緑の光線 1986 フランス
エリック・ロメール監督がヴェネチア映画祭で金獅子賞を獲得した「喜劇と格言劇集第五話(第四作)」
台本無しの即興映画である。
素人俳優を多用して、意外な効果を得ている。
この作品のおかげでフランス人にも奥手で優柔不断な女性がいることが、よくわかった(笑)
監督 エリック・ロメール
製作 マルガレット・メネゴス
脚本 エリック・ロメール
撮影 ソフィー・マンティニュー
音楽 ジャン・ルイ・ヴァレロ
出演:
マリー・リヴィエール(恋の秋)
ヴァンサン・ゴーチエ
カリタ
マリア・ルイザ・ガルシア
秘書デルフィーヌは夏休みを取るが、一緒にバカンスに行くはずだった友人はキャンセルしてしまう。
彼女は一人旅は嫌いだし、ボーイフレンドもいない。
他の友人が哀れに思い、シェルブールに連れて行くが、いっそう惨めになり、パリに帰ってくる。
アルプスへ行っても、海へ行っても彼女は楽しくない。
そんなときビアリッツの海辺で「緑色の夕陽が見えたとき、本当の自分をしることができる」という噂を聞く。
あらすじを読んでも、あまりおもしろくない。
本質は台詞ではなく、表情にある。
デルフィーヌの優柔不断ぶりがすさまじく、イジイジしてくるのだが、同時に心配してしまう。
それを引き立たせているのが、周囲の素人演技だと思う。
「緑の光線」とはジューヌ・ヴェルヌによって書かれた恋愛小説である。
この映画はこの小説をモチーフにして作られている。
このシリーズは一つの映画に一つのことわざが使われている。
この映画では、
Ah, que le temps vienne... Ou les coeurs sèprennent. (Rimbaud)
が引用されている。

