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750.現代音楽

2007.07.03

ペルト ヨハネ受難曲 ナクソス盤

キリストの受難を描いた作品は数多くあれど、バロック時代、宗教改革後のプロテスタントとくにバッハを我々は思い浮かべる。
20年前、つまり1980年代に作曲されたアルヴォ・ペルトの作品はバッハの受難曲とはスタイルが違い、中世やルネサンス風のコラールを多用していて、女声も入ってくる。
現代のヒーリング音楽のようでもある。
こういう受難曲もあったんだと知り、音楽に対する見方が大きく変わった。


作者はエストニアからの亡命音楽家。
ロシア教会の影響が強く出ている。
しかしラフマニノフの教会音楽とも違うようだ。

2007.05.31

東洋と西洋 長岡京室内アンサンブル インポート・ミュージック・サービス

久々にクラシックのCD新譜を聞いて興奮した。
アンサンブルの響きが特殊である。
何度か聞かないと、判定は下せないが、面白い。
基本になる配列はコントラバスが中央にいて、チェロが両翼にいる。
斉藤秀雄の弟子である森悠子先生の指導である。

http://www.cem-musicdojo.org/

ペルト(「受難曲」で有名な現代作曲家)、武満徹の弦楽アンサンブルから始まり、ピアソラのピアノと室内楽のための作品やバーバーの曲、さらに小学生でも知っている「ふるさと」、最後はニューマン(ミケランジェリの弟子らしい)の92鍵ベーゼンドルファーのピアソラとバラエティに富んでいて実に楽しい。
ポピュラーと現代音楽が素晴らしいマッチングである。

なおこの作品はCDとSACDステレオ、SACDマルチチャンネル5.1chのハイブリッド盤である。
SACDマルチで、この響きを聞いてみたいものだ。
しかしCDでも巧みにホールトーンを取り込んでいる。
ホールの大きさや舞台とマイクの距離など、わかってしまう録音である。
CDにはちょっと高いけれど、その値打ちはある。

長岡京室内アンサンブル〜東洋と西洋

こんな名盤が2年経って、多くのCD屋では欠品のようだ。
HMVでは扱っていた。

2007.05.27

クセナキス 「クセナキス」 エラート(ワーナー)

演奏アンサンブル・アンテルコンタン他(二枚組)
いよいよ、20世紀最大且つ最難関の作曲家クセナキスの登場。
最近はピアノ協奏曲「シナファイ」が某・朝のワイドショー番組で使われ、有名だが、このCDではアンサンブルと、チェンバロ、パーカッションの曲が楽しめる。

トーンクラスターやセリーを総合して、現代音楽を一歩進めた音楽なのだが、意外に聞いていて、さほど苦にならない。
たとえば、ギターで左指をランダムに押さえていて、鳴らし、それが、意外と人間の会話に聞こえることがある。
そんな曲もクセナキスの「発明」だ。

世間では、「確率音楽」だの、大数の法則を使って作曲しただとか、難しい側面だけ捉えられているが、コンピューターの作曲への導入というのは、音の数が非常に大きくなる音楽には必然だったと思う。
実は彼の音楽は、祖国ギリシャのビザンチン音楽そのものだったりするのだ。
彼はルーマニア生まれのギリシャ人で、第二次大戦のさなか左目をえぐられる悲劇に遭っている。
その上、ギリシャの軍事政権で、死刑判決が出されたので、やむなくフランスに亡命した。
フランスでは建築家として成功しながらも、音楽への思いが断ち切れず、メシアンの門を叩き、指揮者シェルヘンらにも薫陶を受け、作曲家としてのブーレーズとは、ライバル関係にあったが、残念ながら2001年この世を去った。

2007.05.26

ペンデレツキ 管弦楽曲集 EMI(2枚組)

「トーンクラスター」の総帥ペンデレツキ、70年代の自作録音。
「広島の犠牲者への哀歌」が入っているお得盤。
この曲は誰が聞いても、阿鼻叫喚を感じるが、実は絶対音楽であり、話題になるように後からタイトルを付けたらしい。

トーンクラスターとは、音の塊、すなわちオクターブ全ての音を出すような「騒音」の類のこと。
恐怖や惨劇、破滅をイメージしていて、ポスト・セリー音楽と言われた。
しかし、誰がやっても同じように聞こえるのが、損なところであり、トーンクラスターは流行らなくなってしまった。
祖国ポーランドの解放後、ペンデレツキ先生は、最近は指揮者としてもお忙しく、その破天荒な指揮ぶりは、一聴に値する。

トーンクラスター音楽を聴いていると、ホラー映画のBGMにぴったりで、「サイコ」や「鳥」などのバーナード・ハーマンのヒッチコック映画に出てきそう。
というか、ハーマンの方が先のような気もする。

ちょうど、鳥や虫が大量発生したときの、騒音が近い。
(「エクソシスト」や「サスピリア」なんて、これから比べると柔らかすぎる。)
20世紀は映像の世紀と言われるが、本当にそうだと思う。
映画が無ければ、こんな音楽も、認知されなかっただろう。

2007.05.05

「セリー主義」 DG (現代音楽)

グラモフォンの「20世紀の遺産」シリーズのCDだ。
中身はオムニバスだ。
ポリーニ、アバド、BPOの現代音楽三羽烏の寄せ集めである。

まずポリーニのブーレーズ・ピアノソナタがあって、アバド指揮のノーノの歌付きパーカション二曲、BPOのシュトックハウゼンが作った3重オケ曲「グルッペン」という具合。
奏者は現代音楽を専門としている(古典をやるのは生活のため)だけに、安心して聞ける。

この手の音は数年前聞いたときは、かえって古いと思ったが、今はどうだろうか。
再び「不安な時代」だけにぴったりの気がする。

音質については、セリーの原理(音の高さ、音の強さ、音の長さ、音のアタック感を指定する)からしても、もっと良くしなければ駄目である。
とくにパーカッションの音楽は、CDでの再生は、無理。
たとえばSACDが現代音楽にぴったりなのに、なかなかどこもやってくれないのは残念。
ようやく最近、DGなどクラシックレーベルが参入してきたので、今後に期待したい。

(転載)

スティーブ・ライヒ 「ベスト」 ノンサッチ

日本企画のベスト。
ライヒを知るには、これで十分だろう。

音楽としては、麻薬的な雰囲気を醸すが、ラウンジな曲もあり、十分親しみが持てる。
また、マリンバ類を好んで使ってるようだ。

ライヒはNY生まれのカリフォルニア育ち、ミニマルミュージックの第一人者。
1936年生まれ。
ミヨーとベリオの弟子だが、コルトレーン・マニアでもある彼は、インドネシアの民族楽器ガムランに触れたことで、セリーに対抗して、自分独自の世界を作るに至った。
作曲の中心はすでに電子音楽であり、テープとくにサンプリングした声を多用する。

しかし、アコースティックを使わないわけではなく、クロノス・カルテットのように、弦楽四重奏団も好んで演奏している。
今、現代音楽界の売れっ子作曲家といえよう。

なお、声入り四重奏曲「ディファレント・トレインズ」は、両親が離婚して、NYとLAに離れて住んでいたので、その間を列車で往復するときの思い出を、描いている。

演奏はスティーブ・ライヒ、クロノス・カルテット、パット・メセニー他。

ケージ「鍵盤楽器のための音楽」 ソニー

ジーン・キルステイン(p)の演奏。
物を弦の間に挟む、プリペアド・ピアノの天才ケージ(1912-92)が自ら推薦した一枚だ。

なにしろ鍵盤楽器の魅力一杯だ。
ピアノがそもそも打楽器であり、弦楽器であることを再認識させられる。
フリージャズの一人ピアノトリオという感じがする。
しかし、キルスティンのピアノはジャズよりも、優しく聞きやすい。

ケージは加州出身のアメリカ人で、シェーンベルクに音楽を学んでいるが、音楽は明るい方だ。
鈴木大拙に禅を学んでいるが、禅宗的な感じはしない。
どちらかというと、アフリカの原始音楽的。
この後の日本の作曲家に与えた影響は大きかった。

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