妙子を責める。
妙子もなんだか悪いことをしてしまった気がしていた。
夜中、茂吉が帰る。飛行機が故障で戻ってきたそうだ。
二人は女中を下がらせ、慣れない台所へはいる。
そこで茶漬け2人分の用意をした。
二人で茶漬けをすすってると、妙子が泣き出す。
この気安く体裁ない感じが夫婦なのだと、ようやくわかったと言うのだ。

翌日、茂吉は妙子にだけ見送られて再びウルグアイへ発った。
すっかり変わった叔母を見て、節子も前向きに登との結婚を考えてみる気になったようだ。

ハッピーエンドだ。
性格が合わない夫婦も長く一緒にいれば、味が出てくるというお話。
ただし気取ったり、お面をかぶらないこと。

木暮実千代が主役。
好きではない女優だが、好演だと思う。

佐分利信は珍しく女房に頭の上がらない亭主。
これも新境地かもしれない。

津島恵子が若手女優ではひとりだけ出演。
パチンコをしてた。当時は若い女もやってたのか?
若い頃の津島はとくに美人とは思わないが、感じが良かった。
バレリーナ出身だけに、スタイルも良さそうだ。

淡島千景は人妻でデザイナーの役。
今回彼女はあんまり目立たなかったが、古巣宝塚の「スミレの花咲く頃」を歌ってた。

それから鶴田浩二である。
就職試験を受けているらしいが、若いのか、おっさんなのかよくわからない設定だった。
歌を突然歌い出したり、意味不明だ(笑)。

女優が多く華やかな映画であり、テーマもしっかりしてる佳作だと思う。

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