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283.日本映画(00年代)

2013.07.05

夕凪の街桜の国 2007 アートポート

「夕凪の街桜の国」という6年前のDVDがレンタル落ちで安く出ていたので、買い求めた。
好きな田中麗奈と中越典子が出ている反戦映画である。
訴えたいことはそれだけではない。
被爆者の子供にDNA異常が遺伝しているかも知れないことから来る結婚差別問題だ。
考えたことがなかったので、虚を突かれた思いがした。

遺伝は医学的には否定できないようだ。
それでも後天的に三大成人病が起きる確率と比べて、有意かどうかわからないのかな。
もちろん広島大学原爆放射線医科学研究所と長崎大学原爆後障害医療研究所、福島大学環境放射能研究所では日夜研究が行われているだろう。
とくに長崎は他人事ではないから、早期解明を望む。

ショックだったことは別にもある。
この映画を家族に見せてやろうと思ったが、みんなが拒否したと言うことだ。
差別がある事実を知るより、そんな事実すら耳に入れたくないのだ。
知らない方が幸せかも知れない。
でも私は知らないわけにいかない。損な性分だ。

あらすじ

映画はまず昭和33年の広島から描いている。
前半の主人公皆美(麻生久美子)は復興の進まない広島のあばら屋で母と暮らしていた。
ともに被曝しており、父と妹を失っていた。
弟の旭だけは千葉に疎開していて無事で、そちらで養子になっている。
ある日、皆美に原爆症を症状がとうとう現れる。
終戦後、一度も広島に顔を出さなかった旭が見舞いにやって来て、広島大学へ進学することを決めたという。
しかし皆美は入学式を待たずなくなった。
時代は変わって平成19年の東京。
旭(堺正章)は定年を迎え、最近挙動が不審である。
長女の七波(田中麗奈)は旭を尾行する。


原作 こうの史代(2004年文化庁メディア芸術祭漫画部門大賞)
監督 佐々部清
脚本 佐々部清、国井桂
配給 アートポート

出演

石川七波 田中麗奈
平野皆実 麻生久美子
打越豊     吉沢悠
石川旭(青年期)伊嵜充則
利根東子 中越典子
太田京花 粟田麗
平野フジミ 藤村志保
石川旭     堺正章

映画受賞歴

第32回報知映画賞主演女優賞(麻生久美子)
第81回キネマ旬報ベストテン第9位
第62回毎日映画コンクール女優主演賞(麻生久美子)
第50回ブルーリボン賞主演女優賞(麻生久美子)
第17回日本映画批評家大賞作品賞、審査員特別賞(堺正章)

予告編
http://www.youtube.com/watch?v=K3bW_I9bC2w

2012.11.16

かもめ食堂 2006 日本・フィンランド

フィンランド映画のような日本映画。
フィンランド人と知り合いたくなる作品もである。

サチエはヘルシンキで突然おにぎりのレストランを開く。
しかし、フィンランド人は遠巻きに物珍しげに眺めるだけで、入ってきたのはガッチャマンの歌詞を知りたがる日本お宅の青年だけ。
サチエは街で観光客のミドリと偶然出会うが、彼女がガッチャマンの歌詞を覚えていて二人は意気投合した。
ミドリがお店を手伝うようになってから、少しずつお客は入り始める。
ある日から、マサコという中年女性が毎日客として訪れるようになる。
航空会社が彼女の荷物を紛失して困っているという。
何日かたってついに発見されるが、中身は何故か山で採集したキノコだった。
マサコもヘルシンキになじんで、かもめ食堂を手伝うようになる。
そんな中、いつもお店をにらみつけているフィンランド人の中年女性がいた。

「やっぱり猫が好き」の三人姉妹から室井滋を抜き、片岡はいりを入れた組み合わせ。
三人の醸し出す雰囲気は独特であり、これぞ日本的といえる。
フィンランド映画の一種の「やる気のなさ」とも合っている。
もし室井滋を起用してしまうと、この雰囲気は出せなかった。

撮影、美術はフィンランドスタッフに任せているのも素晴らしい。
人の演技にフィンランドの自然や家具が調和していた。

かもめ食堂は、日本人が経営しているわけではないが、実際にヘルシンキに存在して営業しているそうだ。


監督 荻上直子
脚本 荻上直子
原作 群ようこ
撮影 トゥオモ・ヴィルタネン
美術 アンニカ・ビョルクマン
音楽 近藤達郎
主題歌 井上陽水


出演
小林聡美 (サチエ)
片桐はいり (ミドリ)
もたいまさこ (マサコ)
ヤルッコ・ニエミ
タリア・マルクス
マルック・ペルトラ


2012.09.14

ALWAYS三丁目の夕日 2005 東宝

日本アカデミー賞を総なめにした作品だが、CG特撮を多用してノスタルジーを演出する映画は好きではない。
いくら精度を上げても、アラが見えてしまうのだ。

昭和33年のお話。
夕日町の自動車修理工場「鈴木オート」に集団就職で六子が上京してきた。
一方、文士の茶川は飲み屋の女将に子供を押しつけられるが、その子が自分のファンだと知ると悪い気がしない。
力道山の世紀の試合の日、鈴木オートにテレビがはじめて届くが、近所の人を集めて観戦する最中に故障してしまう。茶川は修理するが、一層悪化させる。


多くのエピソードが並んでいるが、ばらばらでぶつ切れ。
ただ、CG技術の粋を見せられただけだ。
しかも、それも時とともに古くさくなって見られなくなる。
最新技術なんてそんなものなのだ。
映画に最新技術は必要ない。


監督 山崎貴
特撮監督/特技監督 山崎貴
脚色 山崎貴 古沢良太
原作 西岸良平

出演
吉岡秀隆
堤真一
薬師丸ひろ子
小雪
堀北真希
三浦友和

ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ 東宝 2010

フジテレビドラマ「ライアーゲーム」の映画オリジナル版。

リンゴ三つの内からどれを選ぶかというゲーム。
全員一致すれば、全員一億円獲得だが、一人だけ裏切ると裏切り者は賞金獲得し、残ったメンバーは-1億円。
-5億円になれば敗退である。
ナオと秋山は勝ち抜けるのか。


ナオ役の戸田恵梨香はSPECなど人気作品に出演しているが、若い頃とはだいぶんイメージが違ってしまった。
この作品は顔が変わる以前にパート1が始まり、顔が変わったあとにパート2が放送された。
だからイメージが整合していない。
2012年の次回作「ライヤーゲーム-再生-」では戸田は降板して多部未華子が主演している。


劇場で見たが、脚がしびれるほど長かった。
だめ押しされたような気がする映画だった。


監督 松山博昭
脚本 黒岩勉 岡田道尚
音楽 中田ヤスタカ
撮影 宮田伸


出演者
戸田恵梨香
松田翔太
鈴木浩介
吉瀬美智子
渡辺いっけい

ジョゼと虎と魚たち 2003 アスミックエース

障害者の恋愛を真正面から描いたなかなかの名作。
脚本の勝利だろう。


学生で麻雀屋でアルバイトしていた恒夫は、謎の老婆が何か乳母車のようなものを押しているという話を聞く。
はじめは都市伝説だろうと思っていたが、ある朝実際にその老婆を見る。
あとを付けると、乳母車に乗っていたのは同年配の若い女性だとわかる。
娘はジョゼと名乗る。彼女は脚が不自由だった。


二人が別れるわけは描かれていない。
しかしその前の旅行のシーンで別れそうだなと思った。
男は疲れ切ったのだろう。


監督 犬童一心
脚本 渡辺あや
原作 田辺聖子
プロデューサー 久保田修 小川真司
撮影 嶌井孝洋
音楽 くるり

出演
妻夫木聡 (恒夫)
池脇千鶴 (ジョゼ)
新屋英子 (ジョゼの祖母)
上野樹里 (香苗)
SABU
大倉孝二
荒川良々
西田シャトナー
真理アンヌ

2012.09.11

下妻物語 2004 東宝

各種映画賞を受賞して海外でも公開された作品。
見てみると確かに下妻には無国籍の香りがする。
嶽本野ばらの原作は読んだことがなかったけど、見た通りのコメディタッチの作風だろうと想像される。


ロリータファッションに身を包む桃子はふとしたことからヤンキーであるイチゴの戦闘服の刺繍をしてやる。
それが縁で二人は親友になる。
やがてレディースの集会より桃子と会うことを優先したイチゴはレディースのメンバーにリンチされる。
それを見た桃子は両親の血のスイッチが入ってしまい、レディースを蹴散らす。


深田恭子の出世作だ。
このおかげでホリプロでも綾瀬はるかはいまだに深田にかなわない。
(石原さとみは綾瀬はるかより格下である。)
男は見て面白いと思ったが、多少冗長に感じた。
女性は楽しめたのだろうか?


監督 中島哲也
脚色 中島哲也
原作 嶽本野ばら
撮影 阿藤正一
美術 桑島十和子
音楽 菅野よう子
音楽プロデューサー 金橋豊彦

出演
深田恭子 (桃子)
土屋アンナ (白百合イチゴ)
樹木希林 (祖母)
宮迫博之 (父)
篠原涼子 (母)
阿部サダヲ
岡田義徳
小池栄子
矢沢心

2012.09.10

嫌われ松子の一生 2006 東宝

53才で殺されたおばの謎の人生を甥がひもといていく。
ミュージカル部分を含め昭和テイストをたっぷり込めて送る異色作。
中谷美紀が日本アカデミー主演女優賞を獲得した。


中学教師の松子は教え子龍の万引きに絡んで退職させられる。
その後、堕落を続けた松子は雄琴のソープ嬢にまで落ちる。
そこで同棲していた男が浮気したので、かっと来て殺してしまい、懲役刑となる。
刑期を終えて出てきた松子を支えたのは、かつての囚人仲間めぐみだった。
やがてヤクザになった教え子龍と再会し愛し合うが、龍の逮捕で二人の関係は終わる。
以来、俗世との関係を断ち、光GENJI内海光司の熱狂的おっかけとなった松子だったが、ある夜不良中学生に絡まれ無残な最期を遂げる。


殺人事件という重いテーマなのにミュージカル手法を用いるという変わったタイプの映画。
中谷美紀の鬼気迫る演技に圧倒される。
瑛太も良い味を出していた。
反面、それ以外の有名俳優陣が演技で抑えすぎている。
2時間10分という長丁場の映画なのだから、各人の個性を生かして欲しかった。


監督 中島哲也
脚本 中島哲也
原作 山田宗樹
エグゼクティブプロデューサー 間瀬泰宏 小玉圭太
撮影 阿藤正一
美術 桑島十和子
音楽 ガブリエル・ロベルト
音楽プロデューサー 金橋豊彦


出演
中谷美紀 (川尻松子)
瑛太 (川尻笙)
伊勢谷友介
香川照之
市川実日子
黒沢あすか
柄本明
木村カエラ

2012.09.08

ゼロの焦点 2009 東宝

昭和30年代、ようやく戦後も落ち着きを見せ始めた時代、新妻禎子は鵜飼を出張で北陸路に送り出す。
しかし夫は帰ってこなかった。
禎子は金沢に入るが、そんな彼女を待っていたかのように、義兄の殺人事件が起きる。
夫の北陸での生活をよく知っているという佐知子と禎子は知り合うが。


友人は主演の広末涼子がイマイチといっていたが、僕はそうは思わなかった。
彼女は彼女なりに良く演じている。
それより全体にホラー色があり、それに合わせて中谷美紀がやり過ぎているのだ。
まるで松本清張を横溝正史の様に扱う、監督の演出にこそ問題があると思う。

前回の61年の映画と比較すると、
久我美子<広末涼子
高千穂ひずる>中谷美紀
有馬稲子>木村多江


監督 犬童一心
脚本 犬童一心 中園健司
原作 松本清張
製作総指揮 島本雄二 島谷能成

出演
広末涼子 (鵜原禎子)
中谷美紀 (室田佐知子)
木村多江 (田沼久子)
杉本哲太
西島秀俊
鹿賀丈史

空気人形 2009 アスミックエース

アイデアが凄いし、韓国人を主役に起用するのも凄い。
日本人だとどうしても生々しさが感じられるので、人形に感じられない。


ファミレスのダメ店員秀雄のストレス解消法はダッチワイフとの会話。
しかしダッチワイフはある朝自分の体が人間のように動くことに気づく。
持ってはいけないと言われる心を持ってしまったのだ。
やがて服を着こなして外出するダッチワイフ。
一軒のレンタルビデオ店を見つけ、そこでアルバイトすることになった。


最後の終わり方をどうするかと思ったが、刃傷沙汰で終わった。
要するに無理心中だ。
日本的な終わり方だった。


しかし全体的に優秀な作品だ。
空気のような存在に過ぎない我々、しかしそんな我々も何かを感じて生きている。


監督 是枝裕和
原作 業田良家
撮影監督 李屏賓
美術監督 種田陽平


出演
ペ・ドゥナ (空気人形)
井浦新 (レンタルビデオ屋店員・純一)
板尾創路 (ファミレス従業員・秀雄)
高橋昌也
余貴美子 (受付嬢・佳子)
岩松了 (スケベな店長・鮫洲)
柄本佑
星野真里
寺島進
オダギリジョー (人形師)
富司純子

2012.08.29

ヴィヨンの妻 2009 東宝

第33回モントリオール世界映画祭で監督賞に輝いた作品。
太宰治の「ヴィヨンの妻」、「桜桃」をベースにした脚本。
松たか子の魅力も取り入れているが、広末涼子のファムファタールぶりが光る。


大谷は売れっ子作家だが、酒におぼれる毎日。
酒屋につけがたまり、妻佐知(松たか子)が子供を背負い、身代わりになって働く。
その働きぶりが評判になって酒屋は満員になる。
一向に家に帰らない、大谷は酒屋で妻の姿を見て、誰かに寝取られるのではないかと不安を抱く。


原作に沿っているのかと思っていたが、最後は全くちがう。
太宰治生誕100年記念映画だが、松をイメージして脚本を書いたそうだ。
でも松が今ひとつ弾けていないと思った。


監督 根岸吉太郎
脚本 田中陽造
原作 太宰治
エグゼクティブプロデューサー 石原隆 直井里美 酒井彰
製作 亀山千広 山田美千代 田島一昌 杉田成道
撮影 柴主高秀
音楽 吉松隆


出演
松たか子 (佐知)
浅野忠信 (大谷)
室井滋 (巳代)
伊武雅刀 (吉蔵)
山本未來
広末涼子 (秋子)
妻夫木聡 (岡田)
堤真一 (辻)

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