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430.フランス映画(〜69年)

2012.10.26

牝猫と現金(げんなま) 1967 フランス

アラン・ドロンの二番目の愛人ミレーユ・ダルクの魅力がたっぷり詰まったノワール映画と思っていたら、実はめでたしめでたしのコメディだった。


ピエロは銀行強盗で盗んだドルのありかを知らせないまま、警察との銃撃戦で死んだ。
愛人だったカティはそのとき臨月だった。
かわいい男の子を産んだカティは保護施設で知り合ったママ友マリテとともにピエロと暮らしていた村へ戻る。
となりに変わった画家ガリエールが住んでいるぐらいで、静かな村だ。
しかし、ピエロの金を狙って、ギャングたちが集まってくる。
そのうちの一人ジョーを何とか仲間に引き入れて、カティはドルの在処を探すことにした。
彼女が金の行方に気づいたとき、銃撃戦が始まる。

最後は赤ちゃんを囲んで撃ち合いになり、結局生き残ったものが金を総取りするのかと思った。
ところが生き残ったものは警察に出頭してドルを渡して懸賞金をもらう。
おそらく警察もこの様子を外から見守っていて、ギャングが皆殺しすれば良いと思っていたのだろう。


音楽が非常に印象的で、実にもの悲しい響きだった。
アメリカでは人気が無いのはこのさびしげな雰囲気が一つの理由だろう。
襲撃直前にギャングはハーモニカをまるでマカロニ・ウェスタン映画のように吹いている。
てっきりサッドエンドだと思っていたら、ラストはハッピーエンドのコメディーだった。
観客を驚かせたという点で演出は成功したのだろう。


俳優陣では男優はぱっとしない。
主演のミレーユ・ダルク一人で持っているようなものだ。
久々にミレーユ・ダルクの映画を見たが、昔はミック・ジャガーの女性版を見てるような気がして、お色気シーンでも引いてしまったことを思い出す。

ちなみにカーリー・サイモンも同傾向の顔だと思った。
結構この手の顔はセレブにもてるようだ。


監督 ジョルジュ・ロートネル
脚色 ミシェル・オディアール マルセル・ジュリアン ジャン・メケール ジョルジュ・ロートネル
原作 ジャン・アミラ
音楽 ミッシェル・マーニュ

出演
ミレーユ・ダルク (カトリーヌ)
アヌーク・フェルジャック (マリテ)
アンリ・ガルサン (ジョー)
モーリス・ビロー (警察)
ファニー・ロビアン
ルネ・ケンシール

2009.07.08

天井桟敷の人々 1945 フランス

第二次大戦末期、ヴィシー政権下で製作された大作映画。
バックステージもので、二部に別れている。
翌年ヴェネチア国際映画祭で特別賞を受賞している。

Director:Marcel Carné (嘆きのテレーズ)
Writer:Jacques Prévert

Cast
Arletty ... Garance (Claire Reine)
Jean-Louis Barrault ... Baptiste Debureau
Pierre Brasseur ... Frédérick Lemaître
Pierre Renoir ... Jéricho
María Casares ... Nathalie (as María Casarès)
Marcel Herrand ... Pierre-François Lacenaire


ときは19世紀初頭、ギャロンスは今は落ちぶれた女優だ。
悪党ピエールとスリを働いたが、バティストのパントマイムに救われる。
ギャロンスはバティストの一座で働くようになり、バティストと愛し合うようになるが、再びピエールの事件に巻き込まれ、伯爵に庇護を求める。


以上が第一部「犯罪大通り」の内容だ。
第二部「白い男」では伯爵の愛人となったギャロンスが、パントマイムのスターになったバティストと再会を果たす。


知らなかったのだが、アルレッティは当時47歳だったそうだ。
そう言われれば、そのように見える。彼女は姥桜だったわけだ。
バティストもマザコン少年だったのであろう。
だから、年上の女に燃え上がってしまい、それを糧にして役者として大きくなる。


この映画って、イタリアンオペラと1970年頃のイタリア青春映画をつないでいるような気がする。
フランス映画の軽さが感じられない。
ちょっと重い。
だけれど、フランス映画の史上ナンバーワンだそうだ。



2004.12.05

地下室のメロディー 1963 フランス

泥棒映画の名作だ。
音楽がカッコいいので何度も見てしまう。
何度見ても最後は笑ってしまう。

アンリ・ヴェルヌイユ監督
ミシェル・マーニュ音楽。

元ギャング・ジャン・ギャバンと、こそ泥アラン・ドロンの凸凹コンビが、カジノの売り上げ金の強奪を謀っている。
アラン・ドロンは、金持ちの坊ちゃんの振りをして、レビューの舞台裏に潜り込んだ。
舞台裏から金庫への秘密の通路を聞き出した、ジャン・ギャバンはアラン・ドロンに侵入を命じる。

最初のジャン・ギャバンが出所するシーンで、ジャン・ギャバンが全然痩せていない。
大物は役作りしないのだな。

「地下鉄のザジ」に出ていた、カーラ・マルリエってどこかで見たことある人だと思っていたが、ここに出てた(アラン・ドロンに声をかけられるショーダンサー役)。
しかし「地下鉄のザジ」の時の方がキレイだった。

2004.12.03

地下鉄のザジ 1960 フランス

ルイ・マル監督作品。
当時のフランス映画の自由な雰囲気を醸し出している。


ザジはパリのおじさんの家に預けられるが、好きな地下鉄がストをしているとあって少しお冠だ。
翌日早速、家から飛び出すが、怪しい男に絡まれる。
その男はジーンズをザジに買ってやりながら、返せとおじさんに対して怒りだす。
ところが、おじさんの嫁さんに一目ぼれ。この辺から話はこんがらがってくる。

ザジは実にかわいらしい。
笑顔が印象的。しかも十分フランス人としての毒がある。

他にも出てくる女優さんは個性たっぷりの人ばかり。
表情を動かさないアルベルティーヌ役のカーラ・マルリエがお気に入り。
男優では名優フィリップ・ノワレも渋い。

2004.11.30

死刑台のエレベーター(1957) フランス

ジャンヌ・モロー、モーリス・ロネ、リノ・バンチュラ主演の倒叙ミステリ。
マイルス・デイビスが音楽をやったことで、超有名な音楽映画になってしまった。

話の筋はあっさりしている。

技師タベルニエが社長夫人と密通していて、邪魔な社長を殺す。
しかし逃亡途中でエレベーターに閉じこめられる。
一方、彼の車を盗み出した不良カップルはタベルニエになりすまし、裕福なドイツ人夫婦に近づく。
車を盗もうとして、ドイツ人夫婦を射殺してしまう。
朝になり、タベルニエはエレベーターから脱出できたが、警察にドイツ人夫妻殺人の疑いで逮捕される。
社長夫人は真犯人を見つけて警察に通報するが、それはタベルニエにとっても、社長殺しの嫌疑がかかることにほかならなかった。


ジャンヌ・モローは好みではないし、筋書きも飽きているが、音楽だけは何度聞いても飽きない。

不良娘のヨリ・ベルタンって子が気になっている。
他の映画にも出ていたと思うのだが、思い出せない。

危険な関係 1959 フランス

ジェラール・フィリップ一世一代の演技か。
彼の奥さん役ジャンヌ・モローも怖いおばさんをやらせたら天下一品。

しかし監督ロジェ・バディムの奥さんアネット・バディムの美しさには参った。
肉体派のアネットがジェラールを拒み続けてるところは興奮した。
従姉の娘ジャンヌ・ヴァレリーも、セクシーシーン満載で楽しませる。


話は18世紀の原作とは遠く離れた1960年のフランス。
エリート外交官ジェラールは妻モローとお互い公認で浮気を楽しんでいる。
モローは自分の彼氏と婚約した、若いヴァレリーをジェラールに落としてと頼む。

彼は、ヴァレリーがスキー場へ行くと聞き、早速ついていく。
しかしそこで貞淑な人妻アネットと知りあい、恋に落ちる。
アネットは、ジェラールの心を知りながら彼を拒み続ける。

モローはジェラールの変化を知った。
今まで誰と寝たって冷静だった彼が、今回ばかりはぞっこんなのだ。
モローは、不安を覚えながらニューヨークへ旅立つ。

セロニアス・モンクの強烈な不協和音が、映画とあっていて格好いい。
ジャズ・メッセンジャーズが演奏しているが、前半の曲はセロニアスが弾いていたのではないか?
後半は「危険な関係のブルース」がかかりまくって、一気に幕切れを迎える。

繰り返すが、何と言ってもこの映画はアネット・バディムだ。
美しすぎる。
役柄ほどは年かさは行っていなかっただろう。
役作りだろうが、ピュアな感じがした。

この作品が、遺作になったジェラール・フィリップ。
彼は今の自分より年下のはずだが、頬がこけて老けて見えた。
役柄で死んで実際にも死んでしまうとは、大スターの彼らしい最期だ。

2004.09.19

世にも怪奇な物語(1967) フランス・イタリア

エドガー・アラン・ポー原作の三話オムニバス映画。

第一作、ロジェ・バディム監督、ジェーン・フォンダ、ピーター・フォンダ、アニー・デュプレ出演。
伯爵夫人ジェーン・フォンダは自分に振り向いてくれなかった男爵ピーター・フォンダの厩を燃やしてしまう。
ピーターは愛馬と運命をともにしてしまった。
すると彼の生まれ変わりのような馬が、伯爵夫人邸に紛れ込む。

第二話。ルイ・マル監督、アラン・ドロン、ブリジット・バルドー出演。
ドッペルゲンガーに苦しめられ、医学部も辞めたアラン・ドロンは軍隊に入り、平和な街に赴任した。
そこで黒衣の夫人に侮辱され、カードの勝負をする。
アラン・ドロンはいかさまで逆転勝ちするが・・・

第三話。フェデリコ・フェリーニ監督、テレンス・スタンプ主演。
イタリアの映画祭に呼ばれたイギリスの映画スター・テレンス・スタンプには、なぜかいるはずのない女の子が見える。

どれも怖さはなかった。
エドガー・アラン・ポーの世界とは今になってみればこんなものだろう。

第一話はエロエロである。
当時の貴族の乱交パーティー・シーンばかりだし、ロジェ・バディムが嫁さんのジェーン・フォンダを美しく撮ることだけを考えて作ってる。
ジェーン・フォンダの素顔は美人だと思わないんだけど、映画の中じゃ色気があって、ぐっと来ちゃうのだ(笑)

二作目はアラン・ドロン映画になってる。
BBが綺麗に撮れていない。

最後の作品はフェリーニが「ポルターガイスト」を撮っていたらどうだっただろう、と考えさせられた。
「コレクター」テレンス・スタンプも若い頃は同性愛を売りにしていたのか?

2004.09.07

ドン・キホーテ 1933 フランス

監督:G・W・パプスト(「パンドラの筺」「三文オペラ」)
出演:フョードル・シャリアピン(露)、ドルヴィル
原作:セルバンテス
音楽:ジャック・イベール(管弦楽組曲「寄港地」で有名)

ドンキホーテ・デ・ラマンチャはかつて裕福な地主だったが、今や全財産を騎士物語の本に変えてしまった、ぼけ老人。
いい年をして、騎士とお姫様のロマンスに身を焦がしている。
彼は召使いサンチョ・パンサを従者に引き連れ、さすらいの旅に出る。
ドンキホーテは羊の群れを巨人の群れだと思いこみ襲ったり、護送される囚人たちを解放したりと大暴れする。
領主の公爵は事情を聞いて、一計を案じた。

戦争前にこれほどの「ドンキホーテ」をフランスが作ってたとは・・・さすが映画王国だ。

シャリアピンを初めて映像で見たが、やはり当代一の歌手だ。
もっと太めの人かと思ったが、均整の取れた体格で大柄な人。
絵になる男だ。
さぞ舞台映えしたと思われる。
ロシア人だがフランス語の歌詞も難なくこなしている。
バスと言いつつ、それほど声域は低くない。

また彼が五曲歌っているのが、イベールの歌曲だ。
イベールの歌曲CDって持ってないが、これがなかなか良い。
この映画はNHKで放送されたあと、反響が大きくて、IVCからDVD化されるらしい。
クラシックファンは堪えられない作品だ。

ちなみにシャリアピンステーキはシャリアピンが生前来日し、帝国ホテルに泊まったとき、腹づつみを打った料理。
料理長の特製だったが、のちに日本中に広まった。

2004.08.20

気狂いピエロ Pierrot Le Fou(1965, France)

ジャン・リュック・ゴダール監督の「勝手にしやがれ」と並ぶ傑作。
しかし、こういう衝撃作というのも鮮度が落ちると、どうだろうか?


フェルディナン(JPベルモンド)は、勤め先を解雇され、人生に愛想が尽きている。
家庭も社交界も彼にとってはむなしい。
彼の頭の中に死がつきまとうようになる。

そんなある夜、昔の恋人マリアンヌ(アンナ・カリーナ)と再会する。
彼女は武器密輸組織に属していた。
今は、仲間割れで組織に追われている。
二人は南仏へ逃げ、リヴィエラで幸福な日々を過ごすが、やがて組織に見つかり、離ればなれになる。

ツーロンで二人は再会する。
彼女はフェルディナンに手伝わせて、組織から金を奪う。
しかしフェルディナンを置き去りにして、他の男と逃げようとする。

筋としてはたわいもない物だが、アクションあり、ミュージカルあり、不条理ありの、「何でもあり映画。」
しかも幕間に絵とナレーションを挿入したり、フェルディナンの日記を読み上げたり、実験的な映像も取り入れている。
今となっては、たけし映画のマネじゃないかと思われるかもしれない(笑)

自殺願望を持った男が逃避行の末、女の身勝手にぶち切れちゃう。
女の方は「愛している、愛している」と言いながら、生きながらえることしか考えておらず、その場その場で自分を守ってくれそうな男にくっついちゃう。
憂鬱な男とバカな女。

JPベルモンドは好演している。
アンナ・カリーナは、ちょっと峠が過ぎた感じで、肉感的だが、弾ける部分が足りない。

2004.08.18

ぼくの伯父さん(1958)仏

「休暇」の方があとから作られたものと思っていた。

ジャック・タチ監督がアメリカに行った経験を生かして、映画史上に残る傑作を取った。
もちろん、自ら主演している。
アカデミー外国語映画賞、カンヌ審査員特別賞、キネマ旬報2位。


定職を持たないユロ氏(ジャック・タチ)はいつも古いコートと帽子、自転車に乗って、甥と遊ぶのが楽しみ。
しかし義兄は彼の身を固めさせようと一計を講じる。
お見合いの場である義兄の超近代的な自宅に連れてこられるが、彼にはボタンだらけの仕組みが理解できず、しくじる。
さらに彼は近代的な工場に派遣されるが、またまた大失敗を犯してしまう。

パリの下町の風景が楽しい。
ユロ氏は近代とは無縁だ。
最後は田舎の支店に飛ばされてしまう。
でもそれも楽しそうではないか。

この映画は独特の間がたまらない。
この間の中で、我々は浮遊感を感じる。
はじめは居心地が悪いのだが、そのうち慣れてしまう。
不思議な空間だ。

ミスター・ビーンとも共通する点はあるが、やはりイギリス人とフランス人では違う。
ミスター・ビーンは彼の周りだけ異空間が現れるが、ジャック・タチの方はパリの下町の間なのだ。ジャック・タチが現れる場所は、どこでもパリの下町の薫りがする。

監督初のカラー作品だ。撮影もなかなか味わいがあった。
アンリ・シュミットの美術(近未来的なオブジェ)が妙な味を出していた。

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