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241.大映(60年~71年)

2005.08.14

足にさわった女 1960 大映

美しいスリとそのスリを追う刑事の物語。


東海道線上り特急に乗り込んだ非番の刑事北の隣には、女スリさやがいる。
しかし現行犯でないと逮捕できない。
北は足を洗うように薦めるが、彼女は北をまいて消えてしまう。

彼女は厚木の亡父の法事を行いたかった。
しかし大切な法事の金をすられていることに気付く。
彼女は作家の五無康祐を騙して7万円を巻き上げる。
彼女は法事のために昔の親戚を探すのだが・・・

京マチ子は僕のタイプではないが、この映画に限ってはチャーミングだ。
さすが大女優だ。化けてしまう。

ハナ肇は映画初出演だったのか?
最初から押し出しの強い演技で、喜劇は様になっていた。

この後、東宝で無責任男、クレージーシリーズ、さらに松竹でもヒットを連発する。
船越英二、大辻伺郎、杉村春子もおいしい役どころだった。
チョイ役で田宮二郎が出ている。

監督を変えて、3度目の映画化である。
増村保造監督のコメディはあまり見ない。
この作品もラブコメなんだけど、ギャグコメにはならない。
主役が京マチ子だから、おとなしめなのかな。
若尾文子だったら、もう少しハチャメチャになったであろうが。

キャスト(役柄)

京マチ子 (ヒロイン・女スリ塩沢さや)
ハナ肇 (無骨な刑事北八平太)
船越英二 (軟派な小説家五無康祐)
大辻伺郎 (少し頭の足りない、女スリの弟分)
杉村春子 (ベテラン女万引)
田宮二郎 (雑誌記者)
見明凡太朗 (警視庁の警視)
多々良純 (京マチ子に色目を使い、すられる重役)
植木等 (乗客)
浦辺粂子 (謎の老婆)
潮万太郎 (厚木の巡査)
江波杏子 (京マチ子の遠い親戚)

スタッフ
監督 : 増村保造
製作 : 永田雅一
脚本 : 和田夏十 / 市川崑
撮影 : 村井博

2005.06.30

越前竹人形 1963 大映

喜助の父は竹細工の名人だったが急逝する。
女郎の玉枝は喜助の父に可愛がられていたため、墓参りに訪れる。
そこで玉枝を見初めた喜助は身請けしたいと言う。
玉枝は少し考えさせてほしいと言ったが、結局村へやってきて結婚する。

しかし喜助は母の面影を玉枝に見て、抱こうとしない。
セックスレス夫婦である。
女盛りである妻の玉枝は昔の客が偶然訪ねてきたおりに過ちを犯してしまう。

喜助は次第に自分自身を持て余し出し、玉枝の女郎仲間お光を抱きに行くが、そこで父と玉枝の間には何もなかったと知らされる。
喜助は喜んで家に帰り、ほんとうの夫婦になろうと玉枝に言った。
しかしその時玉枝は妊娠していた・・・

夫婦のセックスレス問題を先取りにしたようなテーマだった。

原作でも喜助は21歳だが、女に疎い。
それを当時24歳の山下洵一郎(大怪獣ガメラ)は演技力でカバーしてる。
ただ、何しろ山下はあの通り、二枚目である。
もっとマザコンを前面に出せる頼りない役者の方が良かったのではないか。

若尾文子はまずまず、の演技である。
中村玉緒と中村鴈治郎の親子がおいしいところを持っていった感じがする。

監督 : 吉村公三郎
製作 : 永田雅一
原作 : 水上勉
脚色 : 笠原良三
撮影 : 宮川一夫 (カメラは絶品である。)
音楽 : 池野清

キャスト(役名)
若尾文子 (玉枝)
山下洵一郎 (喜助)
中村玉緒 (玉枝の女郎仲間・お光)
中村鴈治郎 (船頭)
西村晃 (スケベな番頭忠平)


2004.11.26

燃えつきた地図(1968)大映

勝プロ作品。
勅使河原宏監督、安部公房原作脚色、武満徹音楽。
砂の女の黄金コンビがあの勝新太郎と一緒になって、この名作小説「燃えつきた地図」をどう料理するか?

「他人の顔」同様に現代社会に生きていくことへの不安感を描いている。
すべての束縛、しがらみから解放されたとき、現代人は幸せを感じてしまうようになってしまった。
これは決して30年前の話でなく、我々もそういうことを心のどこかで期待している。
最近は蒸発でなく引きこもりが流行だ。
その話のもとには、男性の性欲減退があるんじゃないか。



勝新太郎
は思った以上のできだ。
この人は何を言ったって、勝新のせりふにしてしまう。
安部公房が書いたせりふでもだ。
ベッドシーンでのパンツ一丁の姿ものちの有名な事件を思い出させてくれた。


市原悦子が「他人の顔」の京マチ子や「砂の女」の岸田今日子同様に脱いでいるんだが、これは作者や監督の趣味なのか?
怖いもの見たさのシーンだった。

吉田日出子が事件の鍵を握る喫茶店のウェイトレス役で出ていた。
ゲバゲバ90分以前の姿は始めてみると思う。

寅さんこと渥美清も松竹からの客演だろう。
テレビ版寅さんのさくら・長山藍子がストリッパー役で出てきた。今よりおばさんに見えた。昔はいろいろな役をやっていたんだなあ。

2004.11.11

でんきくらげ 可愛い悪魔(1970) ダイニチ映配

大映最後のヒロイン渥美マリの軟体動物シリーズ。


若い頃の平泉征が歌手役で出てくるぐらいで、有名な役者はほとんどでていない。
渥美マリの多芸なところもフィーチャーされていない。
彼女のパンチラシーンや、ラストを飾る全裸シーン(背中だけ。)ぐらいしか見せ場はない。


この映画では渥美マリが男を滅ぼすわけではない。
彼女はモデルとして成り上がるが、最後に躓きスターの座を追われる。
それでいて本人に悲壮感はなく、いたってさばさばしている。
そう言う彼女が、つかみ所がなくて、軟体動物シリーズの中でももっとも軟体動物らしかった。

それだけに映画の造りが雑なのが残念である。
こんな映画を作っていちゃ大映も潰れるのも当然だ。


gooのあらすじは、見たバージョンと少し違っていた。
編集がいろいろあるようだ。

2004.11.08

すれすれ(1960) 大映

「第三の新人」吉行淳之介の映画化というから、どんなのだろうと思ったら、
単なる女性にだらしない男の風俗映画だった。


川口浩川崎敬三が兄弟分のハンカチタクシー屋(白タク)、二人とも女にだらしがない。
川口浩は、お嬢さんの弓恵子に一目惚れ。
しかし彼女はお堅く、彼は溢れる性欲を適当な相手でお茶を濁す。
幼なじみの穂高のり子と一晩を過ごすが、穂高は死んだ父に憧れていた。
川口の父は名うてのドンファンだったという。
川口は父ゆかりの女性を捜して父がもてた理由を聞き出そうとする・・・


goo:すれすれ

弓恵子は主演を張っていたのだな。
昔から美人だとは思っていたが、テレビでは脇ばかりやっていた。。

大映の新人女優になると、一度は主役になることができる。
穂高のり子も一度は主役を張っていた。

2004.09.27

夜のいそぎんちゃく 1970 ダイニチ映配(大映)

ド派手な超美人、渥美マリ主演の軟体動物シリーズ第四弾。
今回、渥美マリの魅力に溺れるのは重鎮・千秋実
ウルトラマンタロウ篠田三郎
大映の脇役陣金子研三酒井修の四人。
弓削太郎監督作品。

適当に撮っているため、映画の作りがちゃちだし、肝心のお色気も少なかった。

しかし渥美マリの演技力を再認識した。
本人は演技で勝負したかったと思う。
大映が傾いて日活と提携をする時代だけに、会社としては脱いでもらわないと困る。
それで悩んでいたのではないか?
もう少し遅く出てくれば、日活ロマンポルノで性格女優になれただろう。

歌手の役であるため、歌うシーンもふんだんに取り入れている。
シャンソン・フォーク系のようだ。
レコードも出している。
歌唱力は同世代歌手では、ぶりっこ小川知子や、お色気熱唱の辺見マリにはかなわない。
しかし「オー!モーレツ」の小川ローザには圧勝している。

千秋実はキリスト教の牧師の座を捨ててまで渥美マリにつくし、最後に捨てられる。
あの教会はどこなんだろう。
よく撮影を許可したなあ。

goo:夜のいそぎんちゃく

渥美マリのデビュー作は「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」(1968)
ケバイお姉ちゃんに僕ら子供たちは胸をどきどきさせたものだ。
それから二年間で、さらによく育ったものだ(笑)


ところがそのまた二年後、岡崎友紀、純アリスのTBS「ママはライバル」(父親は高橋悦史)に出演していた。
僕らは渥美マリの映画でのイソギンチャクぶりを知らずにテレビを見ていた。
この落差が渥美マリの魅力か。


2004.09.12

女の一生(1962) 大映

布引けいの「女の一生」。
文学座杉村春子の当たり狂言に京マチ子が挑戦、
監督増村保造、原作森本薫、脚色八住利雄。
出演:京マチ子、高橋昌也、田宮二郎、叶順子、東山千栄子、小沢栄太郎


日露戦争が終った日、養親に家を追い出された布引けい(京マチ子)は東山千栄子に拾われ、堤洋行の奉公人となる。
頭の良い彼女は、次第に商才を表した。
彼女は次男の田宮二郎と好き合っていた。
しかぢ母東山千栄子は自由主義者の田宮を嫌い、けいと長男の高橋昌也を結婚させてしまう。
彼女も堤家そして堤洋行を守ることに一生を捧げようと誓う。

結婚して10年。田宮二郎はシナに渡り、けいは堤洋行の仕事にのめり込んでいた。
高橋昌也と娘はけいに放り出されて、ふてくされている。

さらに20年後、日本は泥沼の日中戦争に突入していた。
けいは堤洋行のため軍部に近づいた。
田宮二郎が久しぶりに内地へ帰ってくる。
彼は中国人と通じていて憲兵に追われていた。
けいは堤洋行を守るため、田宮を憲兵に売るのだった。


goo:女の一生

何とも言えない作品だった。
ただ淡々と40年の時間が過ぎていく。
でも思ったより京マチ子は好演しているのかも知れない。
演出も舞台劇ほどしつこくない。


次のサイトによると舞台の女の一生には2パターンあるそうだ。
最初のは戦前に上演したため、最後のシーンが戦中の勇ましい頃の日本だ。
もう一つは戦後に上演したもの。
ラストは有名な空襲後のシーンである。
もちろんこの映画は後者に近い。

『女の一生』をくぐるためのメモ

2004.09.10

ある殺し屋(1967) 大映

大映フィルムノワールの傑作である。
藤原審爾原作。
森一生監督、
増村保造、石松愛弘共同脚本。


市川雷蔵はしがない飲み屋の親父。
しかしそれは世を忍ぶ仮の姿で、正体は必殺仕事人顔負けの殺し屋だった。
土建会社幹部成田三樹夫は彼に、暴力団組長を始末してもらいたいと、依頼する。
市川雷蔵は一度は断るのだが、社長の小池朝雄自ら口説かれると、仕方なく引き受けた。
雷蔵はパーティーに芸人として乗り込み、無難に仕事をこなし報酬を手に入れる。
成田は雷蔵の手にした巨額の金に目がくらみ、野川由美子とともに横取りを企む。

最初の事件のシーケンスと次の事件のシーケンスをパラレルに見せるところがフランス映画っぽかった。
アラン・ドロン主演「サムライ」(武士道を重んずる殺し屋の話)と同年公開も何か関係があるのか。
上映時間が短いのは、何か他の映画の併映だったんだろうな。
ご都合主義の塊のようなお手軽映画だが、それでも力が入ってない分、面白い。

goo:ある殺し屋

日テレ系の昼の映画で何度も見ているが、今回のビデオは画像が綺麗で見違えた。
野川由美子って、美人だったんだな。
顔のパーツが大きいのはわかっていたが、若い頃は実に美しい。歯並びは悪い。
成田三樹夫の坊ちゃん刈りもキュートだ(笑)。
市川雷蔵に「若いなあ」と言われるところが印象深い。

しかし今回見て初めて気づいたことがある。
小林幸子が女中役で出ているのだな。
今と変わらない、歌手の演技だった。(つまり大げさだ。)

2004.07.22

黒の試走車(1962) 大映

大映の「黒」シリーズ第一弾。
梶山季之の原作を増村保造が映画化。
のちの「黒」シリーズは川崎敬三や宇津井健が主演したこともあったが、やはり「黒」のシリーズといえば、田宮二郎かな。

しかしこの作品では真の主演は高松英郎だと思う。
高松が付け狙い最後に倒す強敵が、関東軍上がりの菅井一郎だ。
田宮二郎は二人の死闘の傍観者に過ぎないと思う。


タイガー自動車は、路上で試走を行うが、車は横転し炎上する。
しかもタイガー自動車の企画部長高松英郎はライバル・大和自動車にその情報をスパイされていることを知る。

逆に高松は大和自動車の新車情報をスパイしようと企てる。
しかし大和自動車にはベテラン企画本部長菅井一郎がおり、一筋縄で情報を取れない。
仕事の鬼であった、企画部員田宮二郎は恋人叶順子を菅井に抱かせて、彼が入浴している最中に新車の価格情報を盗み出させる。
しかし田宮は自分のやってることに次第に疑問を抱きはじめた。

タイガーの新車はついに発売され、好調な売れ行きだ。
そこへ業界紙の上田吉次郎がとんでもない情報を持って飛び込んできた…


他に出演は船越英二

クレジットとあらすじ

関東軍特務機関上がりのベテラン菅井一郎に、おそらく終戦時下士官ぐらいの高松英郎がスパイ合戦を挑み、最終的に決定的勝利を収める。
高松英郎が業界でもナンバー1のスパイになったわけだ。
多分出征しなかった田宮二郎はそんな汚い産業スパイの世界が嫌になったのだろう。


昔の会社がバイタリティを持っていた時代の話だ。
モーレツ社員、会社人間、今から考えるとすべてが遠い昔話だ。
でもこういう時代はあったのだ。
元軍人が企業戦士として戦っていた時代。
彼らは完全に企業に帰属していた。
これが高度成長時代なのだ。

そんな高度成長時代も団塊の世代が幅を利かせ始めて、いつの間にか終焉を迎える。
この映画のような形で会社に帰属している連中なんて絶滅して久しい。

昔のモーレツ社員が企画部員の名で産業スパイをしてたことは想像に難くない。
軍隊的な要素は、どの会社にもあった。
大きな産業スパイ事件も有名コンピュータ会社がIBM相手にやって以来、聞かなくなった。

一方70年代以降、公害トラブルのもみ消しなど、企業とアングラ業界との癒着がすすみ、企業舎弟がはびこっている。
他社の情報が欲しい場合、社員を動かすより、企業舎弟にスパイのアウトソーシングした方が効率が良いのではないか。

今では総務関係部員がそういう企業舎弟の窓口代わりになっている。
こんなことをやるためにこの会社に入ったわけではないぞ!と言いながら、毎日嫌な仕事を押しつけられているのだろう。


叶順子ちゃんはいつもながら暗い女をやらせたら、大映じゃ右に出るものはいない。
魅力的だ。
顔じゃなくて、全身から醸し出す雰囲気が魅力的。
松竹の炎加世子と比べて良いかわからないが、炎加世子は何かしでかすかわからない魅力だ。
しかし叶順子はアンニュイなんだな。
言われない限り自分から動こうとしない。それも魅力。



2004.05.28

不信のとき 1968 大映

◆ 2004年01月29日(木) 
No.128
監督 : 今井正
製作 : 永田雅一
原作 : 有吉佐和子
脚色 : 井手俊郎
配役:
田宮二郎 (浅井義雄)
岡田茉莉子 (浅井道子)
若尾文子 (米倉マチ子)
加賀まりこ(マユミ)
三島雅夫 (小柳幾造)

有吉佐和子が日経新聞に67年1年間連載した小説を映画化した。
人工授精をテーマにした、当時話題のジャンルといえよう。
(有吉佐和子は立派なトレンド作家だ。)
田宮ファンの俺も岡田茉莉子と若尾文子の顔合わせが興味深かった。

(なお、米倉涼子主演で2006年ドラマ化されている。)

☆ネタバレ注意☆

浅井は宣伝部長。
小柳は取引先の社長で羽振りが良い。
二人は食事に出かけると、そこには小柳の情夫マユミがいた。
実は彼女は妊娠しているが生む気がないらしい。
しかし小柳は何としても産ませたい。
浅井はふたりの仲裁にはいる。

浅井は銀座のマチ子とつきあっていた。
突然、マチ子が妊娠したと言い出す。
浅井と妻の間には結婚して10年間、子どもは出来なかった。
マチ子は生まれ故郷で子どもを生む。
浅井はマチ子の枕許へ駆けつけ、子どもを抱いた。
これが子どもというものか。

東京へ帰ってきた浅井に、妻道子は驚くべきことを言った。
「赤ちゃんができたの、4ヶ月よ。」
はじめは何のことかわからなかった。
次第に喜びが沸いてきた。
子どもは男の子だった。
とても父親に懐いている。

たまにマチ子のご機嫌を取っておこうと、彼女のアパートに行くと、腹痛がするという。
結局盲腸で入院することになった。
ところが道子とマチ子が病院で鉢合わせしてしまう。
自宅に戻ってから浅井は妻に平謝りだ。
妻は変なことを言う。
「マチ子の娘はあなたの子ではない。」
どういうことだと、問い質すと、「あなたは先天性無精子症で子どもの出来ないからだなの、だから私も人工授精したの。」
浅井は驚いた。
回りの女に騙されていたのは俺だったのか。

そしてマチ子に「俺は「無精子症」らしいから、君には僕の子を産めるわけがない。」と言うと、逆上して、二人の関係を示唆する怪文書を会社に送る。
マチ子は会社の会長のお気に入りだったから、話は会社中に知れ渡っている。

久しぶりに小柳に連絡した。
しかし小柳も子どもをマユミに押しつけられ、妻には逃げられ、それどころではなかった。

嘆息していたら、昔わけありだった人妻とばったり再会した。
子どもを連れている。
子どもが遊びに行かせておいて、「実はあの子はあなたの子よ」と打ち明ける。
浅井は自然と微笑みがこぼれてくるのであった。

最後の浅井の笑顔の意味をどう取るかで、映画の意味も変わってくる。
やっぱり俺だって子どもぐらい作れるんだ、という笑いか、
それともどいつもこいつもウソをついてやがる、と言う笑いだろうか。
まあ再検査をお勧めします(笑)

のっけから加賀まりこの手ぶらヌードだったから、期待がふくらんでしまったが、
結末はブラックユーモアだった。
男は何を信じて良いのやら。
ただし。小説の終わり方と映画の終わり方にはずれがあるような気がする。

今井正としては次作「橋のない川」にお金を掛けるためにやむを得ずした仕事と言う気がするが、
さすがに巨匠だ。よくまとまっていた。


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