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450.ヨーロッパ映画

2012.10.12

人生に乾杯! 2007 ハンガリー

珍しいハンガリーの年金映画。
老人版「俺たちに明日はない」

元共産党員の年金受給者が債務に苦しんで生活に困っている。
妻に贈ったイヤリングを差し押さえられ、夫はついに堪忍袋の緒が切れた。
はじめは夫一人で強盗をし、愛車のチャイカで移動しながら、妻と合流する。
そして各地でピストル連続強盗をして逃避行する。
テレビでは年金生活苦の老人夫婦の犯行として好意的にとらえている。
コピーキャットも出てきた。
しかし警察は威信に賭けて何としても逮捕しようと追跡する。
亡き息子の墓に参った後、夫婦はガソリンを抱いて警察が道路に置いた障害物に突っ込み自爆する。

年金生活の苦しさは、日本だけでなく、東ヨーロッパでも同様である。
いや共産党の崩壊以後、急に年金生活水準が低下したという意味では、あちらの方が年金先進国だ。
それだけにヨーロッパでも他人事ではなかったろう。
同国映画として久しぶりの大ヒットとなったようだ。
数年して日本でもロードショーしていた。
そのときは見損ねたが、ようやく見ることができた。

「ユーモアたっぷり」という宣伝文句には疑問を感ずる。
最後は「死んで」罪を償ったのだ。
「もしかしたら死んでいないのでは」というのは、あくまで人々の願望である。
こんな簡単な犯罪を大捜査する警察の間抜けさは確かに「ユーモアたっぷり」だが。


監督 ガーボル・ロホニ
脚本 バラージュ・ロヴァシュ
原作 ポジュガイ・ジョルト

出演
エミル・ケレシュ
テリ・フェルディ
ユディト・シェル
ゾルターン・シュミエド
ロシック・ジョコ

2012.07.28

戦争と平和 1965~1967 ソ連

1956年のハリウッド映画に対抗して制作されたソ連の物量主義国策映画。
4部作430分とひたすら長い。
これから視聴する者は原作をしっかり頭に入れておくか、ハリウッド版を前もって見ておくことをお勧めする。


第一部 アンドレイ・ヴォルコンスキー
ピエール、アンドレイの青春期

第二部 ナターシャ・ロストヴァ
舞踏会デビューから騙されて婚約破棄まで

第三部 1812年
ひたすらのナポレオン戦争編

第四部 ピエール・ベズーホフ
ピエールがナポレオン軍に捕まるが、戦争が終わり、ナターシャの元に帰ることができる。

配役だけリアリズムなのか、主役はハリウッド版のピーター・フォンダに似ても似つかない中年太りのおっさん。

でも詩的表現の多い映画なのだから、もっと良い人選があったのではないか。

何年もかけて撮影したそうで、ナターシャのリュドミラ・サベリーエワが若い娘時代から大人の女まで成熟していく過程が美しい。

しかし通しで見るとやはり疲れる。

制作、監督、脚本、主役 セルゲイ・ボンダルチュク
原作 レフ・トルストイ

出演
リュドミラ・サベリーエワ
ビャチェスラフ・チーホノフ

2010.02.21

マルタのやさしい刺繍 2006 スイス

Director: Bettina Oberli
Writer: Sabine Pochhammer
CAST
Stephanie Glaser ... Martha Jost(主人公)
Annemarie Düringer ... Frieda Eggenschwyler(裕福な老婦人)
Heidi Maria Glössner ... Lisi Bigler(主人公の一番の理解者)
Monica Gubser ... Hanni Bieri(主人公の友人だが、保守的)
Hanspeter Müller ... Walter Jost (マルタの息子、牧師)
Peter Wyssbrod ... Ernst Bieri (ハンニの夫)
Monika Niggeler ... Shirley Bigler (リージの娘)
Manfred Liechti ... Fritz Bieri (ハンニの息子でガチガチの保守政党支持者)

初めて見るスイス映画。
やや最後は端折った感じがあるが、全体として楽しめる作品。
主人公は米寿だとか!!

夫を失った老婦人が、昔独立を考えていた、ランジェリー作りの夢と再会して、
周囲の冷たい目と戦いながら、次第に女性の支持者を広げていき、夢を実現していく。


2010.01.07

マーサの幸せレシピ  2001年 ドイツ


監督・脚本:サンドラ・ネットルベック
音楽:キース・ジャレット他
出演:
マルティナ・ゲデック:マーサ
セルジョ・カステリット:マリオ
マクシメ・フェルステ:リナ

マーサはハンブルクのフランス料理店で女性シェフとして働いている。優れた味覚と腕前を持ちながらも、オーナーからは“街で2番目のシェフ”と評されていた。マーサは、仕事は優秀だが、逆に自ら食事を楽しむこともない。なかなか人に心を開かず休日も一人で過ごし、デートにも出掛けない。
だがそんな彼女にも一大転機が訪れる。姉が事故死し、その娘リナをマーサが引き取ることになった。始めは互いにギクシャクしていたが、陽気に人生を楽しむイタリア人シェフ、マリオの出現によって忘れていた心の触れ合いに気付いていく。
(Yahoo映画)


フランス料理店でドイツ人シェフとイタリア人シェフがいがみ合い、愛しあう展開はEU的。
ヨーロッパ派の僕としては、お腹いっぱいになった。

アメリカ映画ファンから見ると、やや退屈かもしれない。

キャストでは、主役マルティナ・ゲデックが綺麗!
シャーロット・ランプリングに見えたり、ジョディ・フォスターに見えたりして、決して若くないが、美しい。
あんなにシェフのユニフォームが似合う女優はいないだろう。
惚れてしまった。

ジャズ中心の音楽も最高。

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id239935/

のちにキャサリン・ゼタ・ジョーンズ主演でハリウッド映画化されたが、そっちの方の評価は低いようだ。

2009.05.18

海を飛ぶ夢 2004 スペイン


ラモンは首から下が、飛び込みの失敗で不随となり、26年もの間ベッドから動けない。
彼は尊厳死を希望するが、スペインがカトリック国であるため、認められない。
一方、弁護士のフリアは進行性の痴呆症に冒され、記憶を失ってしまう恐怖におびえている。
彼女自身も死を望んでいた。
フリアは、ラモンの事件を依頼され、法廷準備を進めるうちに、同じ苦しみを共有するラモンに惹かれていく。
ある日、フリアは彼の詩集を発見する・・・


監督 アレハンドロ・アメナバール
出演:
ハビエル・バルデム:ラモン
ベレン・ルエダ:フリア
ロラ・ドゥエニャス:ローサ

2004年アカデミー外国語映画賞受賞作品だ。
サスペンス作品を得意としていた監督が、尊厳死という社会問題に切り込んだ作品。
カトリックの国だから、この映画はセンセイションだったが、
自殺大国の日本人には,あまり新鮮には感じられない。
主演のハビエル・バルデムはヴェネチア映画祭で主演男優賞を得た。
マイケル・ケインみたいなオッサンだ。



監督の新作は今年のカンヌ映画祭特別招待作品"Agora"(2009)
4世紀ローマ帝国支配下のエジプト女性数学者ヒパティアのお話。
オスカー女優レイチェル・ワイズ主演だ。


2009.03.13

グッバイ・レーニン 2002 ドイツ

第53回(2003年)ベルリン国際映画祭の最優秀ヨーロッパ映画賞(「嘆きの天使賞」)
DDR(東ドイツ)の人々が、ドイツ統一で失ったものは何か。



東ベルリンに住む、主人公アレックスの母は熱心な社会党員だった。
ベルリンの壁崩壊の直前、心筋梗塞で倒れ、昏睡状態に陥る。
8ヶ月後、母は目覚めるが、ショックを与えないため、アレックスはDDRがまだ存続していると嘘をつく。
テレビが見たいという母に、友人が作った偽ニュースを見せていた。
しかし東ベルリンにも、西欧文明が流入してきた。
母が窓から外を眺めると、大きなコカコーラの広告が目に入る。


アレックスが母のために、嘘に嘘を重ねていく姿はユーモラス。
それだけに最後はどんでん返しが起きて、悲惨な結果になるのではないかと思った。
でも意外と、さわやかな終わり方だった。


東側の人たちの多くはベルリンの壁が崩れて、資本主義になっても、一種の喪失感を抱きつづけた。
しかしそれは、東ドイツの普遍性ではない。
日本でも40代以上で終戦を迎えた人たちの多くは、同じような気持ちに襲われた。


日本の30代の男たち(祖父の世代)の生き方は、二つに分かれた。
次男だった祖父は戦後元気になったタイプ。
一方、地主だった大伯父は農地解放で小作人に土地を取られて、体をこわした。


2008.12.12

Дерсу Узала(デルス・ウザーラ) ソ連 1975


監督: 黒澤明
製作: ニコライ・シゾフ
    松江陽一
原作: ウラジミール・アルセーニェフ
脚本: 黒澤明
    ユーリー・ナギービン
撮影: 中井朝一
    ユーリー・ガントマン
    フョードル・ドブロヌラーボフ
音楽: イサーク・シュワルツ

出演: ユーリー・サローミン  ウラディミール・アルセーニエフ
    マクシム・ムンズク デルス・ウザーラ
    スベトラーナ・ダニエルチェンコ アルセーニエフ夫人

シベリアと満州の国境地図を作ったロシアの探検家アルセーニエフと、ゴリド人の老猟師デルス・ウザーラの友情を描いた作品。
広大なシベリアの大自然が美しい。


ロシア文学青年だった黒澤明が、長年暖めていたアルセーニエフの原作を映画化した。
自然の中で育まれる、男の友情がテーマだ。
ソ連時代の映画だが、プロパガンダ臭はない。


久しぶりに、この作品を見た。
これほどの傑作なのに、ほとんど忘れていた。
昔はそれほど感動しなかったのだろう。
自然との共生なんて考えもしなかったのだろう。
デルスが河に流されそうになる、危機一髪のところでようやく思い出した。


黒澤明作品全般に言えることだが、話が少し長い。
本来、二時間で納まったはずだ。
とくに都会での話はカットできた。
それだけが残念。

2008.12.06

Zwartboek(ブラックブック) 2006 オランダ


監督:ポール・ファーホーフェン
(「ロボコップ」「トータルリコール」「ショーガール」「氷の微笑」「スターシップ・トゥルーパーズ」「インビジブル」など)

脚本 ジェラルド・ソエトマン(原案)、ポール・ファーホーフェン
撮影監督 カール・ウォルター・リンデンローブ(「インデペンデンス・デイ」)
プロダクション・デザイナー  ウィルバート・ファン・ドルプ
音楽 アン・ダドリー(「フル・モンティ」)

出演:
ラヘル:カリス・ファン・ハウテン
ルドウィグ・ムンツェ:セバスチャン・コッホ
ハンス:トム・ホフマン
ロニー:ハリナ・ライン
フランケン:ワルデマー・コブス



少し拍子抜けした。
ミステリータッチの戦争映画+「愛の嵐」(1974)と聞いていた。
「シンドラーのリスト」や「戦場のピアニスト」に匹敵するという人もいた。

たしかに面白かったのだが・・・
期待があまりにも大きすぎたのだろう。


巨匠ファーホーフェン監督が、「インビジブル」の大失敗でハリウッドから干されてしまったが、
ついにオランダへ帰ってきた。

この「ブラックブック」は、オランダで作られた、彼のエロチシズム趣味がふんだんに盛り込まれた作品だ。
2時間20分という時間内に収めたせいか、残酷さはほとんどなかった。

でも、裸のシーンが過剰だ。
日活ロマンポルノでも、こうは乱発しない。
いい加減、飽きてしまった。


主演はオランダの黒木瞳、カリス・ファン・ハウテンだ。
この映画で3度目のオランダ映画祭主演女優賞を獲得した。
ポスターは美人なのだけれど、映像ではそれほどではない。
また「氷の微笑」のシャロン・ストーンとは体格が違う。
シャロンほど魅力的なヌードではない。


脚本のミステリー味も、あまり利いていない。
ブラックブックなるものは最初のうちに出てくるのだが、映画最後の方でこれが事件を解く重要な鍵になる。
しかしそこまで待たなくても、たいていの人は犯人を当ててしまう。
要するにブラックブックは必要ないのだ。

SFX、VFX等の効果を使わず、黒を基調にした映像は非常に綺麗だ。
しかし、美しすぎて汚ない物が汚ない物として見えなかった。

けなしすぎた(笑)
何の期待も持たずに、この映画を見るのであれば、DVDのレンタル料は取り戻せる映画だ。
劇場の大画面で見る必要はないと思う。

戦後、戦争に批判的なドイツ軍将校が、ドイツ軍によって処刑されたことや、
生きるために戦争に協力したユダヤ人が戦後、オランダ人に迫害された点は、新鮮だった。

オードリー・ヘップバーンはオランダでレジスタンス活動に従事していたが、
イギリス人である父親がナチス協力者だったため、戦後、父親の存在を必死に隠していた。
その気持ちがよくわかった。

2006.10.08

飛ぶ教室 2003 ドイツ

寄宿舎で同質になった悪ガキどもは、通学生との抗争の中で友情を深めていく。
ある日、彼らの隠れ家で「飛ぶ教室」という脚本を見つけた。
彼らはこの作品をクリスマス会で演じようと相談する。
その脚本には大きな秘密が隠されていた。


「エーミールと探偵たち」と同じ原作者エーリッヒ・ケストナーの児童文学だ。
現代風にアレンジしていたが、至極まっとうなものであった。
原作はナチスの影を落とす中で寄宿舎学校の青春を描いていた。
この映画は旧東独の話であり、東西ドイツ統一が微妙に影を落としている。

子供たちが幼く中性的に見えて、実に可愛らしい。
萩尾望都の世界を映像にしたようである。



2006.10.01

エーミールと探偵たち 2001 独逸

父と2人暮しのエーミール少年は、父が交通事故で入院中、ベルリンにホームステイすることになる。
しかし彼は友人の窃盗事件の関係者として、警察に追われていた。
ベルリンへの列車の中で、エーミールは乗り合わせたグルントアイスという男に免許証の偽造を依頼する。
父は事故で免許証をなくしてしまっていた。
グルントアイスの役者が一枚上手で、エーミールの全財産を盗んでしまった。

原作を現代風に翻案した映画作品である。
しかしやり過ぎである。
女の子が多く出てくるのは良しとしよう。
なぜ原作のおばあちゃんが、ベルリンの女牧師になってしまったのか。

リアルでなければ、ドイツの子供たちは喜ばないのかもしれないが、それにしても・・・
この作品は、子供にこびている。と同時に子供を馬鹿にしている。
ケストナーも怒っているのではないか?

イギリスの場合、たとえばチャールズ・ディケンズにしろ、ジェーン・オースチンにしろ、きちんと時代背景を描く。
それと比べて、ドイツの児童文学と映画の関係はどこかおかしい。
戦争に負けたせいなのであろうか?


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