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☆朗読

2007.08.05

CD 声に出して読みたい日本語 齋藤孝 草思社

日本語ブームの火付け役・齋藤孝先生のベストセラーが、CD付きで出ていた。
もとの本は小学生に音読させることが目的だった。
こちらは大人向けになっている。

のっけから「弁天小僧菊の助」だ。
お腹から声を出している。
詩や漢詩もある。
お経もいい。
古文や俳句、和歌もある。
明治時代の文豪の小説もある。
日本語って良いなあと思う。

昨今英語が日本に溢れている。
その弊害として、日本語から生来のリズム感が奪われた。
まず大人が正しい日本語を喋り、それを子供が真似する社会を作らなければ、日本語はいつの間にか香港みたいになってしまう。

最近、落語の「ジュゲム」が子供たちに人気だ。
これも齋藤先生が一枚噛んでいるそうだ。

ライブドアから再掲示。

斎藤先生はいまやベストセラー連発の人気教授だ。
その著書は、もう飽きた。
結局、最初のこの一冊に彼の言いたいことは尽きている。

2007.07.29

どくとるマンボウ航海記 相原麻理衣朗読

慶応大学医局に勤めていた北杜夫が、船医として水産庁の調査船に乗り込み、世界一周の旅に出かけ、旅先でハチャメチャな目に遭う、楽しいエッセイ集である。

若い頃は、このエッセイを文庫で読んでいた。
病を得て、目で読むのは疲れるので、毎日少しずつ分けて、オーディオブックを聴いてみた。

北杜夫が持つ多面性を感じさせるように読むか、単なる娯楽作品として読むか?
相原麻理衣は後者の戦略をとっている。

北杜夫のクラ〜イ作品をいくつか読むと、その複雑さが残像として残り、この作品の読み方も変わるものだ。
しかし彼女は、そういうしがらみをばっさり切り捨てて、読んでいる。

相原麻理衣はご存知むっつり右門が活躍する、オーディオブック「右門捕物帖」シリーズで有名な声優だ。
講談調の読み方が、ファンに受けている。
podcast時代の落とし子のような女性である。


さすがに現代文では、露骨な講談調子は抑えられている。
それでも、ときどきひょっこり「むっつり右門」が顔を出す。
それも一興である。

朗読者を男優に変えたからといって、面白く読めるとは限らない。

相原麻理衣の起用は、コストパフォーマンスの点でも成功している。
男優で彼女以上の効果を上げようとすれば、ある程度の声優を用意しなければならず、コストアップは避けられない。

単に面白い読み物として彼女の朗読を楽しむ分には、この価格で文句の付けようがない。

どくとるマンボウ航海記 オーディオブック 全話セット

2007.07.28

朗読者としての俳優さん

市原悦子
「日本むかしばなし」で定評があるが、男芝居が巧みであり、松本清張を読ませたら、右に出る人なし。あく、個性は強い。
代表作「巻頭句の女」(新潮社SSWEB)、推理小説なのに、もう何十編も聞いてしまいました。他に「風の又三郎」(宮沢賢治、新潮社SSWEB)。

岸田今日子
ムーミンのアテレコで定評があり、その線で「銀河鉄道の夜」(宮沢賢治原作、新潮社SSWEB)もいいのだが、女を描く「向田邦子作品集」(日本音声保存)がさらに印象的。
2006年末死去。日本の損失である。

橋爪功
男の俳優ならこの人の右に出るものなし。
TBSの「鬼平犯科帳」(CD化されている。ただし二木てるみとのラジオドラマである。古今亭志ん朝の朗読とは違った味だった。)と、開高健の「パニック」(新潮社SSWEB)が良かった。
他に「火垂るの墓」、「蒲団」、「河童」など。

日下武史
劇団四季の重鎮。
この人が読む女性の登場人物はかっこいい。
山本周五郎の「雨上がる」がとくに良い。他に「富嶽百景」(太宰治、以上すべて新潮社SSWEB。)

江守徹
文学座の重鎮。独特な解釈を加えて、読む人だ。
最初は鼻につくのだが、次第に江守ワールドに取り込まれる。
代表作:「罪と罰」(ドフトエフスキー)、「山月記」(中島敦)、「小僧の神様」(志賀直哉、以上新潮社SSWEB)、「ハリー・ポッターと賢者の石」(J.K.ローリング、静山社。)

松平定知(アナウンサー)
NHKではたいして朗読のうまい方ではない。加賀見元アナウンサーや山根アナウンサーなど達人がいるのに、何故かこの人の読む藤沢周平が商品化されている。
代表作:「踊る手」(藤沢周平原作、NHK)

矢崎滋
劇団四季出身。この人の読む宮沢賢治は秀逸である。とくに「カイロ団長」(新潮社SSWEB)のとぼけた味わいは凄いと思った。東大英文科中退。

寺田農
ナレーションや朗読では定評あり。独特なまったりした味わい(というよりじっとり)が好きな人には、お薦め。「D坂の殺人事件」(江戸川乱歩)、「一房の葡萄」(有島武郎、以上すべて新潮社SSWEB。)

徳川夢声
話術の神様。
ラジオ関東での「宮本武蔵」の朗読は有名。新潮社SSWEBで抜粋盤が発売されているので、未聴の方は何としても聞くべし。
府立一中(日比谷高校)を卒業後、落語家を目指していただけあって、講談師も顔負けの語り口調だ。しかも二年間にわたる長丁場である。全体の構成力は凄いの一言。

2007.07.25

ドングリと山猫 宮沢賢治 新潮Web

これも新潮社の朗読HPからだ。
宮沢賢治のこの作品は小学校か中学校の時、誰かが朗読してくれたのを学校放送で聞いた覚えがある。
朗読したのは同級生のH子かN子だったか。
なにしろ二人は双子なので、どちらだったか忘れた。
素人の味も素っ気もない朗読では感動しなかった。

加藤剛の朗読だと、やはり違う。
加藤剛は朗読に関しては下手だと思うんだけど、このような童話は下手な朗読でも味がある。
また、宮沢は擬音語擬態語の使い方が天才的だ。
童話ってのは、当然ながら朗読にマッチする。
太宰だとか宮沢だとか、小説では読みたいと思わないのだが、朗読だとすっと耳に入ってくるから不思議だ。

2007.07.24

さらばモスクワ愚連隊  朗読CD 新潮社

五木寛之の初期小説を、ジェームズ・ボンド若山弦蔵の渋い朗読で楽しむ。

日本の元ジャズ・ミュージシャンが、ソ連邦下のモスクワでジャズ興業を企てるという話。
お話自体はご都合主義だったが、朗読は楽しめた。
実に男っぽい朗読である。
BGMにはモダンジャズがぴったりだ。
ソニー・ロリンズ、デクスター・ゴードンなんかがいい。
バーボンをやりながら聞きたい。ウォッカでもいい。

この作品は、加山雄三主演で映画にもなった。
豪華ジャズメン(日野皓正、宮沢昭、八木正生、鈴木勲夫ほか)も多数出演していた。
加山雄三は、この役には若すぎた。
モスクワの撮影では逮捕される恐れがあったため、モスクワのシーンは吹き替えを使ったそうだ。

2007.07.23

千羽鶴、波千鳥 川端康成 横浜録音図書

日本の美、とくに茶道をテーマにした川端作品。
どちらも松谷染佳(劇団東京ルネサンス)の朗読である。
この人の声では多少合わないかなと危惧したが、心配無用だった。
華やかさを殺して演じていた。

しかしこの作品は、千羽鶴であって千羽鶴ではない。
中編小説「千羽鶴」の第一章「千羽鶴」だけを語っている。
せめて中略してでも、最終章も語って欲しかった。
続編「波千鳥」にしても一章しか語っていない。
なんとも中途半端である。

ビデオ「千羽鶴」

大映が二度映画化している。
1969年増村保造作品(ノーベル賞受賞記念作品)と1953年吉村公三郎作品。
ともに新藤兼人脚本。
実は私もどちらも見ていない。
前者は太田夫人が若尾文子、菊治に平幹二郎、後者は太田文子に乙羽信子、菊治に森雅之。配役の重点がはっきり違っている。
私なら、後者を見たい。

映画でいいから、手っ取り早く「千羽鶴」の筋を知りたい方はこちら
「波千鳥」は菊治とゆきこと結婚するところから、話は始まる。

(懐音堂から再掲)

2007.07.22

富岳百景 太宰治 新潮WEB

太宰が井伏鱒二に2度目の結婚を勧められ見合いした話。(私小説風短編)

富士山が間近に見える御坂峠に宿を取り、井伏と出会う。
そのころは富士など下品だなんだと言っていたのだが、美しい彼女に出会うと富士に対する不信感までどこへやら。
太宰の実家がこの結婚に何の援助もしてくれない。
そのことを先方に話しに行った時も、ご母堂が、身内だけの小さな式で済ませましょう、と言ってくれて、ますます富士を頼りにする太宰だった。

富士に対する感情の変化で太宰の人間不信感が薄らいで行く様子がわかる。
とはいえこの10年後どういう結末になったかは、ご存じの通り。

途中、地元の若者たちに先生、先生と呼ばれている。
すると自分ほど苦悩した人間が、先生と呼ばれるにふさわしい男だと、一人納得するシーンが印象的。

原作はこちら。

2007.07.21

薪能 立原正秋 横浜録音図書

梶けいこの朗読。

さすが題材が純文学だと聞かせる。
1977年に宇都宮雅代がドラマで主演していた。
そのときのイメージと重なる。

昔のような情死は、今ではそれほど流行らない。
周りの反対を押し切って、一緒になってしまうことが多い。
後になってから、泥沼に嵌まるのだ。

戦後没落した上流階級の斜陽感覚を、私は実感できる。
戦後勃興した成り上がり者を祖父に持ち、私は三代目で身上を潰したからである。
だから滅びの美学を意識している。
薪能に幽玄を感じ、その背後にあの世を見る。

立原正秋は、モーツァルトのピアノ協奏曲20番ニ短調に想を得たそうだ。
この曲では、ハスキル、マルケビッチの名盤を持っていた。
しかし昌子の心の中でこんな派手な音楽が鳴っていたんだろうか。
第3楽章が心中のシーンなのだろうか。
ピンと来ない。

(懐音堂から再掲示)

原作:

2007.07.20

グラスウールの城 辻仁成 横浜録音図書

レポーターで活躍する堀英二の朗読。
感情を表にして、読んでいる。

しかし内容が古い。
レコーディングディレクターやマスタリングエンジニアの話だ。
CDが100kHzまで再生出来たら、もっと音楽は素晴らしくなる。とか、
音の神様がいる。だとか、当時の夢が語られている。
今になって聞くと、気恥ずかしくなる。

SACDができて、周波数上限は増加したが、再生音楽は何も変わっていない。
せいぜい音が少し良くなった程度である。
再生音楽は生の音には永遠にかなわない。
イコライザは音を悪くする。
エンジニアの耳も悪くなっている。
また周波数を広げて音の立ち上がりを鋭くするだけでは、音が痩せて感じられる。
音の艶っぽさ、豊かさを感じることはできないのだ。

原作は文庫になったが、絶版になったままである。

2007.07.12

白い人 遠藤周作 新潮CD

第二次世界大戦。
ドイツ軍はフランス・リヨンに攻め込んできた。
ゲシュタポは、坑独運動家を拷問に掛ける。
主人公はフランス人でありながら、ドイツ語通訳として活躍している。
ある日、そこへ昔なじみの神学生ピエールが送られてきた。


遠藤周作の芥川賞受賞作。
重い文章だ。
信仰というものを考えさせる。

サディストである、主人公はピエールの信仰心を試したかった。
信仰を打ち砕き、ピエールをユダにしたかったのだ。


神と悪魔の戦いとしては、中里介山の「大菩薩峠」を思い出す。
これぐらいやってくれた方が、非信者にも楽しめる。

平幹二朗が、サディズトの主人公を好演、いや怪演している。
若さは、さすがになかった。

原作:

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