ブログの移転先

カテゴリー

ココログ検索


  • ラジオデイズ

    声と語りのダウンロードサイト!


  • Google
無料ブログはココログ
2016年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
フォト

ウェブページ

440.イタリア映画

2007.05.28

甘い生活 1960 イタリア

フェリーニの作品ではわかりやすいが、上映時間三時間は少し長い。

当時言われたほど、この映画を先進的だと思わない。
当時既にあった、現実を映し出しているに過ぎない。

この映画の影響でパパラッツィという言葉を作ったことは評価できる。
パパラッツォという役の気の良いカメラマンは、パパラッツィの語源になった。

個人的には、フェリーニの使う女優は、美人に見えたことがない。
「8 1/2」のクラウディア・カルディナーレでも、美しくなかった。

監督 フェデリコ・フェリーニ
出演
記者マルチェロ マルチェロ・マストロヤンニ
スウェーデン女優シルビア アにタ・エグバーグ(トレビの泉のシーンが有名。)
富豪の娘マダレーナ アヌク・エーメ(美しい人だが、そのようには撮影されていない。)
マルチェロの恋人エンマ イボンヌ・ヒュルノ(嫉妬深く自殺未遂を起こす。)
カメラマン・パパラッツォ バルテル・サンテソ(意外にいい奴だった。)
友人スタイナー アラン・キュニー(理想的な家庭を築いたかに見えたが。)
キャバレーの女ファニー マガリ・ノエル(一番、この映画の中でまともな女性)
少女バレリア ソンドラ・リー(彼女は実際に、舞台女優になる。)


2007.03.13

太陽はひとりぼっち 1962 イタリア・フランス

一九六二年度カンヌ映画祭審査員特別賞受賞。

当時流行った「愛の不毛」映画。(いまだに苦手なジャンルだ。)
イタリアが高度成長時代にはいって、経済的に余裕が生まれた。
こんな中で、心の空洞を埋めることが出来ない人々の姿を描く。


ヴィットリアは突然、婚約者リカルドと別れる。
ヴィットリアは母を訪ねるが、母は株式投資に夢中で、彼女を相手にしない。
ヴィットリアは心の空白を埋めるべく、友人と遊んだり、飛行機で空を飛んだりするが、気は晴れない。

株式相場は暴落して、母は大きな負債を背負い込む。
暇を持て余した、証券マンのピエロがビットリアに近づいた。
そしてとうとうオフィスで最後の一線を超えてしまう。
ことが終ったとき、彼らはいつもと変わらない表情で職場に向かう。

監督 ミケランジェロ・アントニオーニ
音楽 ジョヴァンニ・フスコ
脚本 ミケランジェロ・アントニオーニ他
出演
アラン・ドロン (証券マン・ピエロ)
モニカ・ヴィッティ (ヴィットリア)
フランシスコ・ラバル (ヴィットリアの婚約者リカルド)
リッラ・ブリグノン (ヴィットリアの母)

アントニオーニは監督特権で、愛人モニカ・ヴィッティを「情事」に続いて重要な役に起用する。
モニカ・ヴィッティをどう評価するか、問題だ。
モニカでなければいけなかったのか。

ゴダールにとって、アンナ・カリーナがいなければ「気狂いピエロ」は撮られなかっただろう。
しかしモニカには、そういう魅力を感じなかった。

アラン・ドロンはいつもながらカッコよかった。
ミーナの主題歌"L'elisseTwist"(邦題『太陽はひとりぼっち」)が、この映画からヒットした。

2007.03.11

女優ピア・アンジェリ

美しいアイドル女優ピア・アンジェリ(1932〜1971)は1949年「明日では遅すぎる」(イタリア映画)で恵まれた映画デビューを飾る。
そしてアメリカMGMにスカウトされ、女優として順風満帆かと思われた。

アメリカに移って最初のBFはカーク・ダグラスだという。
やがてジェームズ・ディーンと出会い、デートを重ねる。
しかし結婚願望が強すぎたのか、宗派の違い(彼はクェーカー教徒、彼女はカソリック)からジミーと別れる。

そしてヴィック・ダモン(歌手)と結婚して一子をもうけるが、離婚。(二人の結婚の最中にジミーは事故死する。)
その後、アルマンド・トロバヨリ(音楽家、「黄金の七人」)と再婚し一子をもうけるが、また離婚し、結局、女優としても大成しなかった。
そして1971年、ロスでバルビツールの多量摂取によって死亡。

年を取るとふっくらするイタリア人が多い中で、彼女は美しい姿のまま、伝説になってしまった。
双子の妹マリサ・パヴァン(「バラの刺青」)も女優として活躍したが、ピアのファンとしては、やはり別人だ。

ピア・アンジェリは歌も唄った。
イタリア人の割に、うまいとはとても言えない。

しかしバラードでは雰囲気がある。
寺島靖国もその当たりは認めていて、「曲順を替えろ!2曲目を最初に掛けろ」と言う。

★★★

ピア・アンジェリ
については、神のようなページがある。
Pier Angeli Multimedia
音源や映像が満載されている。

ローマでのインタビュー映像。

☆☆

「ロッキー」のいわばオリジナル映画「傷だらけの栄光」の1シーン。
ポール・ニューマンが主演だが、妻役のピア・アンジェリも出てくる。

掛かっている音楽は映画と関係ない。

2006.01.17

夕陽のガンマン 1966 イタリア

昨年末久々に見たマカロニウェスタン。
見せ場的には、リー・ヴァン・クリーフが美味しいところを持って行きそうになる。
しかしクリント・イーストウッド「ブラボー」の一言で一発逆転してしまう。

よく覚えていないが、吹き替え版では山田康雄が当然やっていただろう。
山田はクリント・イーストウッドと声質は違うが、こういうニヒルな雰囲気で山田の吹き替えが生きる。


セルジオ・レオーネ・クリント・イーストウッドの組合せとしては「荒野の用心棒」に続く作品である。

彼らの第三作「続・夕陽のガンマン」もちらりと見た。
こちらはあまり好きな作品ではないが、エンニオ・モリコーネの主題曲は超名曲である。

2005.08.22

自転車泥棒 1948 イタリア

「靴みがき」についで、ビットリオ・デシーカ監督が素人を起用した二作目。
アカデミー外国語映画賞を獲得した。
ネオ・レアリズモ映画だが、哀しくもあり、おかしくもある。
正直言って、何度か見ているうちに、最後は笑ってしまう。
ここまで人間の惨めさを突き詰められると、笑うしかない。

幸い、誰も逮捕されず刑務所にも入らない。
ただプライドが傷つくだけである。
アントニオだけではない。
当時の多くのイタリア人がそうだったはず。
そして自分の仲間の元に帰れば、みんなが慰めてくれる。
家に帰れば、女房は怒って口をきかない(笑)

ふと思う。
この映画の主人公は、私かもしれない。あなたかもしれない。
惨めな思いをしたことがあれば、誰もが主人公ではないか。

イタリアは敗戦国だったので、黒澤明「酔いどれ天使」などと一緒に評価される。
黒澤明もリアリズムのなかに、普遍性を求めたのではないかな。

林芙美子に「風琴と魚の町」という短編がある。
舞台は尾道。極貧少女時代の自伝的作品だ。
インチキ商売がばれて、娘の目前で父親は、警官に何発もびんたを食らわされるところで終る。
この小説と比べると、映画「自転車泥棒」は救いがある。


監督
ビットリオ・デシーカ
脚本
チェザーレ・ザヴァッティーニ
音楽
アレサンドロ・チコニーニ
撮影
カルロ・モントゥオーリ
出演
ランベルト・マジョラーニ(父アントニオ)
エンツォ・スタヨーラ(息子ブルーノ)
リアネラ・カレル(母マリア)

2004.10.12

2ペンスの希望 1952 イタリア

1952年度カンヌ国際映画祭グランプリ。
レナート・カステラーニが監督・原作脚色。
エットーレ・マリア・マルガドンナ共同原作、ティティナ・デ・フィリッポが共同脚色。
撮影はアルトゥロ・ガルレア。
音楽はアレッサンドロ・チコニーニ(「終着駅」)。

終戦直後、イタリアの貧乏人の駆け落ち話。

アントニオは兵役から帰ってきたが、不況で職がない。
家に五人も女がいて、彼に掛かる期待は大きい。
近所の小娘カルメラが、もう一人前の女性になっていた。
色気づいて、急速にアントニオに接近していく。
はじめは相手にしなかった、アントニオも次第にほだされる。
しかしカルメラの父はアントニオを相手をせず、娘を裸同然で家から追い出す。


主演俳優は、みんな無名もしくは素人だ。
カルメラははじめ、あまり美人ではないな、と思ったが、その一途な演技に引きつけられた。
男なら誰でも、ほだされるだろう。
彼女と一緒になると、男が幸せになれるような気がする。

イタリア娘は彼女のように、山猫のようなワイルドなキャラクターが多い。
ラストシーンでカルメラの何とも言えない表情は印象に残る。


2004.09.23

みんな元気 1990 イタリア・フランス

ジュゼッペ・トルナトーレ監督がお送りする、イタリア版「東京物語」だ。


シチリアに住むマッテオ(マルチェロ・マストロヤンニ)は、いつもの夏ならば子供たちが帰郷するのに、今年は寂しい思いをしている。
そこで思い切って、都会の子供たちを訪れることにした。

ナポリ大学のアルヴァーロ(サルヴァトーレ・トト・カシオ)は留守だった。
何度連絡しても留守電になっている。

ローマでは議員秘書をしているカニオ(マリーノ・チェンナ)が迎えてくれた。
マッテオは、いつかカニオが議員になることを夢見ている。

フィレンツェで泥棒に襲われカメラを潰されるが、娘トスカ(ヴァレリア・カヴァーリ)が警察まで迎えに来てくれる。
トスカは、ファッションモデルをやっていた。
独身なのに家には子供がいた。

ミラノに行くと、オーケストラの打楽器奏者グリエルモ(ロベルト・ノビル)の顔色は冴えない。
孫に理由を尋ねると、家庭がうまくいっていないと言う。

最後はトリノのノルマ(ノルマ・マルテッリ)。
電話会社の重役だという話だが、実は単なるオペレーターである。

マッテオは再びローマに行き、子供たちを呼ぶ。

子供が不幸になったのは、父親(マストロヤンニ)に責任が有ると言う人がいる。
父親の世界観が、子供たちを不幸にしたのだろうか。
父親は、一生を役場の戸籍係で通した人だ。
閉鎖された島にいて、彼は自分はもっとできた、やればできた、と思っていた。
すなわち劣等感が強かった。
したがって子供たちに過度の期待を抱いてしまう。
それが子供たちを、スポイルしたというわけだ。

しかし子供が不幸になったのだとしたら、すべて運命である。
父親からの影響は生まれたときから刷り込まれている。
運命を変えたければ、自分でもがくしかない。
問題は若い頃、人が自分の運命を悟ってないことだ。

父親には、どの子も不幸に見えるのだが、子供たち自身は人生を楽しんでいるのかも知れぬ。
今は多少沈んでいるが、明日はあるさ。
自殺した息子を除いては。

「東京物語」で小津安二郎は、原節子という客観(あるいは視聴者の目)を持ってきた。
一方、トルナトーレは、父親の主観にこだわった描き方をした。
観客は父親の主観にこだわる見方も当然できるし、あえて視線をずらして第三者の目で楽しむこともできよう。

音楽のエンニオ・モリコーネが指揮者役で出演している。

2004.09.05

ああ結婚 1964 イタリア

カルロ・ポンティ製作、ビットリオ・デシーカ監督の辛口ラブコメディ。
出演はソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニの黄金コンビである。
モスクワ映画祭主演女優賞獲得。
 
マルチェロ・マストロヤンニは財産家の息子。
娼婦のソフィア・ローレンを請け出し、店を任せるが、結婚はしない。
ある日ソフィアが、店で倒れる。
マストロヤンニはこの世の名残に彼女と結婚するが、実はソフィアの狂言だった。
怒ったマストロヤンニは彼女と別れるが、別れ際に彼女は彼との間に一人子供がいると打ち明ける。
それを聞いてマストロヤンニは落ち着かない。

イタリアものにしては暗いお話だが、最後はハッピイエンドだ。
話は途中からマストロヤンニの子供探しになる。
ソフィアが産んだ子供は三人いる。
その中の誰かが息子なのだが、次第にどの子も可愛くなり、みなを養子に迎える。
男(子供ができた途端によりが戻る)と女(結局、はじめから愛している。)のことはわからないが、こんなものなんだろうねえ。

2004.09.02

アルジェの戦い 1966 アルジェリア・イタリア

1966年度ベネチア映画祭グランプリ
いまだにモノクロである。

1954年の仏領アルジェリア。
首都アルジェでイスラム教徒による暴動が起きる。
組織化された地下組織によるもので、周到に練られたものだった。
これに対してフランス人は、貧民街カスバで一般民衆を巻き込む爆破テロを起こした。
「目には目を」でイスラム側も空港等で連続爆破テロを起こした。
フランス軍はマシュー中佐を現地に派遣し、テコ入れを図る。
マシューは地下組織の破壊を目指し、次々と幹部を逮捕していく。

アリという地下組織幹部を通して1954年から1957年までの反乱の様子を描いている。
日本人の感覚からするとまずイスラムの「偉大な目的のために殉死する」異常さが気になる。
日本も自爆テロなら神風特攻隊の本家だが、イスラム自爆テロは別物に思えて仕方がない。
またお互いに報復合戦になるのは、キリスト教とイスラム教の争いに付き物だ。

第一次の蜂起は1957年に終結するが、1960年に再び民衆は立ち上がる。
それに対して軍部が暴走して発砲したことから、フランス世論が動かされ、62年にアルジェリアは独立を獲得する。
アルジェリアは今なお(2004年現在)外務省から渡航に注意するように要請が出ている。

音楽はイタリア風だが、格好良かった。

監督 : ジロ・ポンテコルヴォ
製作 : アントニオ・ムーズ
脚本 : フランコ・ソリナス
撮影 : マルチェロ・ガッティ
音楽 : エンニオ・モリコーネ / ジロ・ポンテコルヴォ
主演: ジャン・マルタン(Il colonnello Mathieu)ヤセフ・サーディ(Saari Kader)ブラヒム・ハジャク(Ali la pointe)

2004.08.29

パンと恋と夢(1953) イタリア

ビットリオ・デシーカジーナ・ロロブリジーダ主演のラブ・コメディ。
マリサ・メルリーニがデシーカの恋人役、ティナ・ピカがセルマ・リッターのような美味しいお手伝い役を演ずる。
ルイジ・コメンチーニが監督・脚本。

イタリア南部の村に赴任した警察署長ビットリオ・デシーカはいい年をして独身だ。少し欲求不満気味。
村には山猫と呼ばれる美しい娘ジーナ・ロロブリジーダと、年増の助産婦マリサ・メルリーニがいた。
どちらも美しくて、デシーカは迷ってしまう。
マリサは何故か一月に一度ローマへ出かける。
デシーカは「男と会いに行ってるのではないか」と怪しむ。
一方、ジーナは司祭の姪といざこざを起こして、警察のやっかいになる。
その夜、ジーナは署長を呼び出す。

歌もあり、オペラやオペレッタのような小粋な映画だ。
実に楽しい。

デシーカは二兎を追う者は一兎をも得ずになりそうだったが、最後は逆転でハッピーエンドである。
この年からハリウッドに進出してロッロ(La Lollo)と親しまれたロロブリジーダも良かったが、
なにしろティナ・ピカが良かった、俺の好みだ(笑)


その他のカテゴリー

210.松竹映画(戦前) | 211.松竹(46〜59年) | 212.松竹(60〜79年) | 213.松竹(戦後小津作品) | 220.東宝映画(戦前) | 221.東宝(46〜59年) | 222.東宝(60〜79年) | 223.東宝(戦後黒沢作品) | 224.東宝(戦後成瀬作品) | 225.新東宝映画 | 230.日活映画 | 240.大映(~59年) | 241.大映(60年~71年) | 250.東映映画 | 260.日本映画(独立系) | 281.日本映画(80-95年) | 282.日本映画(96-99年) | 283.日本映画(00年代) | 284.日本映画(10年代) | 310.アメリカ映画(戦前) | 320.アメリカ映画(46〜49年) | 321.アメリカ映画(50~54年) | 322.アメリカ映画(55~59年) | 330.アメリカ映画(60年代) | 340.アメリカ映画(70年代) | 360.アメリカ映画(80年代) | 361.アメリカ映画(90-93年) | 362.アメリカ映画(94-95年) | 363.アメリカ映画(96-98年) | 364.アメリカ映画(99年) | 365.アメリカ映画(00年) | 366.アメリカ映画(01-02年) | 367.アメリカ映画(03-09年) | 368.アメリカ映画(10年代) | 420.イギリス映画(~69年) | 421.イギリス映画(70年~) | 430.フランス映画(〜69年) | 431.フランス映画(70年〜) | 440.イタリア映画 | 450.ヨーロッパ映画 | 490.中国・台湾・韓国映画 | 499.その他の国々の映画 | 510.スタンダード音楽 | 520.オールディーズ | 530.ポップス70年代 | 540.ポップス80年以降 | 550.ロック | 600.アメリカ音楽 | 630.ラテン音楽 | 670.ヨーロッパ音楽 | 700.クラシック音楽 | 750.現代音楽 | 790.サウンドトラック | 800.歌謡曲演歌 | 910.ミステリ(国内文学) | 911.ミステリ(海外文学) | 912.ミステリ(国内ドラマ) | 913.ミステリ(米ドラマ) | 914.ミステリ(英ドラマ) | 920.シャーロック・ホームズ | 930.ミス・マープル | 940.エルキュール・ポワロ | 945.アガサ・クリスティ | 950.エラリー・クイーン | 970.アイドル60年代 | 971.アイドル70年代 | 972.アイドル80年代 | 999.落語、浪曲、講談 | ☆オーディオドラマ | ☆朗読 | ☆朗読(ミステリ) | ☆朗読(時代劇) | アニメ・コミック | ギャンブル | ゲーム | スポーツ | ニュース | パソコン・インターネット | ラジオ・オーディオ | 学問・資格 | 心と体 | 映画・テレビ | 書籍・雑誌 | 書籍(映画・音楽) | 音楽