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心と体

2008.01.03

気楽なさとり方 宝彩有菜 日本教文社

悟り方のハウツー本。
様々な我執を「欲」とこの本では、ひとくくりで呼ぶ。
恐怖もその中に含まれる。

大切なのは、欲のしっぽを捕まえることだ。
見つけ方は、ロゴセラピー(臨床心理士の論理療法)と似ている。
気分(内面)が変わったとき、欲のしっぽが出てくる。


欲の対処方法は、四つある。

まず「気づき」(サティ)である。これは論理療法でも同じのことだ。

次に「感謝」である。
これはキリスト教的方法だ。
にくい相手でも、無理矢理ひとまず感謝して、後から理由をとってつける。

第三に、禅やヨガにみられるような「瞑想」である。

最後は「無償の愛」だ。

また思考をできる限りスロー運転することも、欲とつきあう上での大切なポイント。
呼吸に意識を向けて、思考の暴走にブレーキをかける。
やはり瞑想のことを指している。


この本は、十牛図という禅の教えをもとに書かれている。
しかしその試みは失敗だったと思う。
もっと簡潔に表せるはずだ。



2008.01.01

人生・愛と美の法則 美輪明宏

若者たちの教祖・美輪明宏のNHK人間講座(2005年2月ー3月)を読んで、記憶に残った事を少々書いておく。

フランスのシャンソン歌手には多いのだが、美輪明宏(当時丸山)も日本の元祖シンガーソングライターだった。
アルバム「白呪」には、すごい歌詞を残している。
ぜひお聞きいただきたい。

劇作家寺山修司との会話で、分かった事が有る。
脚本家というものは、自分の台詞の意味をよく考えずに書いている。
かえって俳優や批評家の方が理解している。
しかし良い脚本家は知らず知らずのうちに、素晴らしいドラマを書く。

花のある役者とは、舞台の袖で息を吸って、舞台へ出てきたところで溜めていた息を吐きだす。
また第三の眼(気)でお客様の受信機に何かを送る。
例えば、石原裕次郎がそうである。

結局、この講座の結論は、「この世の中、愛と美さえあれば十分。」
美を何とするかは、人それぞれだろう。
お金が美しいと思う人もいる。
しかし、愛は相手本位の、無償の愛でなければならない。

2007.12.28

NHK人間講座 空海 平安のマルチ人間

もとの番組(全8回)を見ていなかったので、DVDを買った。
母方の祖父が真言宗徒だったので、弘法大師さんには興味があった。

各回のタイトルは次の通り。
1誕生と出家
2入唐求法
3密教受法 
4嵯峨天皇と最澄
5高野山と東寺
6著作と思想
7マンダラと密教美術
8永遠のいのち

密教はヨガと関係が深く、一元論の世界である。
また、アメリカで流行っている、潜在意識を活用する技術(ジョセフ・マーフィー)と源流を同じにするものではないかと思う。

しかし当DVDは高価な割に、内容は歴史を追っているだけで、物足りない。
熱心な真言宗徒専用ソフトなのだろう。

種智院大学教授の諸富本宏先生は、「情報と癒し」という目新しい観点を導入した。
それも、終ってみると、ありきたりな構成に終った。
この番組が描く空海像は、全然マルチ人間に見えない。

司馬遼太郎の「空海の風景」もNHKでDVD化されているが、ちょっと見るべきかどうか考えてしまう。
いっその事、夢枕獏(「空海曼荼羅」編集者)に語ってほしかった。



2005.08.03

実存からの冒険 西研 ちくま学芸文庫

西研は、竹田青嗣の一派(実存主義)に属する在野の哲学者。
東大出。
学者というより解説者と言う方が、ぴたりと来る。

第一章はニーチェを取り上げる。
ルター派の牧師の子に生まれながら、キリスト教批判の急先鋒になった実存主義の哲人であり、45ぐらいで発狂した。
彼の思想は簡単に言うと次の通り。
キリスト教は悪しき平等主義であり、(当時の)ユダヤ人は被害者意識ばかり強く持った、ひねくれ者だ。
真理なんてあるわけないだろう。
人間の生きる意味なんて、他の誰かに決めてもらっても仕方ないじゃないか。
どうせ一度きりの人生なんだから、手作りの価値観を持って、楽しく生きろ。
キリスト教の精神的枠組を突破して、凄い冒険をしてみろ。
そしたら超人と呼んでやるよ。

彼が本来ルサンチマン(恨み辛み)の塊のような人間であった。
そこから脱却し力への意志を求めるために、ひたすら書き続けた。

彼の哲学に相互理解の論点はないと思っていたが、西研によると、さにあらず。
一生懸命頑張ってる人同士は、何も言わなくても分かり合えてるはずだ。

それから民主主義も社会主義も、キリスト教的世界観の枠組の中にある。
非キリスト教的社会主義は、けったいな毛イズムや主家思想のような東洋思想の変形。
あくまで社会主義=マルキシズムといえば、ユダヤ-キリスト体制のなれの果てにすぎぬ。

第二章ハイデッガー。
まず師匠のフッサールの現象学を解説してから、ハイデッガーに移る流れだ。
しかし用語の定義ばかりで読みにくい!
ニーチェと全然違う。
消化不良の欲求不満が残る。
daseinだとか世界内存在など、もっと分かりやすい解説が出来るだろうに。
あるいは、ニーチェと違う点だけ書いてくれれば良かったのではないか。

第三章はヘーゲルだ。
ポストモダンかと思ったが、時代を遡ってしまった。
80年代全盛のポストモダンでは、他者との関係の問題が解けない。
そこで私は国家だと言っているような、ヘーゲルの出番となる。
しかし言葉数が足りない。

読んで面白かったのは、第一章だけだ。
この本は1989年に初版が出ている。その後書いた本はまだ読んでない。
ヘーゲルについて、著者は面白く解説できる人だと思う。

ライブドアから再録

2005.07.15

寝ながら学べる構造主義 内田樹 文春新書

二年前に出て以来増販を重ねるロングセラー。
著者は東大文卒で都立大院出身、神戸女学院大教授。

構造主義前史として、マルクス、フロイト、ニーチェの三人を取りあげる。
とくにフロイトの抑圧説が重要。
たとえば子どもは親に対してばれるわけが無いと思い、平気で嘘をつく。
親は簡単に見破り、子をぶつ。
すると子どもはまたばれまいと思い、嘘をつく。
そしてまた叱られる。
それを何度も繰り返す。

実は親は子どもが嘘つきだと知っている(嘘をつくときの癖など)。
親がそれを知っていることを子どもは知らない。
いやわかるはずなのに、知ろうとはしない。

それが抑圧である。
人間は自分のことでさえ見えていないという証左だ。
だから実存主義には欠陥があるというのだ。

構造主義の始祖として、ソシュールが上げられている。
記号論で構造主義に関わる大発明は、名前が付けられる前から物が存在するのでなく、名前が付けられて初めてその物が実在するのだということ。
しかしこのことは既に言語学者や経済学者によって発見されていて、ソシュールはまとめただけだ。

いよいよ構造主義四銃士の登場。
制度・慣習の歴史を研究したフーコー
文芸批評からテクスト批評を創始したバルト
文化人類学のレヴィ・ストロース
精神分析のラカンの四人である。

(よくわからないから、中略)

と言うわけで本文は終わる(笑)

構造主義とは一言で言って、構造(制度・習慣)が本質に優先していることだ。
ただこの考え方を進めると、思想的に右にカーブを切っちゃいそうだ。

(ライブドアから再掲示)

2005.05.05

ひろさちやの般若心経88講 [文庫] by さちや, ひろ

仏教は実に包容力のある宗教だ。
若い頃は日蓮宗がいいかなと思ったが、体を壊してからは般若心経が面白い。

極端に言えば、相対主義でもいいのである。
夢や希望なんかに、こだわる必要はない。
座標系などに、こだわっても仕方がない。
幸せになる必要はない。
幸せな病人になればいい。

般若心経の真言は、わかりにくい。
ひろ氏によれば、ベートーベンの「歓びの歌」だそうだ。

しかし、その部分の説明が足りない。
相対主義(を超えた唯識論)から、どうして一つの真理に帰着するのか。
ひろ氏の説明でも、すっきりしない。

ここは、密教に関する部分だと思う。
言葉にできないから真言なんだろう。

見仏記 いとうせいこう文、みうらじゅん絵 角川文庫

「けんぶつき」と読む。
みうらじゅんは、仏像を仏(ぶつ)と呼び、小学校時代からの大の仏像ファン。
いとうせいこうも仏像に興味がある。
二人の仏友は奈良、京都、東北、九州と渡り歩く。

二人は、決して仏教のファンではない。
仏像にしか興味はない。
とくに、いとうは和辻哲郎のように仏像の理論的分析を試みる。

一方、みうらの仏の見方は、非常に直観的である。
この仏は加藤登紀子だ、あの仏は高田美和だ、とわかりやすい例で言い切ってしまう。

そして二人が対決すると結局、みうらの直観にいとうは押し切られてしまう。

なかなか面白かった。
読んでるうちに仏像の種類にも詳しくなる。
DVDも出ているそうだ。

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